『ツアー・オブ・タイランド2017 第3ステージ』
【カテゴリー】UCI2.1
【開催地:タイ】Stage 3 : Phitsanulok - Uttaradit Distance=111 km
【開催日】2017年4月3日
【出場選手】入部正太朗 木村圭祐 湊諒 西村大輝 小山貴大 水谷翔
比較的短い距離の111㎞で行われたツアー・オブ・タイランド第3ステージは、大集団スプリントに持ち込まれABERASTURI IZAGA, Jon選手(TEAM UKYO)がステージ優勝しました。
平坦貴重なステージでは時速45㎞超の平均時速が出るこのレースにおいて、111㎞の距離は短い部類に入ります。
スピーディーな展開からレースが大きく動く可能性があるため、どのチームスタートからアタックを繰り返し主導権を握りにゆきます。
エスケープグループが形成されたのは45㎞地点。6名で形成されたこのグループには20歳の小山貴大が入ります。
6名のメンバーのうち大半は国際大会で結果を残してきた強豪選手が揃ったこともあり、ハイペースをキープします。
しかしながら、リーダーを守るVINO‐ASTANA MOTORSも差を1分半ほどに抑えてメイングループを牽引します。ここにはNIPPO‐VINI FANTINIも加わり差を詰めに行きます。
小山らの先行グループは残り20㎞でメイングループにキャッチされます。
スプリンターチーム同士の主導権争いでゴールに向け集団はスピードを上げ続けまました。
ラスト1㎞のクランクコーナーを抜けシマノレーシングからは木村圭祐、水谷翔が好位置に。先頭ではTEAM UKYOのジョン選手が鋭い加速を見せますが、木村、水谷は健闘するもののポジションキープが精一杯でのゴールとなりました。
今日、スタートから動いてエスケープグループに入った小山貴大は高校卒業後シマノレーシングへ加入、1年前のUCIレースではパワー不足から完走したら上出来といったところでした。2年間の鍛練でアジアツアーで立ち回れる力をつけた事を証明。ステージ9位の水谷翔も小山とは同学年ながら、平地ステージのスプリントでは勝利を狙う位置に居ます。
レースも3日間を終え、シマノレーシングは危険な逃げに誰かしらを送り込んでいます。
目標の達成を遂げたわけではありませんが、日々前進している実感があり、明日以降の戦いに期待を抱く内容となりました。
第3ステージ結果
※フルリザルトはこちら(PDF)
STAGE INDIVIDUAL CLASSIFICATION
1 ABERASTURI IZAGA, Jon(TEAM UKYO) 2h23m30s
2 SALEH, Mohd Harrif(MALAYSIA NATIONAL TEAM) +0s
3 SEO, Joonyong(KSPO) +0s
8 木村圭祐 +0s
9 水谷翔 +0s
26 入部正太朗 +0s
62 湊諒 +0s
64 西村大輝 +0s
60 湊諒 +0s
79 小山貴大 +0s
総合成績(第3ステージ終了時)
INDIVIDUAL GENERAL CLASSIFICATION by TIME (YELLOW JERSEY)
1 GIDICH, Yevgeniy
3 MA, Guangtong +5s
2 MARANGONI, Alan +5s
8 入部正太朗 +17s
35 木村圭祐 +1m16s
38 水谷翔 +1m16s
49 西村大輝 +1m16s
57 小山貴大 +1m16s
73 湊諒 +1m16s
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ 小山貴大らの逃げ集団が形成される
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ 道幅の広いタイの道
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ 小山らの逃げ集団はハイペースを刻む
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ 首に氷の袋を忍ばせ体温上昇を抑える
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ チームUKYOのジョンが大集団スプリント勝利