『ツアー・オブ・タイランド2017 第5ステージ』
【カテゴリー】UCI2.1
【開催地:タイ】Stage 5 :Sukhothai-Lampang / Distance=194 km
【開催日】2017年4月5日
【出場選手】入部正太朗 木村圭祐 湊諒 西村大輝 小山貴大 水谷翔
タイランド5日目、第5ステージはこの大会の大きな山場とみられた194㎞のステージでしたが、先頭集団に大きな崩れは無く60名ほどの大集団スプリントに持ち込まれSEO,
Joonyong選手(KSPO)が勝利、シマノレーシングは西村大輝の11位が最高位でした。
ここまで平坦基調であったレースでしたが、第5ステージは194㎞の長丁場後半に標高差450メートル、距離にして7㎞程の登り区間がありこのレースの総合成績が確実にシャ
ッフルされるステージになるであろうと想像されました。
レースはスタートから逃げてゆきたい選手のアタックが続き、中盤4名の逃げ集団が形成されます。
この動きで大集団は落ち着いたペースとなり、146㎞地点から開始される登坂に向け緊張感が高まってゆきました。
体温の上昇は運動能力を著しく低下させるため、シマノレーシング選手は登りの手前で冷えた水を全身に浴び冷却します。
上りに入ると逃げていた選手はすべて吸収され、数名が先行します。
多くの選手が先頭集団からこぼれていったこの状況下で、シマノレーシング選手は5名の選手を前方に残しました。
山頂通過時には7入部正太朗、木村圭祐、西村大輝の3名が飛び出した数名を追う20名ほどの集団に残りますが、下り区間で多くの選手が合流ここに湊諒、小山貴大も含まれ
ていました。
前に形成された7名のグループを20秒ほどの差で追走し残り10㎞地点では集団は60名ほどの一団に。
予想外に大きくなった集団のスプリントで韓国のSEO, Joonyong(KSPO)が優勝、西村が11となりました。
明日は最終日、日に日に調子を上げている入部正太朗の成績ジャンプアップと、25位以内に与えられるUCIポイントの獲得、ステージ優勝をめざします。
第4ステージ結果
※フルリザルトはこちら(PDF)
STAGE INDIVIDUAL CLASSIFICATION
1 SEO, Joonyong(KSPO) 2h44m42s
2 ABERASTURI IZAGA, Jon(TEAM UKYO) +0s
3 HSU, Hsuan Ping(CHINESE TAIPEI NATIONAL TEAM) +0s
11 西村大輝 +0s
19 入部正太朗 +0s
20 木村圭祐 +0s
38 小山貴大 +0s
54 湊諒 +0s
85 水谷翔 +7m53s
総合成績(第5ステージ終了時)
INDIVIDUAL GENERAL CLASSIFICATION by TIME (YELLOW JERSEY)
1 GIDICH, Yevgeniy
3 MA, Guangtong +9s
2 MARANGONI, Alan +9s
10 入部正太朗 +21s
25 木村圭祐 +1m20s
28 西村大輝 +1m20s
36 小山貴大 +1m20s
44 湊諒 +1m20s
75 水谷翔 +9m13s
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ スタートを待つ湊諒
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ 西村大輝がペースを上げる
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ 集団はVINO-ASTANAチームが連日ハードに牽引を続ける
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ レース最重要ポイント予想された山岳でシマノレーシングは3名をメイン集団に残す好走
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ ゴールは韓国KSPOのSEO, Joonyong選手先着
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ ゴール後消火ホースで散水される水を浴び冷却
▲Photo:https://web.facebook.com/tourofthailand/ ゴール後