『西日本チャレンジロードレース』
【開催日】2018/03/11
【開催地】広島県中央森林公園
【レース】11:20スタート 61.5km (12.3km×5Laps)
【出場選手】入部正太朗・木村圭佑・一丸尚伍・湊涼・横山航太・黒枝咲哉・小山貴大・中田拓也・中井唯晶
西日本地区でのシーズン開幕戦となる『西日本チャレンジロードレース』が広島県神韻公園にて開催され、序盤からのエスケープを成功させた4選手の争いとなりマトリックスパワータグの安原大貴選手が優勝、横山航太が3位となりました。
レースは1周目から積極的に動いた入部正太朗ら3名の抜け出しに横山航太が加わり4名でのエスケープグループができます。
▲序盤にできた4名のエスケープがレースを決める
▲後方メイングループもペースをキープ
メンバーは入部正太郎、横山航太のシマノレーシング2名、安原選手(マトリックスパワータグ)、岡本選手(愛三レーシング)。
参加主要チームが入る事で後方大集団との差は1分以上に開きます。2周目にはペースが上がらない集団からマトリックスパワータグのオールイスアルベルト選手が追走を開始。木村圭佑が反応しますがオールイス選手の強力な単独追走に追いつく事ができず単独追走を許してしまいます。
▲力強い走りでインパクトを与えたマトリックスパワータグの新加入オールイスアルベルト選手
▲昨年覇者、木村キャプテンは後方集団でアシストに回る
一時2分あった差でしたが一気に1分以内に短縮、先行4名の中ではオールイス選手のチームメイトである安原選手が居る事により、若干の乱れが生じようとしていました。
チームの数的優位を消費してでも逃げ切りたいシマノレーシングは、入部が積極的な牽引を行い、ペースを保ち逃げ切りを確定させます。
最終回の登り区間に入り入部が数秒先行し、ライバル選手を消耗させます。
入部に追いついたところで横山がペースアップ。入部の追走を担い力を削った岡本選手が遅れましたが、安原選手をふるい落すには至らず。その後の下り区間で岡本選手も先頭に復帰し横山、安原、岡本の勝負になります。
『正攻法でいきすぎた』と悔やむ横山航太選手は、最終ストレートでロングスパートを仕掛けた安原選手の鋭い加速についていくことができず3位という結果に終わりました。
▲最終ストレートでロングスパートを成功させた安原選手(マトリックスパワータグ)が勝利、横山は力尽き3位
メイン集団でスプリントに加わる黒枝咲哉(中央)、中田拓也(手前)
数的優位を利用して勝利に結びつけることができず、エスケープグループ、追走グループ共に課題がのこりましたが、全体として良い動きを見せ本格的なシーズンインを前に確かな手ごたえをつかむレースとなりました。
今回惜しくも勝利に手をかけることができなかった横山航太ですが、昨シーズンからの成長は著しく、今シーズン中の勝利が期待されます。
リザルト
1位 安原大貴 1h35m14s
2位 岡本隼 +1s
3位 横山航太 +3s
4位 入部正太朗 +1m11s
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7位 中田拓也
8位 黒枝咲哉
14位 木村圭佑
15位 湊諒
22位 小山貴大
24位 中井唯晶
▲トラック世界選手権を含めた長期海外遠征から帰国した一丸尚伍も加わり所属全選手が揃いました。