昨年大会からUCI国際レースへとステップアップした「おおいたサイクルフェス」に2連戦に参加しました。
黒枝咲哉の連覇を狙った「おおいたいこいの道クリテリウム」では苦戦を強いられ敗戦。勝利を目指した「おおいたアーバンクラシック」では木村圭佑キャプテンが健闘し9位、UCIポイントを獲得しました。
おおいたいこいの道クリテリウム UCI公認レース
8月10日(土) 12:05- 30km (3km×10Laps) 開催場所:大分市金池南一丁目5番1号地先 大分いこいの道周辺 出走選手:木村圭佑、黒枝咲哉、一丸尚伍、横山航太、中井唯晶
初日のクリテリウムは大分駅前に特設された一周1㎞のテクニカルコース。UCI公認となった昨年大会では地元出身、黒枝咲哉がプレッシャーの中勝利。このレースはディフェンディングチャンピオンとして連覇を目指します。レースは序盤から数名のエスケープグループが形成され、それを主にシマノレーシングが牽引する集団が追走する形で進みます。
▲中井唯晶を先頭にメイングループを牽引するシマノレーシング Photo:Satoru Kato (http://www.cyclowired.jp/)
レース後半、先行する4名のにメイン集団が追いつくかと思われたタイミングでメイン集団から4名がアタックし先頭に合流。8名となったエスケープは勢いを増し、シマノレーシング牽引の追走メイン集団は追い切る事ができず、この時点でエスケープグループから勝者が生まれる事が確定的に。
この日、序盤から先行を続け無類の力を見せていた今村駿介選手(ブリヂストンサイクリング)がスプリントで勝利しました。
シマノレーシングとしては勝利を目指す姿勢を貫きチャレンジしましたが悔しい結果となりました。
▲連覇を逃した黒枝咲哉 Photo:Satoru Kato (http://www.cyclowired.jp/)
おおいた いこいの道クリテリウム 結果(30km)
1位 今村駿介(日本、チームブリヂストンサイクリング) 41分30秒
2位 椿 大志(日本、キナンサイクリングチーム) +0秒
3位 窪木一茂(日本、チームブリヂストンサイクリング) +0秒
4位 イーヴァン・バートニク(カナダ、X-スピード・ユナイテッド・コンチネンタル) +0秒
5位 小野寺玲(日本、宇都宮ブリッツェン) +0秒
6位 内間康平(日本、チーム右京) +0秒
中間スプリント賞
10周回、15周回、25周回完了時 今村駿介(日本、チームブリヂストンサイクリング)
20周回完了時 小野寺玲(日本、宇都宮ブリッツェン)
▼詳しくはシクロワイアードにて https://www.cyclowired.jp/news/node/304219
Photo:Satoru Kato (http://www.cyclowired.jp/)
おおいたアーバンクラシック UCI1.2
8月11日(日) 09:00- 150.8km (11.6km×13Laps) 開催場所:大分スポーツ公園周辺特設コース 出走選手:木村圭佑、黒枝咲哉、湊諒、横山航太、中井唯晶
サイクルフェス2日目はUCI1.2のロードレース。大分スポーツ公園と周辺住宅地を走る150㎞のコースは起伏に富む難しいレイアウト。真夏の暑さも加わり体力の差をあぶりだすサヴァイバルば展開となる事が予想されました。
レースは序盤からアタックが繰り返されるスピーディーな展開に、集団から遅れる選手も見受けられます。
2周回が完了したところで20名ほどの先行集団が形成され、シマノレーシングからは木村キャプテンのみが入ります。チームとしては一旦追いつきたい状況でしたが、ここまでの展開でオーバーヒートぎみとなり、追走の動きを見せる事が難しい状況。他の有力チームのほとんどがメンバーを送り込んだことで差は一気に2分ほどまでに開きます。
シマノレーシングは更にこの日の活躍が期待された湊諒が集団内での接触によりクラッシュしリタイア。他メンバーの体調も万全でなく追走の動機を失う状況になってしまいます。
黒枝咲哉も他チームの選手と小集団での追走を試みましたが成功せず、この時点で先行20名の逃げ切りが既に濃厚に。アシストを送り込むことができず不本意な状況となりましたが、木村キャプテンの走りに託す事となりました。
▲ 先頭集団での攻防に加わる木村キャプテン Photo:Satoru Kato (http://www.cyclowired.jp/)
先頭グループは最終盤のアタックにより分断、木村のグループは追走を強いられます。ゴールはドリュー・モレ(オーストラリア、トレンガヌ・INC・TSG・サイクリング・チーム)が制し勝利、木村キャプテンは最後に意地を見せ9位争いの集団で先着、UCIポイントを獲得しました。
▲木村圭佑が9位争いのスプリントで先着 Photo:Satoru Kato (http://www.cyclowired.jp/)
体調管理が難しくなる真夏のレース、チームはモチベーションを保ち挑みましたが結果を残すことはできませんでした。
おおいたアーバンクラシック 結果(150.8km)
1位 ドリュー・モレ(オーストラリア、トレンガヌ・INC・TSG・サイクリング・チーム) 3時間36分31秒
2位 マラル・エデルネ・バトムンフ(モンゴル、トレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム) +0秒
3位 イーヴァン・バートニク(カナダ、X-ススピード・ユナイテッド・コンチネンタル) +3秒
4位 ニコラス・ディニズ(カナダ、X-スピード・ユナイテッド・コンチネンタル) +6秒
5位 椿 大志(キナンサイクリングチーム) +10秒
6位 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) +28秒
7位 山本元喜(キナンサイクリングチーム) +1分21秒
8位 横塚浩平(チーム右京) +1分26秒
9位 木村圭佑(シマノレーシング) +1分44秒
▼詳しくはシクロワイアードにて https://www.cyclowired.jp/news/node/304252
Photo:Satoru Kato (http://www.cyclowired.jp/)