「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

タイに派遣の県公式使節団、成果の一番目は晩餐会、二番目は演劇鑑賞

2010-05-10 21:00:00 | ノンジャンル
7日の知事定例会見で明らかにされた平成22年4月29日から5月3日までの日程でタイに派遣された静岡県公式使節団(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/572.html)の成果。
知事に代わって成果を発表したのは、県職員として静岡空港建設に尽力した現副知事岩瀬洋一郎、公式使節団の団長である。

開口一番の成果は公式使節団と県民交流団の「全員をタイ国政府観光庁主催の晩餐会に招待」してもらったこと。

二番目が「大きな劇場がございますけど、そこではタイの歴代王朝の歴史絵巻を演劇でやりますけれど、そちらを鑑賞する機会をいただきました」とにこやかに発表した上で2000席の劇場を「ほぼ独占状態」だったことも自慢げに披露。

そのあとで知事の親書を渡したとかだれそれと面談したとか通り一遍の報告も加えたが、県民に還元されるような実成果はなし。
これを受けて知事曰く、「大変成功裏に終わったタイ訪問になったということで喜んでおります。劇場では2000人入るところ独占状態であったと、(訪問団は)200人ほどですからガラガラだったということですね。」とにこやかに会見。

さすがにこんな成果は御用新聞でさえ記事にできないことは分かったと見え報道されなかったが、今の静岡県庁を象徴するようなKY会見だ。
ことばでいくら言い繕っても、関心事は文化・件pで、県民生活など実際は眼中にないのだろう。
ハコモノ・イベント大好き知事から文化・件p大好き知事に変わっただけで、県民生活は割りを食って沈滞の一途だ。

今日は新たに、ふじのくに3776友好訪中団という名目で上海万博見学に知事、県議、県職員らが5日間の上海旅行に税金で出かけた。
せめて成果を県民に還元しようとする意識ぐらいは持ってほしいものだが、・・・無理だろう。