「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

宴のあとの現実

2010-10-15 21:13:00 | ノンジャンル
中国で歓待の宴を満喫して帰ってきた川勝を現実に引き戻すかのようなJAL搭乗率保証金支払い拒否問題(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/664.html)の質問が記者から飛んだ。

川勝曰く「相手が訴訟に訴えればこちらはそれを受けてたつ」
大変勇ましいが、税金で訴訟をするのに勝算ありや。

さらに曰く「日本航空側はサービスをあげる努力をしたことが全くなく、こちらが違約金をいただかないといけないくらいだ。」
よくお調べになってからおっしゃったほうがよろしいのでは。
と、これら現実離れした対応には、中国で祭り上げられ有頂天になった「勘違い」ぶりが窺えて実に滑稽だ。

まあ、行く前からふじのくにの建国(http://navy.ap.teacup.com/hikaritoyami/646.html)だのと、おかしなことを言ってただけあって、いつもどおりと言われればそうかもしれないが、この厳しい経済状況の中にあって、その不幸を背負うのは県民だ。

その川勝の訪中成果、中国東方航空の上海路線を「1日1便化へ努力」と約束を取り付けたのを成果として持ってきたはいいが、その会談と同じ日に来月から再び週2便(現在週4便)に減便の方針が同航空会社から県内の旅行社に通知されるなどのちぐはぐぶり。

需要がなければ航空会社だってとばせるものではない。
だからといって、航空利用者のしかも上海便にだけ手厚い税金補助で需要を作るのはお門違いだ。

さらに航空貨物に力を入れると言っては税金での補助や施設整備を拡大しようとしているが、冷蔵設備整備などというのは、個人商店が冷凍倉庫をもつようなもので維持管理費ばかりがかかり費用対効果の見込めないムダ設備でしかない。
今日の朝日新聞にも「難題」と指摘されていたように、小型機ばかりの乗り入れでは・・・

以下は需要予測同様に貨物について空港建設に邁進した県の妄想批判をした当時の私の分析だ。
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kukousp2.html#②
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kuron3b.html
http://www2.ocn.ne.jp/~sizuoka1/kuron3.html
「国内航空貨物量につきましては、他空港の実績から試算いたしまして7,500トン程度。これは自然体で発生してくるであろう」などという妄想にお墨付きを与えたのも専門家といわれる学者だが、これを垂れ流したマスコミの罪も大きい。
大本営発表、特に静岡県の発表するものは要注意だと心得てほしいものだ。