「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

信じたい奇跡と信じられない妄想

2011-02-24 22:25:00 | ノンジャンル
ニュージーランドでがれきの下になった人たちの救出活動が続いているが、72時間の壁が迫っている。
ただしその壁以降でも救出された例は過去何度か目にし、多くの悲しみの中にあって、奇跡として感動をよんできた。
是非あきらめずに救出活動を続け一人でも多くの人を救ってほしいと祈る気持ちだ。
さて、昨日のふじのくに教団のばか騒ぎについて今日の新聞各紙が伝えている。
まず朝日新聞であるが、「川勝知事は上機嫌 」という小見出の中で式典やクルーズの中でのはしゃぎぶりを紹介、「関係者からは「少しはしゃぎすぎでは?」との声も聞かれた。」としている。
産経ニュースでは、「県によると、富士山の日にちなんだイベントは277件行われた。しかし、実際にはこじつけのように感じられるイベントも少なくない。」として第50回を数える伝統あるイベントにふじのくにを冠してこじつけた例を取り上げ、「開会式で天野進吾県議会議長は「50回が終わったばかりで51回を行うことにいささか疑問を持つ人もいるかもしれないが、川勝知事の思いがここにあるとご理解いただきたい」とやんわり皮肉った。」と紹介されている。

周囲の心配をよそに川勝自身はというと、
「川勝知事は式典後、記者会見で費用対効果を問われると、「最善の準備を尽くして臨んだ。人の心を打ったということは大きい」と自己評価した。」(毎日新聞)とのこと。
その時に近くにいたら、普段の癖で「人じゃなくて君が頭でも打ったんじゃないのかね」と返しているところだ。

「さらに、「国民運動を狙っている」と言い切り、今後の展開に強い自信を見せた。」(同)とのことだが、あの偏向した価値観に満ちた教義(宣言)を見たら、信じられないし信じたくない奇跡ならぬ妄想だ。

ちなみに公務員は個人の尊厳から派生する価値観を基にした思想信条の自由を保証する日本国憲法の尊重・擁護を宣誓している。
県庁役人といえども、まちがっても公務として県民に川勝の宣言にある集団主義思想を押しつけることはない、はずなので心配はいらない、と思う。教祖平太の道楽と思って聞き流せば「よし」だ。