静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移
(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港3年目の第11月となる4月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
昨年3月の震災により急減した前年同月に比べた本年の実績は、震災の前年同月には遠く及ばないものの、国際線が対前年同月比204.4%と震災影響からの回復もあって依然として続く国内線の低迷をカバーし、トータルでようやく前年を顕著に上回った。
とはいえ、比較可能な国際線のソウル便を見るに、H22年4月の16,722人(73.7%)と今年の10,785人(59.1%)とを比較すれば歴然、国際線といえども本格的な回復とは程遠い。
これにより、3年目の年計は初年の63万人、2年目の51万人をさらに下回る43万人程度との先月の推計が現実味を帯びてきた。いくら搭乗率で頑張っても結局は利用者離れの右肩下がりが厳然たる事実である。
ただし、搭乗率が高いということは率の低い路線の撤退整理による下げ止まりの傾向を反映しているとも取れ、今後の顕著な低下は期待できない。費用対効果を無視した税金投入や県職員動員(県職員限定台湾2泊3日2万5千円ツアーなど)を継続していくかぎり、底を打つ日も近いとみられる。
このため、今後は初年度の実績越えはさすがにないものの、35~45万人程度のレンジで経年推移していくものとみられる。JRのような公共交通機関としての自立は程遠く、現在のような税金投入で延命の構図は不変となろう。
では、以下に今月の実績を記す。
<平成24年4月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H24.4/H23.4):搭乗率[H24.4;H23.4]
札幌線:106.3%(4,705人/4,427人):[47.7%;36.6%]
福岡線:114.4%(6,693人/5,853人):[74.6%;41.1%]
沖縄線:117.1%(5,781人/4,936人):[79.7%;67.7%]
熊本線:-%(-人/1,829人):[-%;37.1%]
鹿児島線:83.5%(1,446人/1,731人):[79.3%;36.4%]
国内定期便計:99.2%(18,625人/18,776人):[66.7%;43.4%]
国内線チャーター便計:-%(139人/-人):[92.7%;-%]
ソウル線:204.4%(10,785人/5,277人):[59.1%;43.4%]
上海線:166.5%(2,174人/1,306人):[47.8%;46.1%]
台北線:-%(2,465人/-人):[65.0%;-%]
国際線定期便計:234.3%(15,424人/6,583人):[58.0%;47.6%]
国際線チャーター便計:1132.7%(1,733人/153人):[79.2%;96.8%]
全路線計:140.8%(35,921人/25,512人):[63.2%;44.6%)]
(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港3年目の第11月となる4月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
昨年3月の震災により急減した前年同月に比べた本年の実績は、震災の前年同月には遠く及ばないものの、国際線が対前年同月比204.4%と震災影響からの回復もあって依然として続く国内線の低迷をカバーし、トータルでようやく前年を顕著に上回った。
とはいえ、比較可能な国際線のソウル便を見るに、H22年4月の16,722人(73.7%)と今年の10,785人(59.1%)とを比較すれば歴然、国際線といえども本格的な回復とは程遠い。
これにより、3年目の年計は初年の63万人、2年目の51万人をさらに下回る43万人程度との先月の推計が現実味を帯びてきた。いくら搭乗率で頑張っても結局は利用者離れの右肩下がりが厳然たる事実である。
ただし、搭乗率が高いということは率の低い路線の撤退整理による下げ止まりの傾向を反映しているとも取れ、今後の顕著な低下は期待できない。費用対効果を無視した税金投入や県職員動員(県職員限定台湾2泊3日2万5千円ツアーなど)を継続していくかぎり、底を打つ日も近いとみられる。
このため、今後は初年度の実績越えはさすがにないものの、35~45万人程度のレンジで経年推移していくものとみられる。JRのような公共交通機関としての自立は程遠く、現在のような税金投入で延命の構図は不変となろう。
では、以下に今月の実績を記す。
<平成24年4月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H24.4/H23.4):搭乗率[H24.4;H23.4]
札幌線:106.3%(4,705人/4,427人):[47.7%;36.6%]
福岡線:114.4%(6,693人/5,853人):[74.6%;41.1%]
沖縄線:117.1%(5,781人/4,936人):[79.7%;67.7%]
熊本線:-%(-人/1,829人):[-%;37.1%]
鹿児島線:83.5%(1,446人/1,731人):[79.3%;36.4%]
国内定期便計:99.2%(18,625人/18,776人):[66.7%;43.4%]
国内線チャーター便計:-%(139人/-人):[92.7%;-%]
ソウル線:204.4%(10,785人/5,277人):[59.1%;43.4%]
上海線:166.5%(2,174人/1,306人):[47.8%;46.1%]
台北線:-%(2,465人/-人):[65.0%;-%]
国際線定期便計:234.3%(15,424人/6,583人):[58.0%;47.6%]
国際線チャーター便計:1132.7%(1,733人/153人):[79.2%;96.8%]
全路線計:140.8%(35,921人/25,512人):[63.2%;44.6%)]
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