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注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

静岡空港利用者の推移(開港3年目第7月)~つづく目算なき税金投入~

2012-01-06 20:07:00 | 静岡空港
静岡空港利用者数(搭乗者数)の推移

(注)開港初年については月ごとの発表のなかった上海便各月推計データを加味した上で3か年を比較したグラフです。
以下、開港3年目の第7月となる12月実績に基づき傾向を概観する。
<傾向等>
依然として前年同月実績を超えることなく低迷は続いているものの国際線は震災の影響からの回復の兆しがみられる。
利用者数は国内国際合わせ月計33,645人であり、一日当たり1,085人となるが、これは往路で1人、復路で1人と計算したものなので実質1日543人程度が静岡空港で搭乗手続きしているにすぎず、ローカルな駅並みの利用者である。
しかし、利用者への補助金や空港振興のための県職員人件費などを除いた収支でさえ年間赤字額15億6,700万円であり、これを利用者一人当たりに換算すると片道3,644円が利用者のために税負担され、さらに補助金として利用者にばらまかれている3千円や5千円など赤字カウントされていない空港のための経費(県予算)約30億円を加えれば利用者一人当たりに換算すると片道1万円超が利用者のために税負担されている破格の待遇を得ている交通手段であり、まさに税金ばらまきの利権空港である。
7か月間の利用者数は250,765人であり、震災前の初年度比で今月並みに推移すると仮定すれば、3年目の年計は初年の63万人、2年目の51万人をさらに下回る45万人程度と推計され、右肩下がりの厳しい状況であり、かつて知事が目標と明言していた70万人や100万人などはさらなる税金投入のため県民を欺く根拠なき夢想に過ぎなかったことがよくわかる。
しかも、誰も結果について責任を持たない仕組みは不変のままだ。

では、以下に今月の実績を記す。
<平成23年12月までの実績:対前年同月比>
路線:搭乗者数対前年同月比(H23.12/H22.12):搭乗率[H23.12;H22.12]

札幌線:121.7%(4,879人/4,008人):[53.7%;54.8%]
福岡線:137.8%(6,509人/4,722人):[65.5%;47.7%]
沖縄線:97.4%(4,938人/5,072人):[65.9%;68.2%]
小松線:-%(-人/859人):[-%;18.8%]
熊本線:-%(-人/1,559人):[-%;31.4%]
松本線:-%(-人/1,510人):[-%;31.4%]
鹿児島線:79.2%(1,640人/2,070人):[60.8%;39.8%]

国内定期便計:90.7%(17,966人/19,800人):[61.5%;44.8%]

国内線チャーター便計:-%(262人/0人):[87.3%;-%]

ソウル線:80.2%(11,953人/14,911人):[57.4%;65.9%]
上海線:146.1%(1,429人/978人):[54.0%;37.0%]

国際線定期便計:84.2%(13,382人/15,889人):[57.0%;62.9%]

国際線チャーター便計:258.6%(2,035人/787人):[90.8%;86.7%]

全路線計:92.2%(33,645人/36,476人):[60.9%;51.8%)]

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