まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

また台風接近!・・船団賞・池田澄子の洗脳俳句について/新俳句日記2016

2016-09-07 07:48:55 | 日記
人類のミッシングリンク新酒酌む   まほろば
昨日、船団110号が届いた。今号は何といっても【船団賞】の発表が注目された。私も応募していたが鼻にも掛けられていなかった。私の作句技術の未熟さもあるが、時代遅れの情況(存在論)的な内容が一蹴されてしまったようだ。受賞者の作品はB級のじつにつまらないものであった。表現されている内容も現実忌避の被洗脳的なものであった。もうひとつ問題なのは、船団賞を受賞したものが他の俳壇の賞に比べ著しく低レベルな点である。もう二度と応募しないつもりである。さらに、毎号楽しみにしている詩人で作家の【ねじめ正一】さんのレギュラー作品の欠稿が目立つことである。そして、決定的なことは池田澄子の【ニュートラル】なる痴呆(忘我)的な発想による俳句論が大勢を占めていることだ。受賞作品の中の一句を指して、大げさな言い回し・・などと非論理的な断定をしてもいる。79歳にもなって俵万智ばりのライトバースをかましてばかりいる。今の時代に軽薄短小であることは極めて危険である。ITネットの見えない(電磁的)ネットワークによって人間の精神回路が簡単に絡め取られてゆく中で、軽妙さが何か新しさを醸し出すといった発想は、すでに前時代に終った議論と言うべきであろう。今後は無用な寄り道は徹底して排除し、句作以前の精神の浄化を図りたい。・・・《続く》