渇愛/新雑句雑感(119)~プロローグ5の終わり 2016-09-10 06:09:56 | 新雑句雑感 大晩夏堕天使ロック再演す 地上に降りた天使二世か秋暑し(尾崎豊さんの長男がデビュー) 九月来るピン芸人の雑記帳 二百十日やただ息を吐いてゐる 鬼彦といふ名の俳人星流れ 春望に振り子細工のこころあり(村下孝蔵「初恋」) 西瓜畑童女のような母がいる 鶏頭の紅さの由縁宇宙にあり たゆたひの浮き世を秋蝶跋扈せり 芋の蔓たどればプリズナーと化す 葉鶏頭渇愛(タンハー)といふ響きあり 六十を過ぎて未熟やひょんの笛 秋澄むや神のひとり子何処かにゐる