まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

風鈴の鳴らぬ日/新雑句雑感(234)~プロローグ5の終わり

2017-08-29 02:02:19 | 新雑句雑感

もう一段の貧しさ風鈴の鳴らぬ日は*  蛇衣を脱ぐ仏壇は仮の宿  体当たり三度目かなぶん兵器と化す  清水飲む飲まぬは自由敗戦日  快音の続けばつづく晩夏の死  大西日マルクス・エンゲルス全集燃え始む  後戻り出来ぬ出会いに麦茶かな  ハンカチくらい持てよ地獄を見たからは  愛の消えた街とはどこか書を曝す(尾崎豊三部作)*  水鉄砲水切れてよりずぶ濡れに  木下闇小澤一郎の父と母  向日葵やわたしはワ・タ・シ死ねません  天皇は元首にあらず梅雨出水