蟻地獄見てそれからの私小説 松村五月(gooブログ『俳女モニカの俳句日和』より)
蟻地獄とは地面に掘られた蟻の巣の一形態で、この語を文芸などで使用する場合、一度堕ちたら吸い込まれるような不可抗力で命を奪われてしまう・・といった否定的な意味合いを醸し出す。所謂地獄への入り口なのである。作者は旧天狼系現代俳句結社の幹部候補生である。私のグーグル・ブログの通称ブロ友になっていただいている方でもある。私自身、天狼系結社の同人を3ヶ所で務め、内1誌では作者の所属する結社の幹部の指導を受けた経験がある。このようなかたちで勝手に俎上に載せることは極めて非礼ながらお許し願いたい。さて、蟻地獄という語についてだが,歳時記には次のように記されている。・・・《続く》