仕事で穴を掘る。
地面に黒い染みみたいなのが、ポツポツある。
それが、何かの遺構。
茶色いネトリとした、固い土に、黒いジャリジャリした土が入っていたりするからわかる。
ここを掘って、と指示されるから、掘る。
でも、すごく浅い穴の事もあるし
想定していたのより、大穴になるときもある。
土の違いで、わかる。
と、書いたけど、実際は木の根っこで土が混じっていたり、
徐々に穴が埋まっていったのか、
土が混じっていて分かりにくい場合もある。
それに、あんまり大きい穴だと、本当に正しく掘っているのか不安になる。
そんな時には確実なところの土を確かめに見に行ったり、ボスに確認する。
それでも、掘り進めると、必ず、穴の底にあたる。
井戸を掘ったときも、
1、8メートル掘って、
ユンボで地面を下げてさらに、2メートルくらい掘ったら、
井戸の底が出てきた。
底って、あるのだ。
同じだな。と、思う。
これでいいのかな。って思いながら、毎日を生きて、確信がないまま自分を掘り下げて。
でも、
そんな時は、穴たちの底を思う。
大丈夫。
必ず、たどり着く。
村上春樹の小説にも、モチーフとして、井戸を掘る、穴をたどるみたいなのがたまにでてくることがあるけれど、
底にたどり着いた話はあったっけ?
フフフ。
わたしは井戸の底まで掘った事があるもんね。
地面に黒い染みみたいなのが、ポツポツある。
それが、何かの遺構。
茶色いネトリとした、固い土に、黒いジャリジャリした土が入っていたりするからわかる。
ここを掘って、と指示されるから、掘る。
でも、すごく浅い穴の事もあるし
想定していたのより、大穴になるときもある。
土の違いで、わかる。
と、書いたけど、実際は木の根っこで土が混じっていたり、
徐々に穴が埋まっていったのか、
土が混じっていて分かりにくい場合もある。
それに、あんまり大きい穴だと、本当に正しく掘っているのか不安になる。
そんな時には確実なところの土を確かめに見に行ったり、ボスに確認する。
それでも、掘り進めると、必ず、穴の底にあたる。
井戸を掘ったときも、
1、8メートル掘って、
ユンボで地面を下げてさらに、2メートルくらい掘ったら、
井戸の底が出てきた。
底って、あるのだ。
同じだな。と、思う。
これでいいのかな。って思いながら、毎日を生きて、確信がないまま自分を掘り下げて。
でも、
そんな時は、穴たちの底を思う。
大丈夫。
必ず、たどり着く。
村上春樹の小説にも、モチーフとして、井戸を掘る、穴をたどるみたいなのがたまにでてくることがあるけれど、
底にたどり着いた話はあったっけ?
フフフ。
わたしは井戸の底まで掘った事があるもんね。