昨日は、
午後は上野の国立科学博物館へ。
6月にメキシコシティを歩いた時に、すごい!!って思ったけれど、
東京を歩いたらメキシコシティにそっくり!で、すごい!と、思った。
わたしは、東京をよく知らなんだね。
さて、科学博物館は、日本館と地球館がある。
よくわからなかったので、日本館の一室で、大半の時間を使う。
旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古代、の蝋人形がある。
人形たちの皮膚の感じ、腕の産毛まで、リアルで生きている人間みたい。
遺跡でしか、触れられなかった人々の生活の再現である。
異様に感激しているわたしに、呆れて、オレ、外のベンチに座ってるから、と末っ子。
蝋人形の奥に、谷中で発掘された江戸時代の女性のミイラ。
彼女が発見されて、甕棺から出されているところが頭上のモニターで放映されていた。
天バコという、土器を入れる箱に、彼女がドサリと出されていたから、生々しい。
発掘現場で、墓跡を掘る事もあるから、他人事ではない。
におい、なども想像してしまう。
、、、これは、彼女を、遺物として見た感想。
また、同時に
江戸時代に生きた一人の女性として、彼女にシンパシーを感じてしまったのも事実。
人には、それぞれ、役割があるというけれど、彼女は、死んでからも尚、百年二百年を甕の中でじっとして、
現代の我々に姿を見せるという事をやっている。
ダルマ、使命、役割
って、わたし、なんていうエゴイスティクな枠もやすやすと越えるのだ。
隣には、北極犬のジロと、忠犬ハチ公の剥製。
みんな、みんな、わたしの中に、物語を刻む。
フーコーの振り子
S極とN極を、逆に指す溶岩。
ラバウル沖で引き上げられた零戦。
とても、とても、見きれない。
食堂でパンダパフェを頬張る末っ子を目の前にして、
進化の先端。現代に、生きる子供。
展示物を見てるみたいな気分になった。