野性派でいこう!

日々の徒然です。子供四人。自然派。遺跡発掘事務所でお仕事。遺跡発掘調査で働き、やっぱり描いたり書いたりする日々。

時代を超えて。

2016-12-04 19:06:29 | お仕事話

昨日は、遺跡発掘現場の見学会に行ってきた。

遺跡にとりわけ興味のあるわけじゃない友も一緒。

まずは、現場。

わたしには見慣れている、草も生えていない穴だらけの土の風景を、
友は、
「宇宙みたい」
と、言った。

確かに、こうしてみると、生き物の気配のない月面の風景に似ているかも。

でもね。
ほら、ここは、谷に堆積した土で、
あの穴は井戸、掘る人があがってくる為の足掛け穴があるよ。
あれは柱の穴、なにか建物が建っていたのかも。

スコリアの混ざった土だと、富士山が噴火しているような中を、当時の人は工夫して苦労して生活したのかもしれない、なんて思うんだよねぇ。

と、話しながら、わたし、マジで、この時代に行って風景を見てみたい!と、全力で思っている。と、気づいた。

わたしは外国の人の暮らしぶりに興味があるなあ、とは、自分で気づいていたけれど、

同じような感覚で、昔の人々の生活にも興味がある!!

ここで、祭祀が行われていたようです。なんて言われると、

あー!見たい!見たい!見たい!一体何をやっていたのよぉ!! と、地団駄踏みたくなる。

境界線がなさすぎる性格は、まさか、時間も超えているとは。