クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

朴竜の最強上司伝説!19 サヨナラの季節に

2020年09月10日 | ちっちゃいおっさん


兜町のラーメン屋での続き。


「いやいや朴ちゃん。まあ、今のところは定年退職するんだけどね。知り合いの証券会社が手伝ってくれと言うんで、そこに行くわけですよ。」


「山口さん、良かったじゃないですか!で、何証券なんすか?」


「いやいや朴ちゃん。まあ、今のところは名前だしちゃいけないんだけど、まあ朴ちゃんには教えてあげますよ。」


って教えてくれたのは私の知らない会社。う~ん、興味もないし。


「いやいや、朴ちゃん。誰にも内緒だよ。言わんといてください。」


って興味ないし、言う人もいないし。


そして翌日。とある取引先にて


「朴さん。確か昔、山口さんの部下だったよね。山口さん昨日訪ねてきて、何だか証券会社に行くって言ってたよ。お世話になりましたって。まあ、取引ないから何にもお世話してないんだけどね。あ、知ってた?」


その同日の別取引先にて


「朴さん、さっき山口さんなんだか証券会社に行くと言って挨拶しにきたよ。お世話になりましたって。何にも取引ないし、何言ってるかわからなかった人だったよね~」


なあんだ!


山口さん色んなとこで言いふらしていたわけね。多分、あっちコッチに行っては話しまくってるわけね。


そしてその日に日本橋辺りで山口さんにバッタリ会ったのですが、歳の割に相変わらずムダに元気なご様子で


「いやいや~ 朴ちゃん!あのねぇ、私、今んところ定年退職になるわけで、知り合いの証券会社に行くことになりました。」


「そうなんですか~ お疲れさまでした。よかったですねー。で、何証券なんすか?」


「いやいや朴ちゃん、今はその名前出せないのよ。ほら、先方に迷惑かけちゃったら困るでしょう。言える時期が来たらいいますね~」


「あ~ そうですね。じゃあ、今度教えてくださいね~」と別れました。


山口さん大丈夫かなあ?


仕事はダメなのはわかってるけど、それ以前に大丈夫なのだろうか?


と桜の花弁が数枚、頭に乗った山口さんの後ろ姿を見送る私でした。


びっくりしたぞ~!






山口さんの話の舞台となった兜町のラーメン屋は小諸そばとなっておりました