入梅前の晴天の日曜日、鳴海界隈の近代建築を訪れました。
名鉄鳴海駅の北側に、大正元年に建設された鳴海球場の跡地が、自動車学校として再利用されて残っています。現在はスタンド席の一部を残すのみですが、現在の全国高校野球大会の前身に当たる全国中等学校野球の第1回大会がここで開催されました。その後昭和11年に、日本最初の職業野球(現在のプロ野球)、名古屋金鯱軍と東京巨人軍の試合も行われ、伝説の大投手沢村栄治が登板したそうです。両翼350フィート、センター440フィートの収容人員2万人を誇る当時としては立派な球場でした。
■旧鳴海球場(現名鉄自動車学校)/大正1年/名古屋市緑区鳴海町文木90
当時のスタンドは自動車学校の施設して再利用されています。
■スタンドの下は当時の球場の外観がそのまま残っています。
■当時の面影を残すモダンな窓
■球場入り口
現在はふさがれていますが、アーチの上に「鳴海球場」のロゴ跡が残っています。
~~~~~~~~~お ま け~~~~~~~~~~
■旧鳴海球場の西側で偶然見つけた戦前物件らしき洋館。
ドイツ壁と換気口、ハーフチンバー風の飾りが良い雰囲気を醸し出しています。