長良川鉄道富加駅前にかつて戦前の古い医院が建っていました。
木造2階建ての個人経営の小さな医院ですが、2階には病室らしき部屋も見受けられ、かつては地域医療を担う町のお医者さんとして、多くの患者さんが訪れたことでしょう。
現在医院は取り壊されましたが、大正12年に建てられた古い木造駅舎は健在で、人影の途絶えた静かな駅前通りで、かつての賑わいを懐かしむように以前と同じようにゆっくり時を刻んでいます。
門柱の古い金属製プレートが歴史を語る(撮影: 2007/03/04)
現在も開業当時の姿を残す富加駅の木造駅舎(撮影:2010/03/22)