大正村建築散歩 その3~日本大正村資料館(旧濃明銀行繭蔵)
明治42年に濃明銀行(明治13年設立)の繭保管用の蔵として建てられました。
当時銀行には、農家から預かったり買い取った「繭」を収納するための繭倉があり、旧濃明銀行の繭倉は、木造一部4階建、百畳敷きの規模があり、手動のエレベーターが付いています。
明智町が生糸町として栄えたまさに時代を語る貴重な近代産業遺産で、現在は大正村資料館として、明治から昭和初期にかけての教育、文化、生活に関する用品が展示されています。
◆日本大正村資料館(旧濃明銀行繭蔵)/岐阜県恵那市明智町1860-6
竣工:明治42年(1880)
構造:土蔵
撮影:2011/09/18