岩村建築散歩 その3~まち並みふれあいの館(旧岩村銀行本店)
岩村の中心街本町通の真ん中に建つ土蔵造の建物で、明治41年に岩村銀行設立時に本店として建設されました。
その後昭和6年に濃明銀行を吸収合併、恵那銀行と改称しそのまま本店として使用、昭和17年に十六銀行に営業譲渡されるまで岩村の経済の中心として商工業の発展に寄与しました。
現在は「まち並みふれあいの館」として、恵那市観光協会岩村支部と城下町ホット岩村の事務局が置かれ、観光案内所として岩村観光の拠点施設として再活用されています。
◆まち並みふれあいの館
(旧岩村銀行本店→旧恵那銀行本店→旧十六銀行岩村支店)/岐阜県恵那市岩村町263-2
竣工:明治41年(1908)
構造:土蔵
撮影:2011/09/18
明治期の銀行に多く見られる土蔵造の擬洋風建築
玄関正面には古典様式の三角ペディメント風の屋根を設け、銀行建築らしい威厳を演出しています