木曽川橋は木曽川にかかる県道岐阜稲沢線の車道橋で、現在の名岐バイパスができるまで、名古屋市と岐阜市を結ぶ主要国道(22号)でした。この橋の架かる場所は古来より交通の要所で、すぐ上流には笠松渡船場や木造の橋も設けられていましたが、昭和12年に国道12号の木曽川の永久橋として開通、その後昭和37年には国道22号(岐阜市~名古屋市)の橋になりました。
橋の構造は鋼ブレーストリブ・タイドアーチと呼ばれるもので、7連のアーチがリズミカルな美しい景観をつくり出しています。
◆木曽川橋(きそがわ)木曽川/岐阜県羽島郡笠松町藤掛~愛知県一宮市
竣工:昭和12年(1937)
設計:増田淳
構造:鋼ブレストリブ・タイドアーチ(下路)
撮影:2012/05/05
■右岸上流側(岐阜県笠松町)より望む
■西橋詰(岐阜県笠松町)
■東橋詰(愛知県一宮市)撮影:2006/10/08