かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

築地(2)聖路加国際病院旧棟(チャペル・旧病棟)/中央区明石町

2017-12-09 | 東京の近代建築

明治43年にトイスラー博士により開設された病院が前身で、昭和8年竣工の旧病棟の一部とチャペル(聖ルカ礼拝堂)が現存しています。この建物は当初、フォイエルシュタインのデザインをもとに、A.レーモンドによりインター・ナショナルスタイルで設計されましたが、途中からバーガミニーの手が入り、ニューヨーク風のアールデコ装飾がくわえられました。

十字架を乗せた塔は、今もかつての居留地明石町のランドマークとして親しまれ、旧病棟は看護学校に組み込まれて再生活用されています。









■聖路加国際病院旧棟/中央区明石町9-1
 竣工:昭和8年(1933)
 設計:J.バーガミニー+B.フォイエルシュタイン+A.レーモンド
 施工:清水組
 構造:SRC造7階
 撮影:2017/08/11
 ※東京都選定歴史的建造物