戦前の昭和期、西尾張の経済の中心地だった津島を代表する近代建築。
正面玄関の両脇にオーダー(双子柱)を配置するクラッシクなデザインは、銀行建築らしい重厚さを演出していますが、細部の装飾は簡略化され、古典的要素と幾何学的要素がミックスされた当時の地方銀行定番のデザインになっています。
2006年に国登録有形文化財に指定され、現在は津島の歴史・文化・観光を紹介する津島市観光交流センター(まつりの館 津島屋)として建物もリニューアルされ、津島の歴史を語る近代化遺産として活用されています。
■外壁はお色直しを施され現在は「津島市交流センター」として第二の人生を歩んでいます
■ルネッサンス様式を基調とし、細部装飾は当時流行の幾何学的なモダンデザインを採用
◆旧津島信用金庫本店(旧名古屋銀行津島支店)/津島市観光交流センター(まつりの館 津島屋)
所在地:津島市本町1丁目52-1
竣工:昭和4年(1929)
設計:坂野悦男
構造:RC造2階
撮影:2016/05/04
※国登録有形文化財
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