かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

安城農林開校記念館・神杉酒造(愛知県安城市)

2009-05-17 | 西三河の近代建築
■愛知県立安城農林高等学校開校記念館(旧安城農林学校農場管理室)
  明治36年(1903)/木造平屋/安城市池浦町茶筅木1

 シンプルな木造下見板貼りの白ペンキ塗りの建物で、当時の洋館に多く見られるアメリカ下見板貼りのコロニアル様式。
 下見板貼りを日本に導入したのは、19世紀末に北海道開拓のために招かれたアメリカの技術者で、アメリカ下見は全国に普及し、明治の木造西洋館のメジャーな建築スタイルとして定着した。


■窓台より下はアメリカ下見、上はドイツ下見と2種類の下見板の貼り方を使い分けている。
 アメリカ下見の部分は板が重ね合わせてある分、ドイツ下見と比べ板の幅が狭くなっているのが分かる。


■門柱も時代が感じられる。



■神杉酒造(株)/昭和12年(1937)/木造/安城市明治本町20-5




■神杉酒造前の洋館
 建設年代不明ながらスクラッチタイルや、木製窓枠に昭和の匂いが。



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