素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

新設・10kmコースを試走

2011年12月20日 | 日記
 家から出発して、寝屋川公園の4kmコースをまわり家までもどってくる新しい10kmコースをつくった。交野マラソンよりは高低差のあるコースなのでトレーニングにはちょうど良い。先週の夜には3回の1時間走を行い8km~9kmを走る感覚はつかんでいたので試しに新しくつくった10kmコースでどれくらいのタイムになるか走ってみた。

 先日の新聞にあった第31回全日本実業団対抗女子駅伝の記事でも以前であればどこが優勝したかぐらいを見るだけだったが、今は各区間の順位と記録にも目がいく。ちょうど5区は10kmを走る。区間賞は32分51秒であった。自分で走っているとその速さには驚かされる。今日最初の1kmは6分で入った。このペースを維持してやっと10kmを1時間である。この目標をクリアするのはなかなか厳しい。

 今回の試走タイムは1時間11分であった。現段階ではまずまずである。

 今年1年、日本でも世界でも転換点を迎えたと感じるさまざまな出来事が起こった。金正日総書記の死去はそのことをさらに強く感じさせるものである。

 時代の変わり目を考えている時、今日のNHKEテレ22時からの“さかのぼり日本史:北条時頼・万民統治への目覚め”とその後の“和の極意:仏像拝顔・阿修羅救った岡倉天心”は示唆に富む内容であった。

 白洲正子さんの「十一面観音巡礼」の冒頭に聖林寺の十一面観音が登場している。明治の廃仏毀釈の際に神宮寺の縁の下に捨ててあったのを発見したフェノロサが住職と相談して聖林寺に移したという。フェノロサの通訳として同行していたのが岡倉天心で、そのことが天心のその後の人生を決定づけた。本を読んだ時はサラッと流していたが、昨日の番組で深く知ることとなった。

 私の引き出しに“岡倉天心”がしまいこまれた。

 茨城県天心記念五浦美術館のホームページ(http://www.tenshin.museum.ibk.ed.jp/okakura/index.htm)を覘いてみた。天心が晩年に過ごした六角堂が先の東日本大震災の津波で消滅したという事実には歴史のめぐり合わせという因縁めいたものを感じた。


コメント
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