財政赤字の膨張を何とか健全化の方向に持っていかなければと言われだしてから久しいが、閣議決定された予算案の報道を見ている限り、課題は先延ばしにされたという感じである。ただ、金額が大きすぎてピンとこない。前にあったりそな銀行主催のセミナーで、平成22年度の財政状況を身近な家計の単位に例えての資料があり、大変な状況が実感できた。
税収・税外収入 48兆円 → 手取り年収 480万円
(収入合計)・・① 48兆円 → (収入合計)・・① 480万円
一般歳出 53兆円 → 生活費 530万円
国債費 21兆円 → 住宅ローン返済 210万円
地方交付税 18兆円 → 子供への仕送り 180万円
(支出合計)・・② 92兆円 → (支出合計)・・② 920万円
(収支)①-② -44兆円 → (収支)①-② -440万円
公債金収入 44兆円 → 新規追加借金 440万円
公債残高 637兆円 → 住宅ローン残高 6370万円
結婚して居を構える時、賃貸にするか、借金をして小さな持ち家にするかでずい分悩んだ。就職して2年目だったので収入も借金できる金額も少なく、必死で計算をして見通しを立てた。当時の写真を見ると計算疲れでやつれている。たまたま立ち寄った不動産屋が好意的で小さな持ち家でのスタートとなった。バブル期の終わりの時期に良いタイミングで2回家を買い替えてきたが、一貫して住宅ローンをいかに早く返済するかを最優先に考えた。そのためには我慢すべきところは我慢して元金を減らすための一部繰上げ返済をこまめにした。おかげで50代に入って借金ゼロ生活となり、生活設計にゆとりが生まれた。規模は違うが国の場合でも基本は同じであろう。借金にたよらない。公債残高を減らしていくという方向を定めて20年ぐらいは我慢の生活をしなければいけないのではと考える。
予算が決まっていく内幕はまったくわからないが、現状は政治家の選挙を意識した“人気取り”も大きな原因になっているのではないかと推測する。政治主導という言葉はまやかしではないかという思いもある。財務官僚の話も聞きたいものである。マスコミを通じて流れてくる消費税をめぐる政治家の言動は“選挙にどうか”が一番で、国家財政の未来についての視点では考えていないと思わざるを得ない。
責任のなすりやいをしている場合ではない。マニュフェストが総崩れになろうが、そんなこともどうでもいい。現状打破の知恵を出し合ってほしいと強く願う。
“歴史は繰り返す。さらに悲劇的な形で。”という言葉が現実味を帯びてきている。
税収・税外収入 48兆円 → 手取り年収 480万円
(収入合計)・・① 48兆円 → (収入合計)・・① 480万円
一般歳出 53兆円 → 生活費 530万円
国債費 21兆円 → 住宅ローン返済 210万円
地方交付税 18兆円 → 子供への仕送り 180万円
(支出合計)・・② 92兆円 → (支出合計)・・② 920万円
(収支)①-② -44兆円 → (収支)①-② -440万円
公債金収入 44兆円 → 新規追加借金 440万円
公債残高 637兆円 → 住宅ローン残高 6370万円
結婚して居を構える時、賃貸にするか、借金をして小さな持ち家にするかでずい分悩んだ。就職して2年目だったので収入も借金できる金額も少なく、必死で計算をして見通しを立てた。当時の写真を見ると計算疲れでやつれている。たまたま立ち寄った不動産屋が好意的で小さな持ち家でのスタートとなった。バブル期の終わりの時期に良いタイミングで2回家を買い替えてきたが、一貫して住宅ローンをいかに早く返済するかを最優先に考えた。そのためには我慢すべきところは我慢して元金を減らすための一部繰上げ返済をこまめにした。おかげで50代に入って借金ゼロ生活となり、生活設計にゆとりが生まれた。規模は違うが国の場合でも基本は同じであろう。借金にたよらない。公債残高を減らしていくという方向を定めて20年ぐらいは我慢の生活をしなければいけないのではと考える。
予算が決まっていく内幕はまったくわからないが、現状は政治家の選挙を意識した“人気取り”も大きな原因になっているのではないかと推測する。政治主導という言葉はまやかしではないかという思いもある。財務官僚の話も聞きたいものである。マスコミを通じて流れてくる消費税をめぐる政治家の言動は“選挙にどうか”が一番で、国家財政の未来についての視点では考えていないと思わざるを得ない。
責任のなすりやいをしている場合ではない。マニュフェストが総崩れになろうが、そんなこともどうでもいい。現状打破の知恵を出し合ってほしいと強く願う。
“歴史は繰り返す。さらに悲劇的な形で。”という言葉が現実味を帯びてきている。