昼間は相変わらずの猛暑ですが、夜はようやく少し涼しい風が吹くようになったこのごろです。
いつも夕食後のお散歩はくまの担当ですが、
今日は久しぶりにうさぎも一緒にお散歩に行くことにしました。
田舎なので県道も夜はこんなに真っ暗。
今夜はいつもと違うお散歩コースです。
橋を渡って、ずんずん歩いて行きます。
いったいどこに行くのでしょう・・・・
やってきたのは・・・家とは湾を挟んでちょうどななめ向いにある隣町の漁港です。
港にはたくさんの船が停泊していました。
集魚灯をつけた大きな船もいますが、出港する気配はありません。
このところの重油高で漁をお休みしているのでしょうか?
誰もいないだろうと思って来た港ですが、意外にたくさんの人で賑わっていました。
夕涼みする人や、楽しそうに遊ぶ子供たち・・・
子供たちがきゃっきゃっ言いながら網ですくっているのは、この小魚です。
水面を覆ってしまうくらいにたくさん群れていますが、動きがすばやくてなかなかすくえません。
その小魚を狙ってやってくるボラやスズキを釣ろうとしている人たちもいます。
漁協の建物に明かりがついていてなんだか騒々しいと思ったら、
地域の人たちが集まって、飲み会が行われていました。
岸壁に腰を下ろして夕涼み。 海をわたって気持のよい風が吹いてきます。
・・・・と、
何あれ・・・・
えっ・・・ わぁっ・・・
す、すごーい・・・
見て!見て!・・・・
くまもうさぎも大興奮です。
カブトガニです!
なーんてね。
でも、残念。 おそるおそる引き上げてみたら死んでいました。
大きさがわかるようにジュースの空き缶を置いてみました。かなり大きいです。
二億年前からその姿を変えていないというカブトガニ。
ほんとに兜みたいな姿です。なんて不思議な形!
この港がある湾は潮が引くと大きな干潟になります。
さっき通って来た橋のそばの小さな浜がカブトガニの産卵場であるということは
前から知っていたのですが、ほんとにこんなところに?と、思っていました。
このへんでカブトガニの姿を見たのははじめてです。
はるか遠くの海からはるばるやってきて、ここで力尽きてしまったのでしょうか。
もしかしてまだ生きていたらいけないと思ってまた海に戻しましたが、残念ながら
プカプカ浮かんだまま流されていきました。
いつものふたりの後姿、夜バージョンです。
久しぶりにおもしろいお散歩だったね、正ちゃん。
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