内陸部のお寺をめぐる予定を急きょ変更してやってきたのは
こちら。もう日が傾きかけています。
ここは、豊後路の小京都と言われる杵築です。
半島内陸部を見られなかったのはとても残念でしたが、
時間的にどうしても無理だと判断。
まだ、行ったことがなくて、高速に上がれば、一気に
帰ることができるこちらに変更したのです。
杵築は、江戸時代より城下町として栄え、今でも多くの
武家屋敷や土塀、石畳の坂道が残されています。
南北の高台に住んだ武士、その谷間に住んだ商人。
このような凸凹のある
「サンドイッチ型城下町」は日本唯一といわれているそうです。
ここは、勘定場の坂。緩やかな傾斜と広い階段は
馬や籠かきの歩幅に合うように配慮されたものだそうです。
せっかくなので、杵築城にも行ってみることに・・・・
あれっ?
途中で買ったのは、さっきの富来の町の「マネーき猫」の
ご利益をあてにした宝くじ。
旅の終わりでおさいふの中も寂しくなったので5枚だけ(笑)
近くの民家。通りに面したところは、白壁にしてあります。
小さいものですが、鏝絵も描かれていました。
町並み保存に協力しているんですね。
杵築城の入口に着きました。
けっこう歩かなければなりませんでした。
城内には、たくさんの古い五輪塔が集められていました。
五輪塔(ごりんとう)は、主に供養塔・墓塔として使われる
仏塔の一種だということです。
小さなお城です。
日本一小さいといわれているんだそうです。
お城からの守江湾の眺め。遠浅の砂浜です。
今朝食べた杵築産というアサリを思い出しました。
ああ、ここならきっとたくさん採れそう。
さっき北台武家屋敷通りの方を歩いたので今度は
南台のほうへ・・・・
ずいぶん歩いてうさぎたちはくたびれてきましたが、
正は相変わらず元気いっぱい。
ずんずん進んでいきます。
この町ではカトリック教会もこんな門構えです。
石畳の坂がたくさんあります。
せっかくの記念撮影で、そっぽを向く正と、
いつもの正の水筒を持って歩くくま。
城下町は鹿児島の知覧や長崎の島原などに行ったことが
ありますが、この町は道路の幅がとても広く、一軒々の敷地も
知覧などと比べてずっと広いと感じました。
そこで、わずか三万五千石くらいでなぜ?と、いう話に・・・
領民からたくさんの年貢を取りたてていたんじゃないかとくま。
敷地内に畑を作って自給自足してたんじゃないのとうさぎ。
資料館がありましたから、そういう所へ行けば何かわかった
かもしれませんが、正がいっしょなので、立ち寄ることが
できませんでした。公開されている武家屋敷も残念ながらパス。
もっと時間があれば、交代で見てくるのですが。
くまが持っているのは駐車場に常備してある城下町散策マップ。
商人の町へ降りて来ると、昔ながらの土間のある
お味噌屋さんがありました。
お土産に、白みそともろみを買いました。
うちに帰って食べてみてびっくり!
このもろみを買うためにだけでもまた行きたい
くらいおいしかったんですよ。
三種類あったんだけど、みんな買ってくれば
よかったなあ。
白みそも無添加のさっぱりした自然な味で
とてもおいしいです。
こちらは、お味噌屋さんでもらったカブトガニの折り紙。
裏に説明書き。
さっきお城から見た守江湾は、日本一のカブトガニの繁殖地
なんだそうです。
うさぎたちの住む町にもカブトガニがやってきます。
まだ生きているのは、見たことがありませんが。
なんだか急に親しみが湧いてきました。
それで気がついたんですが・・・
この町の下水道のマンホールの蓋です。
カブトガニがデザインされています!
うちの町のは、どんなデザインだったかしら?
あっ、下水道設備はまだありませんでした。田舎です(笑)
薄暗くなったころ、杵築を後にしました。
バイパスから大分自動車道へ上がって帰ります。
やれやれ、ほんとに今日はよく歩きました。
お腹空いたね。と、いうことで・・・・ 玖珠SAに寄って
晩ご飯をすませて帰ることにしました。
これ、鶏天丼。とり天は、大分名物です。
旅の最後に大分名物を食べることができました。
写真ではわかりにくいのですが、ご飯の上に茹でたもやしが
のっています。
おみそ汁は、豚汁でした。どちらもとっても
おいしかったです♪
よかった~。
やっぱり旅の最後は美味しいもので締めたいですから。
♪ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪
< おまけ記事 >
行きに、下り線の玖珠SAのコンビニ「ミニストップ」で
お揃いで買ったマフラー?
(今は高速道路にもコンビニがあるんですね)
これ、なかなかのすぐれものでした。
ニット生地とフリース生地のリバーシブルになっていて・・・
えり巻きだけでなく、ひもを絞ると帽子にも、細長くたたむと
耳当てにもなります。
キャンプなど動き回る時でも、普通のマフラーみたいに
ずり落ちないしとても暖かくて助かりました。
下は、前の記事でご紹介しそこなった、宇佐神宮の名物。
うさぎが大好きな宇佐飴です。
お米でできている昔懐かしい飴です。
お礼参りは口実で、やっぱり遊びに行ったような旅でしたね。
国東半島が、こんなに見どころいっぱいで、歴史と自然豊かな
ところだとは思いませんでした。
それに、想像していたのとは全く違って、明るくてとても
楽しいところでした。
まだ、内陸部は全く見ていません。
ポスターなどにはよく仏の里って書いてあるのに
お寺は一軒も行けませんでした。
ぜひまた、行きたいと思っています。
もちろん、正もいっしょに。
最後まで見てくださってありがとうございました。
「最終回」は、今日の記事の題名で「座敷わらし犬」は
まだまだ続きます。
これからも応援どうぞよろしくお願いします。
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