大分自動車道そばの国道500号線から見た景色です。反対側には別府市街が広がっています。
あれっ、別府? そうなんです。
実は、湯布院に入る手前でその先はチェーンが必要なことがわかりました。
チェーンはちゃんと持ってきていたのですが、これがどうしてもつけることができません。
ワル猫さんは、3分でつけられたというのに・・・
つけ方は買った時、お店でも教えてもらったのですが・・・。あーーあ、練習してくればよかったなぁ。
説明書を見ながらやってみますが、雪がチラつく中、時間が経つばかり。
風が冷たくて車の外は寒いの何のって、もう凍えそうです。とうとうチェーンの取り付けは断念。
それに、湯布院まで行けたとしても、その先がどうなっていることやら。
大分自動車道も通行止めになっているようなので家に帰ることもできません。
と、いうわけで、とりあえず別府方面へ行くことになりました。
最悪の場合もう一泊すればよいということで様子を見ることに。車中泊ならではの気楽さです。
500号線を下ってくると、最初に目についたのが、こちら。明礬温泉です。
先ほどのお天気が嘘のようにすっかり青空で、光があふれています。
湯の花小屋などをのぞいてみたりした後、立ち寄り湯があったので、入って帰ることに。
あまり大きくない露天風呂でしたが、さすがに別府の温泉、とってもあたたまりました。
観光地の食事はどこも高いですから、市街地の方まで下ってきて、公園の駐車場に車を止め、
昨日買った道の駅の鯖寿司で、朝ごはん兼昼ごはん。
竹の皮で包まれた この鯖寿司は、外側に昆布と薄く切った大根の酢漬けが巻いてあって
とてもおいしいのです。ボリュームもあって、ひと包で二人分十分にあります。
食べながら、どこへ行くか相談。10年前に行ったっきりの地獄めぐりでもしようかと話しているうちに
ふと、以前から行きたいと思っていたところを思い出しました。さっそくナビをセットして出発。
ところがやっぱり、うちのバカナビ、住宅街の中のえらく狭い曲がりくねった道を行けと言います。
で、車はこの看板の真ん前へ出ました。ずいぶん変わった名前の神社です。
これ、何て読むんだろう? 気になったのでちょっと寄ってみることに。
小さいながら、地元の初詣の人たちで賑わう古い神社でした。
わかりましたよ。「ほのおほのめ神社」というんだそうです。
また、寄り道してしまいました。先を急ぎます。
さて、この渋滞は、大分市の高崎山のふもと(海とは反対側のほう)にある神社へ
向かう車の列です。
急な石段を登り、さらにまた石段を登ったところにある楼門。ここは、柞原(ゆすはら)八幡宮。
以前、観光案内書で見て、一度行ってみたいと思っていたところです。
楼門の後ろに見えるのは大きなご神木の楠。
樹齢3000年だそうです。
上の方は折れているようですが、
なかなかの風格です。
本殿へ向かう参道がとても素晴らしくて感動。長い参道の両側に茂っているのはなんと南天です。
こんな参道、珍しいと思いませんか?
折しも、赤い実が鈴なりでとてもきれいでした。
参道中央にはろうそくが入っている竹筒が並べられています。大晦日に灯されたのでしょう。
明りが灯ったところを見たかったと思いました。
照明は他に見当たらなかったので、きっと幻想的な光景だったでしょうね。
本殿前は人がいっぱいで長い行列ができていましたが、
おとなしくおりこうさんにしている正です。
本殿は靴を脱いで建物の中に上がってお参りするようになっています。
正がいるので、くまに代表してお参りしてもらいました。
おみくじを引いたら大吉で、病気がよくなると書いてあったので喜ぶうさぎ。
くまは末吉でしたが、内容は悪くなかったのでふたりとも何だか晴々した気持ちで帰ります。
帰るころにはさらに人が増えていました。さて、正はどこにいるでしょうか?
ほら、とても立派な南天でしょう!
難を転じて福と成すという縁起の良い南天です。
昨日から、超刺激的な時を過ごしている正。
いつもは移動中の車の中では寝ませんがちょっと疲れたのかな。
柞原(ゆすはら)八幡宮ですっかり満足したので、もう帰ってもいいかなと思いましたが、
結局、凍結してなさそうなルートを探して当初の予定通り阿蘇神社にも行くことに・・・
大分市から竹田市へ。波野から阿蘇の外輪山を越えて阿蘇神社のある一の宮へ入りました。
日が落ちて気温も下がり、車の温度計は外輪山を超える頃はー2度、阿蘇盆地へ入ってからは
ー1度でしたが、幸いほとんど凍結したところはなく雪も降りませんでした。
阿蘇神社の境内は、普段はない大きな照明機が何基も備えられていて独特の雰囲気。
何度来ても、この神社は風格があっていいなと思ううさぎです。
今回は写真が少ないのですが、ここへはきっとまた行くと思いますから、
またの機会にたくさんご紹介したいと思います。
楼門の前で。日本三大楼門のひとつだそうです。
ちなみに他のふたつは、茨城県の鹿島神社、福岡県の箱崎宮の楼門とのこと。
正はどこへ行っても人気者でした。
かわいいと話しかける人、触りたがる人、何犬ですかとたずねる人・・・・
正ちゃん、たいへんだったね。
阿蘇神社の楼門の前でくまとうさぎが交代で写真を撮っていたら、
親切な方が三人一緒の写真を撮ってくださいました。
何とか阿蘇までたどり着いてホッとしました。もう一泊することも考えましたが、
うさぎの体調もまだ万全ではなかったので、今回はこれで帰ることにしました。
31日はちょうどワル猫さんが九重を旅行されていました。大変な雪だったようで、やはり
別府の方に回ったのは正解だったようです。
おかげで思いがけなく、豊前一の宮である宇佐神宮と豊後一の宮である柞原八幡宮、
それに肥後一の宮である阿蘇神社の3つの「一の宮三社参り」をすることができて
いつもとは違う年越しをすることができました。
財政事情も厳しいうさくま家ではありますが、わんこは人の4倍の速さで年をとっていきます。
正が元気なうちに一緒にできるだけいろいろな所に出かけたいと思うくまとうさぎです。
次回は自宅に帰ってからのお正月の様子をご紹介します。
・・・・・ 次回へ続く ・・・・・
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