昨年の秋、普段めったに歩かないところを散歩していて、シロバナツユクサを見つけた。
今年もぜひ見てみたいと何度か足を運んだが、残念ながら見られていない。
そこで、ツユクサが生えていそうな市内の場所を、いくつか歩いてみた。出会ったお花をスケッチした。
■ マルバルコウ(ヒルガオ科サツマイモ属)
熱帯アメリカ原産で、主に中部地方以西に帰化しているというが、白井市内でも毎年同じ場所に咲いている。
■ オニノゲシ(キク科ノゲシ属)?
葉に鋭い棘があるのでオニノゲシとしたが自信がない。オニノゲシならヨーロッパ原産の帰化植物で、花期は4~10月。
■ アメリカセンダングサ(キク科センダングサ属)
北アメリカ原産で、日本では北海道を除く全国で見られる。
■ シロノセンダングサ(キク科センダングサ属)?
初めて見る花で自信がない。シロノセンダングサなら花期は9~11月。まだ完全に開花しておらず、花冠のふちに見える舌状花(白花)は蕾だ。
■ ニラ(ネギ科ネギ属)
花期は8~9月で、そろそろ見納めだ。蝶(蛾)が吸蜜していた。
■ オシロイバナ(オシロイバナ科オシロイバナ属)
南アメリカ原産で、園芸用が流出した。夕方に開花し、朝の時間にはすでにしぼんでいるものが多かった。白の他に赤、黄色を観た。
■ カラスウリ(ウリ科カラスウリ属)
8~9月に粗毛がある独特の5弁花を咲かせる。既に実の色は黄色~赤くなっているものもあった。
■ スズメウリ(ウリ科スズメウリ属)
果実がカラスウリより小さいことからとか、スズメの卵に見立てたことからという。果実は直径1~2cm。
■ ユウゲショウ(アカバナかマツヨイグサ属)
南アメリカ原産で、明治時代に渡来した。街中で見るものよりずいぶん矮化しているように見えた。
■ キツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)
花は唇形で、雄しべは上唇につく。花の長さは8mm。図鑑では道ばたでふつうに見られるとあるが、街中で見たことはない。
■ エノキグサ(トウダイグサ科エノキグサ属)
葉がエノキの草に似ていることによる。別名をアミガサソウという。下の写真は雄花で穂状につく。雌花はその基部に編笠のような総苞に抱かれてつく。
■ クズ(マメ科クズ属)
花期は7~9月で、そろそろ見納め。
■ ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)
今回は2時間歩いてたくさんの群落を観たが、シロバナは見つけられなかった。
シロバナツユクサは幻の花なのか?
ツユクサの花期は6~9月。もう少し歩いて探してみよう。
■ おまけ・古代米
白井市内でも各地で稲作が行われている。黒米や赤米などの古代米は最近のブームだ。
友人が学生時代に農学科でイネを専攻していた。長年かかり遺伝子を選抜して現在の食用米にあり着いた中で、古代米を復活させるのはけしからんと憤慨していた。
私にはその気持ちも分かるが、イネは自家受粉の性質を持つので、近くで古代米を作っていても交雑の心配はほとんどないだろう。
あえて古代米を食べる気にはならないが、食べたい人は食べればよいし、需要があれば生産者が作るのは自然なことだろう。
※今回の記事は、主に「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」を参照しました。
今年もぜひ見てみたいと何度か足を運んだが、残念ながら見られていない。
そこで、ツユクサが生えていそうな市内の場所を、いくつか歩いてみた。出会ったお花をスケッチした。
■ マルバルコウ(ヒルガオ科サツマイモ属)
熱帯アメリカ原産で、主に中部地方以西に帰化しているというが、白井市内でも毎年同じ場所に咲いている。
■ オニノゲシ(キク科ノゲシ属)?
葉に鋭い棘があるのでオニノゲシとしたが自信がない。オニノゲシならヨーロッパ原産の帰化植物で、花期は4~10月。
■ アメリカセンダングサ(キク科センダングサ属)
北アメリカ原産で、日本では北海道を除く全国で見られる。
■ シロノセンダングサ(キク科センダングサ属)?
初めて見る花で自信がない。シロノセンダングサなら花期は9~11月。まだ完全に開花しておらず、花冠のふちに見える舌状花(白花)は蕾だ。
■ ニラ(ネギ科ネギ属)
花期は8~9月で、そろそろ見納めだ。蝶(蛾)が吸蜜していた。
■ オシロイバナ(オシロイバナ科オシロイバナ属)
南アメリカ原産で、園芸用が流出した。夕方に開花し、朝の時間にはすでにしぼんでいるものが多かった。白の他に赤、黄色を観た。
■ カラスウリ(ウリ科カラスウリ属)
8~9月に粗毛がある独特の5弁花を咲かせる。既に実の色は黄色~赤くなっているものもあった。
■ スズメウリ(ウリ科スズメウリ属)
果実がカラスウリより小さいことからとか、スズメの卵に見立てたことからという。果実は直径1~2cm。
■ ユウゲショウ(アカバナかマツヨイグサ属)
南アメリカ原産で、明治時代に渡来した。街中で見るものよりずいぶん矮化しているように見えた。
■ キツネノマゴ(キツネノマゴ科キツネノマゴ属)
花は唇形で、雄しべは上唇につく。花の長さは8mm。図鑑では道ばたでふつうに見られるとあるが、街中で見たことはない。
■ エノキグサ(トウダイグサ科エノキグサ属)
葉がエノキの草に似ていることによる。別名をアミガサソウという。下の写真は雄花で穂状につく。雌花はその基部に編笠のような総苞に抱かれてつく。
■ クズ(マメ科クズ属)
花期は7~9月で、そろそろ見納め。
■ ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)
今回は2時間歩いてたくさんの群落を観たが、シロバナは見つけられなかった。
シロバナツユクサは幻の花なのか?
ツユクサの花期は6~9月。もう少し歩いて探してみよう。
■ おまけ・古代米
白井市内でも各地で稲作が行われている。黒米や赤米などの古代米は最近のブームだ。
友人が学生時代に農学科でイネを専攻していた。長年かかり遺伝子を選抜して現在の食用米にあり着いた中で、古代米を復活させるのはけしからんと憤慨していた。
私にはその気持ちも分かるが、イネは自家受粉の性質を持つので、近くで古代米を作っていても交雑の心配はほとんどないだろう。
あえて古代米を食べる気にはならないが、食べたい人は食べればよいし、需要があれば生産者が作るのは自然なことだろう。
※今回の記事は、主に「山渓ハンディ図鑑1 野に咲く花」を参照しました。