shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その④(下山)

2023-07-26 05:30:12 | 山行・旅行
この記事は、尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回 - その③(尾瀬ヶ原で観た花々)からの続きです。

7月18日の朝、目覚めたらテントの周囲が騒がしかったです。時刻は4時27分、寝過ごしました。
急いでカメラを持って尾瀬ヶ原へ向かいました。
既に多くのハイカーが木道に出ていました。

撮影した順にご覧いただきます。




燧ヶ岳です。




至仏山です。




写真を撮りながら木道を小走りに移動していたら、靴底に違和感を覚えました。
何とソールが剥がれていました。2年前にソールを張り替えたばかりなのに、どうしたことでしょう!?
ソールの剥がれを気にしつつも、至仏山に朝陽が当たる写真を撮り続けました。


さて、このままでは歩けません。先ずはテント場へ帰り応急処置をすることにしました。
靴を洗い、乾かし、持参していたテーピングテープでソールを密着させました。
さらにナイロン紐で縛りました。ナイロン紐は山小屋の方からいただきました。
具体的には前後に輪っかを作り、それをアイゼンを装着するように結びつけました。この結び方は漁師が昔漁で使っていたガラス製の浮き球を紐で覆うやり方です。
これで何とか歩けますが、紐がすり切れないよう、今日は寄り道をせず下山することにしました。


ということで、予定していた尾瀬ヶ原とアヤメ平の散策は止めて、真すぐに下山することにしました。


朝食を済ませ、テントを撤収し、7時1分に見晴キャンプ場を出発しました。


先ずは尾瀬ヶ原を西に向かって歩きます。


途中で観たコバギボウシ(キジカクシ科リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)は朝露に濡れていました。


カラマツソウ(キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)です。


こんな小さな花も観ました。


沼尻川を渡り、福島県から群馬県に入ります。


龍宮小屋を通り過ぎます。


竜宮十字路を左折し、尾瀬ヶ原に別れを告げます。
 

長沢新道に入りました。クマ出没注意の表示と、クマ除けの鐘が設置されていました。私もザックに鈴を付けました。


少し歩くと大きなミズナラの樹がありました。


森の中に入り傾斜も急になっていくので、カメラをザックにしまいました。


ギンリョウソウ(ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草)が現れました(i phoneでの撮影です)。森の中でギンリョウソウをたくさん観ましたが、その他の花は見ませんでした。
 

長沢新道は距離が短い分、所々傾斜が急です。急傾斜を登りきると木道に変わり、やがてベンチが置かれていました。土場の標識がありました。
ここでコーヒーとクッキーの軽食を摂りました。
 

土場から30分歩いて、アヤメ平方向との分岐に出ました。富士見田代です。


ここではたくさんのタテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属の越年草)とワタスゲ(カヤツリグサ科ワタスゲ属の多年草)を観ることができました。












富士見小屋跡の公衆トイレで手ぬぐいを濡らして首に掛けました。この日は前日ほど暑くなかったですが、これから標高を下げていくと暑くなりそうでした。
先月観た場所と同じ所に、ハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属の多年草)が群生していました。一部は果実になっていましたが、花が咲いているものもありました。


この後林道をひたすら歩き、水場で給水しました。靴の状態が良好であることを確かめて、水容器に3.2Lを入れて持ち帰りました。
この冷たい水は現地で飲んだら美味しかったですが、温まると鉄味がして美味しいとは思えませんでした。
まあトレーニングにはなったと思います。

12時5分に富士見下駐車場に着きました。
靴のトラブルがあり行程を短縮しましたが、無事に下山でき良かったです。
ちなみに靴はすぐに修理に出しました。修理が完了するまで別の靴を履くことになります。
明日からは北アルプスへ出かけます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

尾瀬・富士見下から見晴テント泊で周回(完)
コメント (17)
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