秋の白山を歩いてきました(その①)からの続きです。
(地図は白山ベストガイドから引用しました。残念ながらこれ以上拡大できません。)
白山御前峰(標高2702m)、山頂からの眺めをご覧ください。
先ずは、北アルプス遠望です。
白山から見える北アルプスの中で、最も大きく見えるのは御嶽山(標高3067m)です。上の写真では右端に見えます。
少し左に目を向けると、乗鞍岳が見えます。双耳峰のごとく見える左が、最高峰の剣ヶ峰(同3026m)で、右は屏風岳(2968m)です。
さらに左に目を移すと、穂高連峰が見えます。
中央が奥穂高岳(同3190m)、右は前穂高岳(同3090m)で、前穂高岳の手前に西穂高岳(同2909m)が重なります。
左は順に涸沢岳(同3110m)、北穂高岳(同3106m)です。北穂高岳の左の大キレットから、常念岳(同2857m)の頂が覗いています。
穂高連峰の左には、皆さまご存知の、槍ヶ岳(同3180m)が見えます。
次の4枚の写真の中には、双六岳(同2860m)、三方蓮華岳(同2841m)、鷲羽岳(同2924m)、黒部五郎岳(同2840m)、水晶岳(同2986m)、赤牛岳(同2864m)が写っているはずですが、いずれも登ったことがないのでよく分かりません。
大きな山塊は薬師岳(同2926m)です。
中央に見える台形の山は、立山(同3015m)です。すぐ左に真砂岳(同2861m)、少し離れて別山(2880m)です。
左に見えるピラミッド型の山は剱岳(同2999m)です。この山はどこから見ても目立ちます。
右が剱岳、左に白く見えるのは白馬槍ヶ岳(同2903m)のようです。
白馬槍ヶ岳の左に白馬岳(同2932m)が見えます。
近くの山も見てまいりましょう。
白山三山のひとつ、大汝峰(標高2684m)です。
剣ヶ峰(同2677m)です。
三方崩山(同2059m)です。
山頂で手早く昼食を摂り、12時15分過ぎにお池めぐりに出発しました。歩いた順に写真をご覧いただきます。
油ヶ池付近から大汝峰を観ています。
翠ヶ池です。空の青さを映して、青さが際立っていました。
三方崩山と北アルプスを背景に、別角度から撮った翠ヶ池を、今回の表紙に使いました。
百姓池付近から大汝峰を観ています。
ほぼ同じところから御前峰を観ています。
百姓池を過ぎて、室堂に向けて下っていくところです。
お池めぐりを終えて、14時過ぎに室堂に戻ってきました。広場のテーブルに座り、ザックを下ろしてお茶を飲み、くつろぎました。
室堂から南竜へ向けて出発し、トンビ岩から観た御前峰です。
トンビ岩に登ると、眼下に南竜の湿原を見渡すことができます(なにげに、岩の上に登らなくても十分見渡せます)。
同じく、トンビ岩の上から撮った御前峰です。
夏にはチングルマをはじめたくさんの高山植物が観られるトンビ岩コースですが、咲いていたのはミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)だけでした。
左はウラジロナナカマド(バラ科ナナカマド属)、右はクロマメノキ(ツツジ科スノキ属)のようでした。
今夜泊まる南竜山荘(左の建物)はもうすぐです。
こちらはどちらもウラジロナナカマドです。
15時30分、山荘に到着しました。山荘の窓から撮った夕景です。
白山では久しぶりの小屋泊まりです。夕食まで生ビールを飲んでまったりと過ごし、夕食後は星空撮影に備えて6時過ぎに就寝しました。
星空の写真と2日目の様子は、続編でご覧いただこうと思います。
秋の白山を歩いてきました(その③)に続きます。
おはようございます。
寝ぼけ眼がばっちり目が覚めました。
360度ぐるりと雄大な景色ですね。
白山から御嶽山が見えたことは覚えていますが、もう記憶がはっきりしていません。
この時期さすが花も少なく、紅葉も最終版と言う雰囲気ですね。
夏休み利用の登山が基本でしたから、この時期の山行は少なかったので、新鮮です。
ありがとうございました。
白山の高さ、周囲に遮るものがないのを感じます。
そして、fukurouさんに怒られそうですが、
御嶽山が、北アルプスとは知りませんでした。
知識を知らない私、北アルプスって言うのは、
穂高連峰、槍ヶ岳、剣岳、立山のあたりを言うんだと思っていました。
北アルプスって長いんですね(@_@)
そして、翠ヶ池、綺麗なブルー、
白山が火山なのも感じます。
山荘からの夕景、疲れを癒やしてくれる
何とも言えない荘厳さを感じさせてくれていますねぇ~
そうですね。360度のパノラマが楽しめました。
生まれ故郷の街も、日本海も見えたはずですが、北アルプスの展望に目が釘付けになり、他はおろそかになりました。
これまで何度も白山山頂に立っていますが、これほどはっきりと見えた記憶はありません。
秋の空気が澄んでいるのに加え、前日の雨でちりも洗われたのかもしれませんね。
私はサラリーマン時代、3日を超える夏休みを取ったことがありませんでした。
ですから、泊りの山行の経験はほとんどなく、山小屋のことも知りませんでした。
これから徐々に覚えていこうと思っています。
御嶽山は北アルプスの最南端に位置する山です。しかし、独立峰とする説もあるようです。
深田久弥氏は、日本百名山の八ヶ岳の項で、二千八百米という標高は、富士山と日本アルプス以外にはここしかないと書いています。
すなわち、御嶽山を日本アルプスに含めていたわけです。
彼が日本山岳会の副会長であったことからして、当時から主説は北アルプスの一部であったと考えてよいと思います。
そして、白山は活火山です。噴火警戒レベルは、このシステムができてから警戒レベル1(活火山であることに留意)が継続しています。
私も山を歩いていて、今噴火したらどうしようと、考えることがあります。
北アルプスの山々がパノラマで、素晴らしい眺望です。写真でもこれだけの感動を覚えるのだから、現地から見る眺望は格別でしょうね。
北アルプス連峰には本当にたくさんの山、峰、岳の名前があるのにびっくりです。私がイメージができるのは昔、スキーに行ったことのある白馬くらいです。
でも、このような北アルプスの山々を見ると、甲府で過ごした頃に見た、冬の南アルプスの山々が懐かしく思い出されます。(^.^)
早速距離を調べたところ最も遠いと思われる白馬岳が111km、近そうな乗鞍岳が71kmでしたから100km前後先の山なみが手に取るように見える仮想体験でした。
私の行動圏でも100km以上先の山(岩手山→鳥海山など)が見えるのは限られた気象条件の時で、見えた時はいつまでも山頂に留まりたくなります。
私の楽々登山で乗鞍岳、木曽駒ケ岳に登った時、朝方は快晴でも昼頃山頂に着いたときは雲が出てきてほとんど見えませんでした。
白山でお池めぐりした時も視界が悪く、名前が分からない池もありましたので、思い出しながら確認したいと思います。
前回、ナナカマドについてタカネナナカマドかも知れないと思いお知らせしましたが、標高で判断されたことに口出しすべきではありませんでしたね、失礼しました。
次は星ですか、距離の測定は止めてきます(笑)
甲府に住んでおられたのですね。周りを山に囲まれ、山好きとしては羨望の地です。
私は現役のころ、仕事で訪れました。
私は北アルプスの縦走経験がなく、したがって深部の山に入ったことがありません。
今夏、テント泊縦走を考えましたが、テント場も予約が必要で、しかもすでに満杯となっており、諦めました。
来年は予約開始と同時に申し込みたいと思います。
また、昨日はミヤマキンポウゲの写真が抜けていて、文章と齟齬がありました。
教えていただき、とても助かりました。重ねてお礼申し上げます。
また、今回は山の距離を測っていただき、ありがとうございました。100kmも離れているのですね。
北アルプスは、白山から見ると真東になります。
したがって、午前中は逆光で、特に早朝はシルエットしか見えません。
これまで午後に山頂に立ったのは一度だけで、その時もこんなにきれいには見えませんでした。
今回は登っている途中に御嶽山や乗鞍岳が見え始め、山頂に着くとすぐに北アルプスが見える一等地に陣取りました。
短い時間でしたが、まさに至福のひと時でした。
さて、ナナカマドですが、白山では標高が低い方から順に、ナナカマド、ウラジロナナカマド、タカネナナカマドのようです。
今回はビジターセンターに立ち寄って確認してきたので、間違いないようです。
ここまでが1日目ですか!
凄い距離を歩かれたように思いますが、どれくらいだったのでしょうか。
御前峰山頂からの景色、息をのむ美しさですね。
晴天に恵まれて良かったですね。
360度、山又山、北アルプスの山の名前くらいは知っていますが、位置関係もよく分かりません。
空の色も翠ヶ池の青もこの上なく美しいです。
紅葉はもう終わりかけなんでしょうか。
この夜の星空を見せて下さるそうで、すごく楽しみです。
星の知識は小学生並みですが、見るのは大好きなんです。
山は全く知らないので、的外れのコメントかもしれませんが、お許し下さいね。
山の地図を載せようと思いましたが、縮尺が大きいと収まり切れず、小さいと詳細が分からずで困りました。
よろしければ、下記のurlでご覧ください。
http://maps.gsi.go.jp/#5/36.104611/140.084556/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
この地図はいくらでも縮尺を変えて、全国各地を見られます。
私が山へ行くときは、これを印刷して持って行ってます。
星は私も詳しくありません。
fukurou先生に教えていただくのが良さそうです。