あけぼの山からの帰り道、少し時間があったので手賀沼周辺を散策してきました。
下記は手賀沼全体のGoogle mapと、この日に歩いた周辺の地理院地図です。Google mapでは、あけぼの山の位置も分かるように選びました。
車を柏ふるさと公園の駐車場に停めて、先ずは大堀川の右岸を500mばかり歩きました。
河原でカワラバトが餌を探していて、その中にムクドリが1羽混じっていました。驚いたことに、近くまで行っても逃げません。
アップで、精悍な顔つきを撮らせてもらいました。
■ムクドリ
White-cheeked Starling
スズメ目ムクドリ科
Spoodiopsar cineraceus
椋鳥/L24cm
対岸ではオオバンとカルガモが、やはり餌を探していました。
■カルガモ
Eastern Spot-billed Duck
カモ目カモ科
Anas zonorhuncha
軽鴨/L61cm
■オオバン
Eurasian Coot
ツル目クイナ科
Fulica atra
大鷭/L39cm
近くにはキジバトの姿もありました。
■キジバト
Oriental Turtle Dove
ハト目ハト科
Srreptopelia orientalis
雉鳩/L33cm
10分ほど歩いて、同じ道を引き返しました。
途中、カワセミが飛ぶ姿が観られ、川岸の樹に止まったようなので覗き込んだら、すぐ近くにいました。
残念なことに、一瞬で飛び去っていきました。
川ではカワウが潜水を繰り返していて、カメラを構えたら飛び立ちました。
■カワウ
Great Cormorant
カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm
ふるさと公園の辺りまで戻ってきました。対岸でアオサギがじっとしていました。
■アオサギ
Grey heron
ペリカン目サギ科
Ardea cinerea
青鷺/L93cm
川幅が広がった辺りで、カイツブリが盛んに潜水を繰り返していました。
この鳥はピントが合っていても、ボケて見える鳥です。それならばと、思い切ってトリミングしてみました。
■カイツブリ
Little grebe
カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
こんな短い翼で空を飛ぶのは大変でしょうね。実際、長距離を飛んでいるのは観たことがありません。
大堀川が手賀沼に流れ込む辺りで、オオバンが群れていました。
コサギが餌を探していましたが、すぐに飛び去りました。したがって写真は後ろ姿だけです。
■コサギ
Little egret
ペリカン目サギ科
Egretta garzetta
小鷺/L61cm
さあ、いよいよ手賀沼ですが、辺りは一面のヨシ原で、残念なことに沼ははるか遠くでした。
ヨシ原では、時折小さな鳥が飛び交う姿が見えます。しかしすぐに草陰に隠れて見えなくなります。
かろうじて、シジュウカラの姿を捉えることができました。
■シジュウカラ
Japanese tit
スズメ目シジュウカラ科
Parus minor
四十雀/L15cm
ヨシ原に沿って600mほど歩くと、北千葉導水ビジターセンター(第二機場)に着きました。
北千葉導水路は、利根川の下流部と江戸川を結ぶ約28.5kmの導水路(地下の川)です。
利根川の水を東京都、千葉県、埼玉県で飲み水などに利用できるようにしたり、手賀沼に注水して沼の浄化を図っています。
機場から手賀沼につながる入江のような池には、コブハクチョウ、畔にアオサギ、カワセミの姿が観られました。
■コブハクチョウ
Mute Swan
カモ目カモ科
Cygnus olor
瘤白鳥/L152cm
■カワセミ
Common Kingfisher
ブッポウソウ目カワセミ科
Alcedo atthis
翡翠/L17cm
■アオサギ (英名等は前述)
40分程度の散策で、期待していた渡り鳥の姿は観られませんでしたが、多くの野鳥が観られました。
次に手賀沼を訪れる際は、下調べをして渡り鳥が観られそうな場所へ出かけたいと思います。
(完)
下記は手賀沼全体のGoogle mapと、この日に歩いた周辺の地理院地図です。Google mapでは、あけぼの山の位置も分かるように選びました。
車を柏ふるさと公園の駐車場に停めて、先ずは大堀川の右岸を500mばかり歩きました。
河原でカワラバトが餌を探していて、その中にムクドリが1羽混じっていました。驚いたことに、近くまで行っても逃げません。
アップで、精悍な顔つきを撮らせてもらいました。
■ムクドリ
White-cheeked Starling
スズメ目ムクドリ科
Spoodiopsar cineraceus
椋鳥/L24cm
対岸ではオオバンとカルガモが、やはり餌を探していました。
■カルガモ
Eastern Spot-billed Duck
カモ目カモ科
Anas zonorhuncha
軽鴨/L61cm
■オオバン
Eurasian Coot
ツル目クイナ科
Fulica atra
大鷭/L39cm
近くにはキジバトの姿もありました。
■キジバト
Oriental Turtle Dove
ハト目ハト科
Srreptopelia orientalis
雉鳩/L33cm
10分ほど歩いて、同じ道を引き返しました。
途中、カワセミが飛ぶ姿が観られ、川岸の樹に止まったようなので覗き込んだら、すぐ近くにいました。
残念なことに、一瞬で飛び去っていきました。
川ではカワウが潜水を繰り返していて、カメラを構えたら飛び立ちました。
■カワウ
Great Cormorant
カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm
ふるさと公園の辺りまで戻ってきました。対岸でアオサギがじっとしていました。
■アオサギ
Grey heron
ペリカン目サギ科
Ardea cinerea
青鷺/L93cm
川幅が広がった辺りで、カイツブリが盛んに潜水を繰り返していました。
この鳥はピントが合っていても、ボケて見える鳥です。それならばと、思い切ってトリミングしてみました。
■カイツブリ
Little grebe
カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
こんな短い翼で空を飛ぶのは大変でしょうね。実際、長距離を飛んでいるのは観たことがありません。
大堀川が手賀沼に流れ込む辺りで、オオバンが群れていました。
コサギが餌を探していましたが、すぐに飛び去りました。したがって写真は後ろ姿だけです。
■コサギ
Little egret
ペリカン目サギ科
Egretta garzetta
小鷺/L61cm
さあ、いよいよ手賀沼ですが、辺りは一面のヨシ原で、残念なことに沼ははるか遠くでした。
ヨシ原では、時折小さな鳥が飛び交う姿が見えます。しかしすぐに草陰に隠れて見えなくなります。
かろうじて、シジュウカラの姿を捉えることができました。
■シジュウカラ
Japanese tit
スズメ目シジュウカラ科
Parus minor
四十雀/L15cm
ヨシ原に沿って600mほど歩くと、北千葉導水ビジターセンター(第二機場)に着きました。
北千葉導水路は、利根川の下流部と江戸川を結ぶ約28.5kmの導水路(地下の川)です。
利根川の水を東京都、千葉県、埼玉県で飲み水などに利用できるようにしたり、手賀沼に注水して沼の浄化を図っています。
機場から手賀沼につながる入江のような池には、コブハクチョウ、畔にアオサギ、カワセミの姿が観られました。
■コブハクチョウ
Mute Swan
カモ目カモ科
Cygnus olor
瘤白鳥/L152cm
■カワセミ
Common Kingfisher
ブッポウソウ目カワセミ科
Alcedo atthis
翡翠/L17cm
■アオサギ (英名等は前述)
40分程度の散策で、期待していた渡り鳥の姿は観られませんでしたが、多くの野鳥が観られました。
次に手賀沼を訪れる際は、下調べをして渡り鳥が観られそうな場所へ出かけたいと思います。
(完)
同じ鳥の写真をテーマに投稿したブログで、私とこんなに違うのかと、
ある意味感動しました。(笑)
ふるさと公園から大堀川に向かったのですね。私は全くこのルートを
思いつくことができませんでした。野鳥は手賀沼の湖岸を歩かないと
いないものと信じ込んでいました。まさに目から鱗の思いです。
ムクドリ、カルガモ、オオバン、キジバト、カワウ、アオサギ、カイツブリ
コサギ、シジュウカラ、コブハクチョウ、カワセミなどたくさんの鳥の
写真が撮れましたね。私から見ると垂涎の的です。
長年野鳥の観察や撮影をして、経験を積んでいるshuさんと比較する事自体
10年早いとは思いますが、私も遅ればせながら、shuさんを目標に70の手習
いで野鳥撮影に挑戦しようと思います。
いろんな鳥と出会えて、羨ましい限りです。
ツグミが綺麗に撮れましたね。
鳥の名前は皆分かりますが、40分歩かれて、これだけの収穫があったのは素晴らしいです。
カワセミも撮れましたね。
カイツブリが羽ばたく姿は初めて見ました。
本当に羽が小さいんですね。
江戸川にもカモが来ていますが、川幅が広く、カモは川の真ん中にいるので、遠くて撮れずに残念です。
もう鳥はエキスパートの方々にお任せして、楽しませて頂くことにします。
ninbuさんがいておられるように、簡単に撮れるものではありません。
又色んな鳥を見せて頂くのを楽しみにしています。
こんばんは。
たくさんの鳥たちとの出会いがありましたね。
ムクドリは見慣れた鳥ですが、なかなかこれほどくっきりはっきりと見ることはありません。
地図を添付していただいているので、場所がよく分かります。
街中ですよね!
諏訪湖が結氷して、陸地で採食して居るヒドリガモやオオバンに混じって
恐れることなく採餌して居ました。
キジバトも意外に人間に警戒しませんネ。
残念ながら私はカワセミだけは未だ見た事がありません。
清らかな水の処しか居ないと聞いています。
近隣の水は清くないのでしょうか?
冬にコハクチョウは飛来するのですが・・・
コブハクチョウは見た事がありません。
渡りですか?
40分ほどの散策で多くの収穫が在り良い時をお過ごしですネ。
ninbuさんの投稿と被ってしまい、失礼しました。
鳥撮りは難しいですね。私も失敗ばかりです。
参考になるかどうか分かりませんが、40年以上前、私が鳥を撮り始めた時に購入した本に、次のように書かれています。
「野鳥の撮影の場合、ピントがどうの構図がどうのという前に、どうしたら鳥がよく見えるくらい大きく撮れるかということが問題になります。そのためには鳥の習性をよく知ることが必要です。はじめから鳥を撮影しようとは思わないで、先ず鳥をよく見て、よく知ろうと努めてください。(後略)」
私は慣れだと思います。
今の時代はフィルム代を気にせず何枚でも撮れるので、是非撮影を楽しんでくださいませ。
国道16号線の桜台交差点を東北東方向に曲がり、1km行くと柏ふるさと大橋にかかります。
その真下が柏ふるさと公園です。私も訪ねるのは初めてでした。
今は車にナビが付いていますし、スマホでも地図が見られます。これらを頼りに行ってきました。
さざんかさんにとってもご存知の鳥ばかりのようで、退屈だったかもしれませんね。
私もコハクチョウやカモを期待して行ったのですが、空振りでした。
カイツブリはちょっと面白かったです。
今度行くときは、渡り鳥に会えるよう、下調べをして参ります。
仰るとおり、たくさんの鳥がいました。
そして、公園のハトと同じように、ムクドリまでが人を恐れないでいるのに驚きました。
確かにすぐ近くが住宅地です。
野鳥が人を恐れないのは、悪いことではないと思います。
但し、これは人が野鳥に餌を与えるということとは、まったく違うことです。
野鳥の中には、人が与える餌を期待して寄ってくるものもいます。
これは困ったことだと思います。
諏訪湖は結氷と解氷を繰り返しているようですね。
来週また寒くなるようですので、御神渡りができるのを期待したいと思います。
さて、カワセミですが、一年を通して生きた餌を捕えられないと生きていけないので、湖や川が凍る所では住めないようです。
うちの近所の池も凍りますが、水が流れている所は凍らず、そこで餌を採っているようです。
大堀川では違う場所で3回カワセミを観ました。
そのうち1回は5m以内だったのですが、目が合った瞬間飛び去りました。
そのカワセミですが、数秒間川の上でホバリングしていました。
遠くだったので、撮れませんでしたが、見事なホバリングでした。
コブハクチョウは渡りをせずに、手賀沼周辺に住んでいます。この日は3羽観ました。
松本城のお堀のハクチョウも、コブハクチョウだと思います。
沢山の鳥さん!
今回のムクドリ、ほんと美形ですね。
頭と顔がごま塩ボサボサの印象が強いのですが、まるで整髪料で撫でつけたように黒くてツヤツヤ!
今まで「じじむさい」なんて言ってごめんなさいです。
コサギは足で泥をカキカキしているところようですね。
泥の中の虫などほじくり返しているとのことで、よく見ると、みんなこの行動をしています。
飛び立つシーンもいいですね。
カワウもナイスショットですね!
コブハクチョウはここに住んでいるのですか?
鳥を見に行っても珍しい鳥に出会うことは少なく、むしろ同じ鳥ばかり撮ることになります。
でもそれでも撮る方も、見る方も楽しいのは、やはり動きや表情があるからなのでしょうね^^