shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

花の平標山に行ってきました(その2)

2021-06-26 13:42:38 | 山行・旅行
花の平標山に行ってきました(その1)からの続きです。

5合目を過ぎるとさらにお花が増えてきます。
大好きなアカモノ(ツツジ科シラタマノキ属)が現われました。
この樹は垂直分布域が狭く、どの山でも標高100~200mの範囲でしか見られませんが、この尾根は緩やかなのでアカモノロードが続きます。


マイズルソウ(キジカクシ科マイヅルソウ属)もあちらこちらに。ツマトリソウ(サクラソウ科ツマトリソウ属)はすでに理想の花期を過ぎていました。


そしてハクサンシャクナゲ(ツツジ科ツツジ属)の群落が見事でした。


こちらはタカネナナカマド(バラ科ナナカマド属)。鋸歯が葉の全体に見られるのが特徴です。


ベニサラサドウダン(ツツジ科ドウダンツツジ属)が多いのもこの登山道の特徴です。




再びハクサンシャクナゲ。撮影に忙しく、なかなか前に進めません。


そうこうしているうちに松手山(標高1614m)に着いてしまいました。
時刻は8時19分でした。途中4合目で10分休んだことを思うと、ほぼコースタイム通りのいいペースのようです。


松手山を過ぎてもしばらくはなだらかな道が続き、お花の数は増える一方です。
そばかす美人のハクサンシャクナゲ。ハクサンシャクナゲの特徴の一つは、花の裂片中央に淡緑色の斑点(そばかす)があることです。


イワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)。




再びタカネナナカマド。


ウラジロヨウラク(ツツジ科ヨウラクツツジ属)。数はベニサラサドウランほど多くないですが、複数見られました。


ゴゼンタチバナ(ミズキ科サンシュユ属)は白山の御前峰(ごぜんがみね)から名づけられています。




急坂を登ると7合目に着きました。時刻は8時43分で、松手山からは24分でした。
ここからは、ランの仲間などの違ったお花がたくさん登場します。


その前に、振り返って松手山(向かって右端)から歩いてきた緩やかな稜線です。


これで撮った写真の三分の一となりました。まだまだ続きますので、この続きはその3でご覧いただきたいと思います。
最後に、もう一度地図を載せておきます。


その3に続きます

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 花の平標山に行ってきました... | トップ | 花の平標山に行ってきました... »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
花の平標山 (さざんか)
2021-06-26 15:06:13
shuさん、こんにちは。
5合目からお花が増えるというのは本当ですね。
見たことはないのですが、アカモノ、マイズルソウ、イワカガミは分かりました。
ドウダンもこの色はベニサラサというのですね。
ハクサンシャクナゲの群落が見事です。
そばかす美人ですか。
ゴゼンタチバナは葉も花もパッと開いて、覚えられるかも。
こんなに沢山のお花を見ながら(撮りながら)歩くと、わくわくすることでしょう。
山に登る方しか味わえない醍醐味ですね。
これで三分の一ですか!
まだまだありそうで、続きを楽しみにしています。
返信する
さざんかさん こんにちは (shu)
2021-06-26 15:48:27
早速コメントをいただき、ありがとうございます。
山から下りて、昨日は娘の家に泊まり、孫とも遊んできました。

さて、5合目からは緩やかな稜線歩きで、曇り空ながら景色も眺めて楽しく歩けました。
しかし本命は山のお花たちです。
本命の一つツツジ科のお花たちがとても綺麗で、嬉しかったです。
4年前は7月7日に登っていて、今回の方がお花の盛期でした。

7合目からは樹に咲く花ばかりでなく、草花、とりわけもう一つの本命のラン科の植物が素晴らしかったです。
明日アップしますので、しばらくお待ちくださいませ。
最後に、お花の名前を一つ間違えていて、本文を訂正しました。申し訳ありません。
返信する
高度を稼ぐと (fukurou)
2021-06-26 18:37:36
shu様
こんばんは。
どんどん高度を稼ぐと、高山植物の花盛りですね。
時期がぴったりなのか、たくさんのお花に出会えましたね。
次のラン科のお花も楽しみです。
返信する
fukurouさん こんばんは (shu)
2021-06-26 19:37:07
コメントありがとうございます。
山の楽しみの一つに、標高を上げると植生が変わっていくことがあります。
そして6月の平標山の良さは、どの高度でも花が観られることです。

雪の多い山です。
特に仙ノ倉山との鞍部では雪が6月初旬頃まで残り、雪が解けると高山植物(雪田植物)の大群落が生まれます。
また、7合目から9合目にかけて雪田植物とは違うラン科の高山植物が観られます。
その3ではラン科の植物を中心に、ご覧いただこうと思います。
返信する
こんばんは^^ (attsu1)
2021-06-26 20:15:44
アカモノ、垂直分布が狭いが逆に、
登山道によってはアカモノロードになるんですね
そして、ハクサンシャクナゲ、そばかす美人って表現が良いですし、可愛い花です^^

登りながら、次から次へ、花が現れ、シャッター押しながら、コースタイム通りなんて、
shuさん、きっと歩くのが早いんですね^^

イワカガミが今時期咲き、
ゴゼンタチバナ、名前からも、ここが高山なのが
伝わってきます。

山野草の宝庫を楽しみながらの登山、
登ってきた登山道を振り返った景色を見ると
満足感があるんでしょうねぇ~^^
返信する
attsu1さん こんばんは (shu)
2021-06-26 21:22:09
コメントありがとうございます。
そういえば、アカモノは緩やかな尾根道でよく観ています。
雨飾温泉から登った雨飾山、平ヶ岳へ向かう途中の道、巻機山の尾根道など、雰囲気が似たところばかりですね。

ハクサンシャクナゲは、今年の初見でした。
北海道と本州の中部地方以北、そして四国の石鎚山が国内の分布域ですが、自宅で育てている人も多いようです。
イワカガミはこれからあちこちで見ると思います。白山では7月が見ごろです。
ゴゼンタチバナもよく見るお花です。昨年は平ヶ岳へ行く途中の山でたくさん見ました。

いよいよ7合目からは高山植物がいっぱいです。
明日のお昼ごろにはアップできると思います。
返信する
高山植物 (カンサン)
2021-06-27 07:49:02
shuさんへ、私のコンサートのブログにコメントをありがとうございます。今は早く咲く高山植物が見頃ですね。
最近はバッハの無伴奏ヴァイオリン ソナタをCDで聞き来ました。第3番が私の好みです。
返信する
カンサンさん こんにちは (shu)
2021-06-27 08:56:27
コメントありがとうございます。
バッハの無伴奏、ソナタ第3番ハ長調 ですね。
私は無伴奏はヴァイオリンもチェロも好きです。
どちらもBGMとしてよく聴いています。
私の初孫が、まだ生まれたばかりのころ、パブロ・カザルスのモノラル録音を聴くと落ち着いて寝てくれました。

平標山のお花では、ショウジョウバカマが真っ先に咲くように思います。
ショウジョウバカマは、すでに花が終わっていました。
返信する

コメントを投稿