shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

花の平標山に行ってきました(その3)

2021-06-27 11:25:07 | 山行・旅行
花の平標山に行ってきました(その2)からの続きです。

7合目から上は霧が立ち込み、風も吹いてきました。そこで、上着だけレインウエアを着ました。
霧が出てもお花を見るには支障はありません。木段をゆっくり登っていきます。

お目当てのハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属)が見つかりました。


すでに松手山の手前で森林限界を越えていて、高い樹はありませんが、ウラジロヨウヤクがきれいです。


ハクサンチドリが次々と現れました。


ハクサンチドリは、白山で初めて発見された千鳥の飛んでいる様に見える花で、白山千鳥と名付けられました。


このお花は、咲き始めたばかりのミヤマカラマツ(キンポウゲ科カラマツソウ属)だと思います。
風が吹いていて、揺れるお花を撮るのは難しいです。




コバイケイソウ(シュロソウ科シュロソウ属)も出てきました。円錐状の花序に、小さな花が集まって揺れています。


こちらはミヤマキスミレ(スミレ科スミレ属)でしょうか。自信がありません。
谷川連峰には、同属のナエバキスミレも咲いていることを、帰ってから知りました。


8合目を通過します。標識も木段も傾いています。


ウラジロヨウラクを観た最後の樹だと思います。


ヨツバシオガマ(ハマウツボ科シオガマギク属)です。8合目から上でたくさん見られました。


そして、もう一つのお目当てのオノエラン(ラン科カモメラン属)の登場です。


オノエランは漢字で書くと尾上蘭で、尾根の上のランという意味です。


まさに尾根の上に咲くこの花は、主役といってよいでしょう。


ハクサンチドリと主役を競い合っています。


歩き続けると、ハクサンイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属)が現われてきました。
何だか花弁がちぎれているものが多いです。後ほど聞いたのですが、雹の被害を受けたようです。


この辺りのツマトリソウ(サクラソウ科ツマトリソウ属)は、まだ咲き始めです。
余談ですが、私のパソコンはツマトリソウを一発で正確に変換してくれるようになりました。


ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属)も現れました。


咲き始めの、かわいいコバイケイソウ。大きな葉と小さな花序のバランスがおかしい。


9合目を通過します。既に木段が終わって歩きやすい道に変わっています。




ハクサンイチゲの群落です。




このオノエランはきれいです。雹の被害が少なくて良かったです。


こちらのオノエランもきれいです。


ヨツバシオガマ。羽状に深く裂けた葉が3~4個ずつ輪生しているのが特徴です。


山頂はもうすぐです。


最後のヨツバシオガマ。


着きました。平標山の山頂、標高1984mです。
時刻は9時48分です。駐車場を出てから3時間21分かかりました。コースタイムが3時間10分ですから、やはり後半はお花の撮影で忙しかったのでしょう。
晴れていれば四方が見渡せるのですが、霧のため展望はありません。


ちなみに、こちらは2017年7月6日の山頂からの眺めです。
この時も霧が出ていましたが、今回より見晴しが効いたようです。


さて、山頂には4、5人が休んでいました。
私は山頂で休むことなく、雪解け直後に咲くお花を見るため、そのまま仙ノ倉山方向へ進みます。
例によって、写真の枚数が多くなりましたので、続きはその4で書かせていただきます。

今回も最後に地図を載せておきます。


その4に続きます

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2 コメント

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何故か見落としていました (さざんか)
2021-06-27 21:25:50
何故かm急に頂上に着かれたような気がしていましたが、今頃③を見落としていたのに気付きました。
すみません。
お花がいっぱい出て来ましたね。
どれも凄く綺麗です。
今自分の記事を書いているので、後程ゆっくり拝見します。
沢山のお花の名前、覚えられそうにありませんが、こんなお花達を撮りながら登って行かれるのは、この上ない喜びでしょうね。
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さざんかさん こんばんは (shu)
2021-06-27 22:03:12
コメントありがとうございます。
その3に続いて、すぐにその4を書き上げましたので、スルーされた方も多かったかもしれませんね。
個人的には、今回の山行ではハクサンチドリとオノエランがよかったです。
ラン科のお花は華やかですね。
7合目から8合目は本当に天空の散歩道でした。

昨年来、日本百名山の山を中心に、初めての山を登ってきましたが、燧ヶ岳と平標山はいずれも再訪でした。
再訪の山は、登山道の様子や見どころが分かるので、ペース配分がしやすいです。
今後は新しい山と再訪の山を織り交ぜて登っていこうと思います。
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