shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

白山花紀行(2024年版)

2024-09-15 11:28:22 | 山行・旅行
『白山花紀行』は7~8月に白山の登山道を歩いて、観た花をまとめたものです。
高山帯・亜高山帯の分類は、実際に観た場所の標高によるものです。従ってその区別は正確ではありません。
2024年版では、新たに中宮道で観た植物を加えました。
記載内容に間違いなどがありましたら、お教えいただきますようお願い申し上げます。

1. 高山帯(およそ2100m~)の花
■ 草本
・ゴゼンタチバナ Cornus canadensis(御前橘、ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・コイワカガミ Schizocodon soldanelloides var. soldanelloides f. alpinus(小岩鏡、イワウメ科イワカガミ属の多年草)
コイワカガミの葉には両側に鋸歯が8個あるのに対し、イワカガミの葉には両側に鋸歯が十数個あるので区別できる。
(写真 2019/07/21,26 室堂平)


・イワカガミ Shortia soldanelloides(岩鏡、イワウメ科イワカガミ属の多年草)
(写真 2022/07/24 弥陀ヶ原)


・ミヤマキンポウゲ Ranunculus acris var. nipponicus(深山金鳳花、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)




・シナノキンバイ Trollius shinanensis (信濃金梅、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミヤマキンバイ Potentilla matsumurae (深山金梅、バラ科キジムシロ属の多年草)
(写真 2018/08/07 トンビ岩コース)


・ミヤマダイコンソウ Geum calthifolium var. nipponicum (深山大根草、バラ科ダイコンソウ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)




・ハクサンイチゲ Anemone narcissiflora(白山一花、白山一華、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・カラマツソウ Thalictrum aquilegiifolium var. intermedium(落葉松草、唐松草、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)
(写真 調整中)

・モミジカラマツ Trautvetteria caroliniensis var. japonica(紅葉落葉松草、紅葉唐松、キンポウゲ科モミジカラマツ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・ハクサンコザクラ Primula cuneifolia .var. hakusanensis(白山小桜、サクラソウ科サクラソウ属の多年草)
(写真 上 2022/07/24 石徹白道、下 2019/07/26 室堂平)




・キバナノコマノツメ Viola biflora (黄花の駒の爪、スミレ科スミレ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・イワオウギ Hedysarum vicioides subsp. japonicum var. japonicum(岩黄蓍、マメ科イワオウギ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミツバオウレン Coptis trifolia(三つ葉黄連、キンポウゲ科オウレン属の多年草)
ミツバオウレンの花茎は緑色、ミツバノバイカオウレンは赤銅色をしている。
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)Coptis trifoliolata (三つ葉梅花黄連、キンポウゲ科オウレン属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ヤマガラシ Barbarea cochlearifolia (山芥子、アブラナ科ヤマガラシ族の多年草)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・ハクサンオミナエシ Patrinia triloba var. triloba(白山女郎花、スイカズラ科オミナエシ属の多年草)
(写真 2019/07/27 観光新道)


・ミヤマタンポポ Taraxacum alpicol (深山蒲公英、キク科タンポポ属の多年草)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・カンチコウゾリナ Picris hieracioides subsp. kamtschatica(寒地髪剃菜、キク科 コウゾリナ属の多年草)
カンチコウゾリナは葉先が尖り鋸歯が鋭いのに対し、ミヤマコウゾリナは葉先が丸く、下部に大きな葉が付く。頭花の径はカンチコウゾリナが3cm、ミヤマコウゾリナが2cmである。
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ミヤマコウゾリナ Hieracium japonicum(深山髪剃菜、キク科ヤナギタンポポ属の多年草)
(写真 2022/07/24 エコーライン)


・ミヤマオトコヨモギ Artemisia pedunculosa (深山男蓬、キク科ヨモギ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)

 
・ヒトツバヨモギ Artemisia viridissima var. japonica (一葉蓬、キク科ヨモギ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


・ヒメクワガタ Veronica stelleri Pall. subsp.nipponica(姫鍬形、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)Hemerocallis middendorffii var. esculenta (禅庭花、ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属の多年草)
(写真 上 2019/07/21 室堂平、下 2020/08/14 加賀禅定道)




・タテヤマウツボグサ Prunella prunelliformis(立山靫草、シソ科ウツボグサ属の多年草)
(写真 上2022/07/24 石徹白道、下2023/08/08 観光新道)




・タカネナデシコ Dianthus superbus var. speciosus(高嶺撫子、ナデシコ科ナデシコ属の多年草)
(写真 2023/08/08 観光新道)


・ハクサンチドリ Dactylorhiza aristata (白山千鳥、ラン科ハクサンチドリ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・テガタチドリ Gymnadenia conopsea (手形千鳥、ラン科テガタチドリ属の多年草)
(写真 上2019/07/26 エコーライン)


・ノビネチドリ Neolindleya camtschatica(延根千鳥、ラン科ノビネチドリ属の多年草)
(写真 2020/07/06 南竜)


・タカネアオヤギソウ Veratrum maackii var. longibracteatum (高嶺青柳草、シュロソウ科シュロソウ属の多年草)
左に咲いている桃色の花はテガタチドリ。
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ヨツバシオガマ Pedicularis japonica (四葉塩釜、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草)
(写真 上:2019/07/22 平瀬道、下:2019/07/26 砂防新道)




・エゾシオガマ Pedicularis yezoensis (蝦夷塩釜、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ハクサンフウロ Geranium yesoense var. nipponicum(白山風露、フウロソウ科フウロソウ属の多年草)
(写真 上:2019/07/27 観光新道、下:2019/07/22 平瀬道)




・ミヤマクロユリ Fritillaria camtschatcensis. var. keisukei (深山黒百合、ユリ科バイモ属の多年草)
(写真 上 2019/07/21 室堂平、下 2022/07/24 室堂平)




・イワオトギリ Hypericum kamtschaticum var. hondoense (岩弟切、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草)
シナノオトギリは葉の縁に黒点が並び、イワオトギリは葉の全面に黒点が散らばる。
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・シナノオトギリ Hypericum kamtschaticum var. senanense(信濃弟切、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 エコーライン)


・コバイケイソウ Veratrum stamineum (小梅蕙草、ユリ科シュロソウ属の多年草)
(写真 上 2019/07/26 室堂平、下 2019/07/26 弥陀ヶ原)




・ミヤマアキノキリンソウ Solidago virgaurea subsp. leiocarpa(コガネギク)(深山秋の麒麟草、キク科アキノキリンソウ属の多年草)
(写真 上2019/07/21 室堂平、下2020/08/14 加賀禅定道)




・マルバダケブキ Ligularia dentata (丸葉岳蕗、キク科メタカラコウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ハナニガナ Ixeris dentata var. albiflora f. amplifolia (花苦菜、キク科ニガナ属の多年草
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・ヤマハハコ Anaphalis margaritacea(山母子、キク科ヤマハハコ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)




・カライトソウ Sanguisorba hakusanensis (唐糸草、バラ科バラ亜科ワレモコウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・クルマユリ Lilium medeoloides (車百合、ユリ科ユリ属の多年草)
(写真 2020/08/14 室堂平)


・オンタデ Aconogonon weyrichii var. alpinum (御蓼、タデ科オンタデ属の多年草)
雄花。(写真 2019/07/26 室堂平)


雌花。(写真 2019/08/14 加賀禅定道)


・イワツメクサ Stellaria nipponica (岩爪草、ナデシコ科ハコベ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・タカネマツムシソウ Scabiosa japonica var. alpina (高嶺松虫草、マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草)
(写真 上 2022/07/23 観光新道、下 2017/08/01 観光新道)




・イワイチョウ Nephrophyllidium crista-galli (岩銀杏、ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・ハクサンシャジン Adenophora triphylla var.hakusanensis (白山沙参、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)
(写真 2018/07/30 観光新道)




・イワギキョウ Campanula lasiocarpa(岩桔梗、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・ネバリノギラン Aletris foliata (粘芒蘭、ソクシンラン属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


・ミヤマリンドウ Gentiana nipponica(深山竜胆、リンドウ科リンドウ属の越年草)
(写真 上 2019/07/26 室堂平、下 2020/08/14 加賀禅定道)




・オヤマリンドウ Gentiana makinoi (御山竜胆、リンドウ科リンドウ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜ヶ馬場)


・ハクサンボウフウ Peucedanum multivittatum (白山防風、セリ科カワラボウフウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 エコーライン)


・ミヤマセンキュウ Conioselinum filicinum (深山川芎、セリ科ミヤマセンキュウ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


・イブキゼリモドキ Tilingia holopetala(伊吹芹擬、セリ科シラネニンジン属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・ミヤマゼンコ Coelopleurum multisectum(深山前胡、セリ科エゾノシシウド属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミヤマトウキ Angelica acutiloba subsp.iwatensis (深山当帰、セリ科シシウド属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミヤマシシウド Angelica pubescens var. matsumurae(深山猪独活、セリ科シシウド属の多年草)
(写真 2019/07/26 エコーライン)


・ミヤマダイモンジソウ Saxifraga fortunei Hook.f. var. alpina(深山大文字草、ユキノシタ科ダイモンジソウ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・イワショウブ Triantha japonica (岩菖蒲、チシマゼキショウ科イワショウブ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・イブキトラノオ Bistorta officinalis Delarbre subsp. japonica (伊吹虎の尾、タデ科イブキトラノオ属の多年草)
(写真 2019/07/27 観光新道)


・ハクサンタイゲキ Euphorbia togakusensis (白山大戟、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草)
(写真 2019/07/27 観光新道)




・ミソガワソウ Nepeta subsessilis (味噌川草、シソ科イヌハッカ属の多年草)
(写真 2024/08/26 砂防新道)


・ハクサンアザミ Cirsium matsumurae(白山薊、キク科アザミ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・タテヤマアザミCirsium babanum var. otayae(立山薊、キク科アザミ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


■ 木本
・ハクサンシャクナゲ Rhododendron brachycarpum (白山石楠花、ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木)
(写真 2019/07/26 エコーライン)


・ウラジロナナカマド Sorbus matsumurana(裏白七竃、バラ科ナナカマド属の落葉低木)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・チングルマ Geum pentapetalum(珍車、稚児車、バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)
黄色の花はミヤマキンポウゲ。(写真 2019/07/26 エコーライン)




・ハイマツ Pinus pumila (這松、マツ科マツ属の常緑針葉樹)
写真はハイマツの実。(写真 2019/07/26 室堂平)


・オオシラビソ(アオモリトドマツ)Abies mariesii f. hayachinensis(大白檜曽、マツ科モミ属の常緑針葉樹)
写真はオオシラビソの実。 (写真 217/0804 南縦走路)


・アオノツガザクラ Phyllodoce aleutica (青の栂桜、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木)
(写真 2019/07/26 エコーライン)


・ツガザクラ Phyllodoce nipponica (栂桜、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木)
(写真 2022/07/23 南竜)


・クロウスゴ Vaccinium ovalifolium (黒臼子、ツツジ科スノキ属の落葉低木)
(写真 2022/07/23 南竜)


・クロマメノキ Vaccinium uliginosum (黒豆の木、ツツジ科スノキ属の落葉低木)
(写真 2023/08/08 エコーライン)


2. 亜高山帯・山地帯(およそ1200m~2200m)の花
■ 草本
・マイヅルソウ Maianthemum dilatatum (舞鶴草、キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属の多年草)
(写真 2020/07/05 砂防新道)


・ヤグルマソウ Rodgersia podophylla (矢車草、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草)
(写真 2020/07/06 砂防新道)


・クロクモソウ Micranthes fusca var. kikubuki (黒雲草、ユキノシタ科チシマイワブキ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis(猩々袴、メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)
垂直分布が広いのが特徴の一つ。雪解け直後の雪田植物に混じって咲いていた。
(写真 2020/07/06 南竜)


・オオバギボウシ Hosta sieboldiana var. sieboldiana(大葉擬宝珠、リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)
白山の登山道では山地帯~亜高山帯にかけて観られる。
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)




・ソバナ Adenophora remotiflora (岨菜、蕎麦菜、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ツルニンジン Codonopsis lanceolata (蔓人参、キキョウ科のつる性多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ササユリ Lilium japonicum (笹百合、ユリ科ユリ属の球根植物)
慶松平~観光新道の稜線上に多く観られる。
(写真 2019/07/27 観光新道)


・キヌガサソウ Paris japonica (Franch. et Sav.) Franch.(衣笠草、シュロソウ科キヌガサソウ属の多年草)
観光新道の殿ヶ池避難小屋付近でも観られる。
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・エンレイソウ Trillium smallii (延齢草、シュロソウ科エンレイソウ属の多年草)
(写真 2020/07/05)


・センジュガンピ Lychnis gracillima(千手岩菲、ナデシコ科センノウ属の多年草)
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・ヨツバヒヨドリ Eupatorium chinense var. sachalinense(四葉鵯、キク科ヒヨドリバナ属の多年草)
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・オオバミゾホオズキ Mimulus sessilifolius (大葉溝酸漿、ハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・サラシナショウマ Cimicifuga simplex (晒菜升麻、更科升麻、キンポウゲ科サラシナショウマ属 の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ヤマブキショウマ Aruncus dioicus var. kamtschaticus (山吹升麻、バラ科ヤマブキショウマ属の多年草)
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・シモツケソウ Filipendula multijuga (下野草、バラ科シモツケソウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・オニシモツケ Filipendula camtschatica (鬼下野、バラ科シモツケソウ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・タカネニガナ Ixeris dentata var. alpicola(高嶺苦菜、キク科ニガナ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・ノギラン Metanarthecium luteoviride (芒蘭、キンコウカ科ノギラン属の多年草)
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)


・ツルアリドオシ Mitchella undulata (蔓蟻通し、アカネ科ツルアリドオシ属の多年草)
(写真 2018/08/13 加賀禅定道)


・エゾノヨツバムグラ Galium kamtschaticum var. kamtschaticum(蝦夷の四葉葎、アカネ科アカネ亜科ヤエムグラ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・ミヤマコゴメグサ Euphrasia insignis subsp. insignis var. insignis(深山小米草、ハマウツボ科コゴメグサ属の一年草 )
(写真 2020/08/13 加賀禅定道)


・トモエシオガマ Pedicularis resupinata var. caespitosa(巴塩竃、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草)
(写真 2024/08/24 中宮道)


・ウメバチソウ Parnassia palustris(梅鉢草、ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・カニコウモリ Parasenecio adenostyloides(蟹蝙蝠、キク科コウモリソウ属の多年草)
(写真 上 2020/08/13 加賀禅定道、下 2024/08/24 中宮道)




・オオカニコウモリ Parasenecio nikomontanus(大蟹蝙蝠、キク科コウモリソウ属の多年草)
カニコウモリの花は長い総状に、オオカニコウモリの花は頂上に集まって咲く。オオカニコウモリの葉は五角形状で、茎はジグザグである。
(写真 2024/08/24 中宮道)


・アキノキリンソウ Solidago virga-aurea var. asiatica(秋の麒麟草、キク科アキノキリンソウ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・キオン Senecio nemorensis (黄苑、キク科キオン属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・タマガワホトトギス Tricyrtis latifolia (玉川杜鵑・玉川杜鵑草、ユリ科ホトトギス属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・オオヤマサギソウ Platanthera sachalinensis(大山鷺草、ラン科ツレサギソウ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)




・キツリフネ Impatiens noli-tangere (黄釣船一年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)




・ミヤマトウバナ Clinopodium micranthum var. sachalinense (深山塔花、シソ科トウバナ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・アキギリ Salvia glabrescens (秋桐、シソ科アキギリ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・オオアキギリSalvia glabrescens f. robusta (大秋桐、シソ科アキギリ属の多年草)
オオアキギリはアキギリより全体に大型で葉の形が丸みをおび幅が広い。 アキギリの葉の鋸歯は比較的揃っているが、オオアキギリの鋸歯は不揃いである。
(写真 2024/08/24 中宮道)


・ハクサンカメバヒキオコシ Isodon umbrosus var. hakusanensis (白山亀葉引き起こし、シソ科ヒキオコシ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ジャコウソウ Chelonopsis moschata (麝香草、シソ科ジャコウソウ属の多年草)
(写真 2024/08/24 中宮道)


・ギンリョウソウモドキ Monotropa uniflora(銀竜草擬、ツツジ科シャクジョウソウ属の多年草)
(写真 2024/08/24 中宮道)


■ 木本
・ミズキ Cornus controversa var. controversa(水木、ミズキ科ミズキ属の落葉高木)
(写真 2020/07/05 砂防新道 )


・シモツケ Spiraea japonica (下野、バラ科シモツケ属の落葉低木)
観光新道を代表する花の一つ。シモツケソウと並んで咲いているところもある。
(写真 2019/07/27 観光新道)


・ミヤマホツツジ Elliottia bracteata (深山穂躑躅、ツツジ科ホツツジ属の落葉小低木)
(写真 2020/08/13 加賀禅定道)


・ノリウツギ Hydrangea paniculata (糊空木、アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)


・エゾアジサイ Hydrangea serrata var. yesoensis (蝦夷紫陽花、アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)


・クサボタン Clematis stans (草牡丹キンポウゲ科センニンソウ属の半低木)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


この他に草本ではオタカラコウ、マルバダケブキ、サンカヨウなどを、木本ではムシカリ、ウラジロヨウラク、コケモモなどを観ましたが、適当な写真がなく載せていません。


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8 コメント

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Unknown (山歩き)
2024-09-15 17:44:58
shuさんこんにちは。素晴らしい図鑑が出来上がりましたね。このような根気の要る作業は私には出来ないですが、気になったことを申し述べさせて頂きます。
ミヤマキンバイの2枚目ですが、雄蕊の様子が少し違う(多い)ような印象です。
ミヤマゼンコの特徴である、茎の分岐部が赤いことが分かれば尚よろしいかと思いました。
返信する
高山植物図鑑! (なつみかん)
2024-09-15 21:21:32
こんばんは~
白山の植物、ますます充実してきましたね!
特に高山の植物は、めったに自生を見ることがないので、まさに高嶺の花。
すべて現地に行き、自分で撮った写真というのがすごいですね!!
一方、亜高山帯で見られる花の中には、低山にも見られるものがあり、親しみを覚えます。
ツルアリドオシいやホツツジなどは、「こっちにもあるよ!」とつい声をかけたくなってしまいました。

ところで、こちらの図鑑の並び順は科ごとにまとめられているのでしょうか?
返信する
山歩きさん こんにちは (shu)
2024-09-16 15:31:05
>山歩き さんへ
>shuさんこんにちは。素晴らしい図鑑が出来上がりましたね。このような根気の要る作... への返信

コメントありがとうございます。
ミヤマキンバイの写真を入れ替えました。元の写真はハードディスクが破損したため、見つけるのが困難でした。
ミヤマゼンコの写真は、さらに適切なものがあれば入れ替えたいと思います。

明年花の最盛期に1週間ほどかけて取材したいと思っています。
現時点でブログの文字制限(3万文字)ぎりぎりとなっていますので、掲載する種を増やすために写真を減らす等の措置が必要です。
返信する
なつみかんさん こんにちは (shu)
2024-09-16 15:42:41
>なつみかん さんへ
>高山植物図鑑!... への返信

コメントありがとうございます。
白山は1泊すればそれほど難しい山ではありません。
なつみかんさんのように毎日散歩されている方なら、大丈夫だと思います。
また、そのためだけにお出かけになるのは勿体ないですが、白山高山植物園にもかなりの数の高山植物が咲いています。

ツルアリドオシは、なつみかんさんから名前を教わりました。その後あちこちの山でよく見ています。

図鑑のつもりで書いてはいません。
写真を撮った日付と場所を書くことで、参考になればよいと思っています。
掲載順については、今は高山帯、亜高山帯・山地帯に分けているだけです。
いずれその中で、科ごとにまとめたいと思っています。
返信する
Unknown (山歩き)
2024-09-16 17:53:47
> shu さんへ
> 山歩きさん こんにちは... への返信
再び失礼します。ハクサンチドリ、テガタチドリ、ノビネチドリを並べて頂きありがとうございます。唇弁の違いが良く分かりました。
セリ科はもとより、ミヤマコウゾリナとカンチコウゾリナ、イワオトギリとシナノオトギリなど、似て非なる物も違いが分かり助かります。

私はアキノキリンソウにミヤマが付くのか付かないのか、迷うことが多々ありますので、参考になります。標高が違うため並びませんが、良く分かりました。

文字数制限のあるなか苦労されてますこと、頭が下がります。また、来年1週間かけて調査するとのこと、素晴らしいです。
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山歩きさん こんばんは (shu)
2024-09-16 21:08:27
>山歩き さんへ
>再び失礼します。ハクサンチドリ、テガタチドリ、ノビネチドリを並べて頂きありがとう... への返信

いつも励ましやご助言をいただき、ありがとうございます。
なつみかんさんからも示唆いただきましたが、どのように並べて行くかも検討の余地があると思っています。
似た種は順に並べて、違いが分かるような説明を書き加えたいと思います。

ミヤマアキノキリンソウは、花が頂部に固まってつきます。一方アキノキリンソウは、ばらばらにつきます。
ミヤマアキノキリンソウの2枚目の写真は、花が鞠状になっていますが、それもミヤマの特徴の一つです。
両者の中間体も多いので、区別は簡単でないと思います。
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高山植物 (takan32)
2024-09-20 08:50:42
shuさんへ、高山植物の写真、きれいに撮れていますね。私も、ここに出ている高山植物は、いくつかを除いて、どこかで見たことあります。
今朝のメジャーリーグ中継を見ていました。大谷翔平が50号ホームランを打った時、見ていました。50-50達成しました。その後もホームランを打って、51-51になりました。
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takan32さん こんにちは (shu)
2024-09-20 12:47:38
>takan32 さんへ
>高山植物... への返信

コメントありがとうございます。
7~8年撮りためた写真の中から、できるだけ植物の特徴が分かるものを選びました。
まだ満足できていませんので、来年も取材を続けます。

大谷さんの試合、私も観ていました。今日の成績には本人も驚いていましたね。
17日の満月を私も撮りました。Facebookに上げたものの、ブログには上げませんでした。
カカオの花、以前植物園で観ました。幹から花茎が出て花が咲き、そこに大きな実が生るのですね。
今年はチョコレートが値上がりしていて、チョコ好きには困りますね。
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