加佐ノ岬は越前加賀国定公園の景勝地の一つで、そこから観る夕日は絶品である。
岬の突端に、波の浸食で陸が削られ、引き剥がされてできた小島が3つある。その一つでミサゴが子育てをしていた。
■ミサゴ
Osprey
タカ目ミサゴ科ミサゴ属
Pandion haliaetus
鶚、雎鳩、鵃、魚鷹/L54–64cm
親鳥が雛に餌を運んできていた。餌はカマスのように見えた。
親が飛び去った後、雛がカマスを食べている様子が見えた。
風が強い日だった。少しでも風を避けて撮影適地を探そうとしていた時に、いきなり雛が飛び上がった。
まったく羽ばたかず、風を受けて躰を浮かせていた。巣立ちだった。
幼鳥は風を使い躰を高く浮かせ、天高く上がった。
そして今度は高度を下げて、海の上を飛んだ。
そして、あろうことか、白波が立っている海の上に落ちた。少なくとも、私には落ちたように見えた。
でも大丈夫。ミサゴの幼鳥は力強く羽ばたいて、海面から飛び上がったのである。
ミサゴは別名を魚鷹という。生きていくには荒海の中でも魚を獲らねばならぬのだ。
巣立ったばかりのミサゴが、自らの意思で狩りを試みたのだとようやくわかった。
しばらく様子を観ていたが、幼鳥が再び巣に戻ることはなかった。
ミサゴの若鳥が完全に親から独立するのは、巣立ち後1~2ヶ月後である。
近くにミサゴがもう1羽いた。先に巣立った兄弟だろうか。
2022/07/22
岬の突端に、波の浸食で陸が削られ、引き剥がされてできた小島が3つある。その一つでミサゴが子育てをしていた。
■ミサゴ
Osprey
タカ目ミサゴ科ミサゴ属
Pandion haliaetus
鶚、雎鳩、鵃、魚鷹/L54–64cm
親鳥が雛に餌を運んできていた。餌はカマスのように見えた。
親が飛び去った後、雛がカマスを食べている様子が見えた。
風が強い日だった。少しでも風を避けて撮影適地を探そうとしていた時に、いきなり雛が飛び上がった。
まったく羽ばたかず、風を受けて躰を浮かせていた。巣立ちだった。
幼鳥は風を使い躰を高く浮かせ、天高く上がった。
そして今度は高度を下げて、海の上を飛んだ。
そして、あろうことか、白波が立っている海の上に落ちた。少なくとも、私には落ちたように見えた。
でも大丈夫。ミサゴの幼鳥は力強く羽ばたいて、海面から飛び上がったのである。
ミサゴは別名を魚鷹という。生きていくには荒海の中でも魚を獲らねばならぬのだ。
巣立ったばかりのミサゴが、自らの意思で狩りを試みたのだとようやくわかった。
しばらく様子を観ていたが、幼鳥が再び巣に戻ることはなかった。
ミサゴの若鳥が完全に親から独立するのは、巣立ち後1~2ヶ月後である。
近くにミサゴがもう1羽いた。先に巣立った兄弟だろうか。
2022/07/22
一枚目、
日本海ならでは、景勝とブルーの変化が海の綺麗さを感じます。
ミサゴの巣立ち、
餌をもらうところから、飛翔、狩り、
野鳥って、数週間で育ち、すぐに親離れ、
自分で生活していく。
狩りの仕方もDNAに入っているんでしょうか、
いつも凄いと思っています(@_@)
今日も暑そうです。
水分補給に注意してくださいね^^
ミサゴの子育てから巣立ち、そして採餌までの記録が素晴らしいです。
写真で見ると、数分で確認できるプロセスです。
でも、この写真を撮るのに、随分時間がかかったのではないでしょうか。
親鳥から餌をもらっていた雛が、巣を飛び出し自力で飛翔するまでの姿。
さらに、自らの力で海の上に降りて魚を捕る姿は感動的です。
親鳥から教えられるでもなく、自力でやり抜く逞しさを感じます。
貴重な写真を見せていただき、ありがとうございました。(^.^)
おはようございます。
貴重なミサゴの巣立ちを見ることができたのですね。
私はまだミサゴと言う鳥を見ていませんので、すべて貴重な写真です。
巣から飛び立った様子はまるでグライダーが空に浮かぶようですね。
海上から飛び立つのは幼鳥にとったら死活問題になりかねませんね。
逞しいです!
加佐ノ岬を訪ねたのは一昨年の6月以来でした。
その時と同じく、海辺の光景や植物を見るのが目的でしたが、ミサゴに出逢ってすべて忘れてしまいました。
私が岬に居たのは、ちょうど1時間でした。
その1時間が、あっという間に経ってしまったように感じました。
雛に給餌する親の姿、雛が巣を離れる姿、兄弟らしき鳥が飛び立つ姿など、どれも運よく観られました。
巣立ちの姿だけピントが甘かったのが残念です。
今日も暑いです。また局所的に雷雨にもなっているようです。
どうぞ、ご自愛くださいませ。
決して準備して撮ったものではなく、たまたま出かけて運良く撮れたものです。
でも、仮に事前の情報をもって出かけたとしても、同じシーンを撮れたかは分かりません。
運がよかったと思います。
とても風が強い日で、カメラを持って立っていることができませんでした。
ですからしゃがんで、あるいは腰を下ろして撮ったものばかりです。
野生動物は、どれも逞しいですね。それが生きていくための条件になっていますね。
逞しくなければ生きていけない訳です。
それに比べて、人間のひ弱なこと。もっと逞しくなりたいものです。
ミサゴは、主に海岸に棲む鳥です。
空中でホバリングし、急降下して獲物を捕らえます。
英名はオスプレイで、日本で評判の良くない米製のヘリコプターの名はここから来ているようです。
実はミサゴの写真を撮ったのは初めてでした。
白山の写真も投稿したいのですが、その前に撮ったものなのでこちらを優先しました。
それと、正直に言うと白山の写真を整理するのには、もう少し時間がかかります。
山の記事かと思っていましたが、海ですね。
ミサゴの巣立ち、その瞬間を捉えられたのは凄いです。
風に乘って舞い上がるなんて、グライダーのようですね。
空高く舞い上がった時のお写真は素晴らしいです。
海に落ちたように見えたのは、餌を獲るためだったのですね。
巣だってすぐ猟を試みるとは、なかなか勇敢ですね。
これからは自分の力で生きて行かなければなりません。
頑張れ~!
もう1羽が飛翔する姿も雄々しくて立派で、とても美しく撮られましたね。
自分では絶対に見られない場面を見せて頂き、有難うございます。
先にも書きましたが、たまたま撮れたものですから、運がよかっただけです。
ミサゴは海岸や河口近くでよく見かける鳥で、豪快な狩りをすることからバードウォッチャーに人気があります。
ネットにも魚を捉える瞬間を撮った写真が数多く載っています。
でも、雛が巣立つ瞬間を捉えた写真は多くないと思います。
ピントが甘かったのが残念でした。
私が近くに住んでいれば、ちょくちょく観に行けますが、無理なことです。
どなたか観察を続けていただけると嬉しいです。
私ももう数日実家に留まりますので、観に行けたら行ってきます。
恐らく、ここでの食物連鎖の頂点に居るので、ここまで育てばカラスなどに襲われることはないでしょう。
後は、一人前のハンターになることだけだと思います。
私が見たミサゴは巣の中でじっとしていました。
ちょうどよく海で狩りをしているところが見られてよかったですね。
カンサンさんが壱岐に行かれた時のブログを拝見しました。
ゴリラ岩の上にミサゴの巣があり、巣立ち間際の雛がいましたね。
鳥撮りはもちろん運だけではないですが、運に左右されるところも大きいですね。
今回ミサゴの巣立ちが撮れたのは、ほんとうに運がよかったです。
風が強くて立っているのもままなりませんでしたが、900枚ほど撮影しました。
ミサゴはうまく風を使って、羽ばたかなくても飛べるのは凄いですね。