shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

田起こしに集まる鳥たち

2022-01-31 15:15:31 | 
白井市内には、田畑がまだたくさん残っている。
昨日、散歩していると、トラクターで田起こしをしている所に出くわした。
作業が終わったばかりのところで、写真を撮らせていただいた。

正確に言うと田起こしではないかもしれない、昨年まで休耕していた水田を、今年はレンコン栽培に当てるのだそうだ。
粘土質の田圃は、レンコンの栽培にも向いていることだろう。

さて、作業中集まっていた大勢のカラス(ハシボソガラス?)が飛び去り、やって来たのはハクセキレイだ。
5羽が田圃の真ん中に来て、歩き回って、何やらついばんでいる。
ハクセキレイはそれほど人を恐れない。最も近づいたところで、8mほどの距離だったように思う。
■ハクセキレイ
White Wagtail

スズメ目セキレイ科
白鶺鴒/L21cm
Motacilla alba lugens










よく観ると、頭まで白い鳥と、頭は黒く背は白い鳥が混じっていた。上下の写真を比べてみるとよく分かる。
通常、ハクセキレイは頭頂からの上面は黒く、雨覆は白い。顔と頸側は白く、黒い過眼線がある。その特徴からすると、下のハクセキレイが通常で、上は部分白変種のようだ。


何やら捕まえたようだ。よかったね。


ハクセキレイに続いて下りてきたのは、セグロセキレイだった。2羽が下りてきて、ハクセキレイに混じって餌を探していた。
■セグロセキレイ
Japanese Wagtail

スズメ目セキレイ科
背黒鶺鴒/L21cm
Motacilla grandis






田圃の奥の方に何やら下りてきた。ツグミかと思ったが、ツグミより小さく見えた。
図鑑で調べると、タヒバリのようだった。
タヒバリは冬鳥で、川原、農耕地、海岸、草地などで生活する。水辺や水田の草丈の低い場所を歩き、昆虫類、クモ類、草の種子などを採食する。
30mほどある田圃の、一番奥の方に下り立ち、その辺りで餌を探していた。近くに来ることはなかった。
■タヒバリ
Water Pipit

スズメ目セキレイ科
Anthus spinoletta
田雲雀・田鷚/L16cm










最後に下りてきたのは、モズのようだった。田圃の一番端に来てしばらく餌を探していたが、すぐに飛び去った。
■モズ
Bull-headed shrike

スズメ目モズ科
Lanius bucephalus
百舌・鵙/L20cm




今日はモノクロのような写真ばかりになってしまった。最後のモズが少し色を添えてくれた。

この日、上空にはトビが舞っていたので、写真を追加する(2022/01/31 10:27pm)。
この鳥の英名は "Black Kite”。やはりモノクロのような写真になってしまった。
■トビ
Black Kite

タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm


(完)

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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
shuさん、こんばんは (さざんか)
2022-01-31 18:10:55
このように耕地の土を掘り返すことを、田起こしと言うのですか。
土の中にはミミズや虫がいるでしょうから、小鳥が集まるのですね。
ハクセキレイ、セグロセキレイは知っていますが、タヒバリは聞いtこともありませんでした。
セキレイの仲間で、小さめの鳥のようですね。
ヒバリのようにさえずるのでしょうか。
先日、モズは猛禽類などと書いてすみません。
嘴を見てそう思ってしまいました。
肉食と言うだけなのですね。

今日は水元公園に行って来ました。
寒いし風も強かったけど、いい天気だったので。
自然の中で鳥を撮るのが、いかに難しいことかよく分かりました。
鳥撮りの皆さんに笑われそうな写真ばかりです。
3時間ほど歩き廻った(ゆっくりですが)ので疲れて、眠くてたまりません。
明日アップ出来るかと思います。
見て笑わないで下さいね。^^;
返信する
鳥がいそうな所には必ずshuさんが現れる (ninbu)
2022-01-31 19:11:43
shuさん、こんばんは。
shuさんの行くところ、必ず鳥がいるようですね。
鳥がいそうな所には必ずshuさんが現れる、と言った
ほうが正しいかもしれません。

最初は田起こしの写真が登場するのかと思いました。
でも、次々と鳥が登場するではありませんか・・・。
でも、聞いたことがある鳥はモズのみで、ハクセキレイ
セグロセキレイ、タヒバリは知りません。これらはすべ
てスズメ目になっているので、スズメの仲間かと思った
ら、そうではなさそうですね。

ネットで調べたら、
『スズメ目(すずめもく)とは鳥綱の一目で、鳥綱の科の
3分の1以上、種の数の半分以上がスズメ目に属する』

『鳥類とは、鳥綱(ちょうこう)すなわち脊椎動物の一綱
に属する動物群の総称。日常語では鳥と呼ばれ、飛行を得
意とした動物である』

調べれば調べるほどわからなくなってしまいました。(笑)
鳥の分類について、もう少し勉強しないといけませんね。(^-^;
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こんばんは^^ (attsu1)
2022-01-31 19:44:19
カラスは、嫌いなんで、
基本写真撮ることないんですが、
先日、幼鳥だったのか、顔が可愛いカラスに出会い、
数枚写真撮ったんです。
やはり何でも子供は可愛いですよね^^;

ハクセキレイも、セグロセキレイも、
言われるように、人に慣れているのか、
こんなに近くで、餌探すかって言う時あります。
と言っても、しっかり距離をとっていて、
何かあれば、逃げられる距離なんでしょうけど

余談です、
週末ダーウィンが来たで、
東京 多摩川 生きものを呼ぶ!秘密の流木の
再放送をしていました。
その中で、オオタカが鳩を捕まえるシーンがでていましたが、弱肉強食の世界が、野鳥の中にはあります。
セキレイたちも、それを避けているんでしょうね。
https://www.nhk.jp/p/darwin/ts/8M52YNKXZ4/episode/te/7PRWZ2L4JY/
返信する
虫が (なつみかん)
2022-01-31 22:47:04
こんばんは~
田起こししたら鳥たちが集まってきますね。
こちらではもっぱらハト、スズメが定番です。
セキレイも来ますね。
タヒバリは山科川で一度みましたが、他では見たことがありません。
セキレイの仲間なんですね。

モズが地面にいるのはあまり見たことがないですが、動物性たんぱく質がとれるとあれば、下りるんですね~
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さざんかさん こんばんは (shu)
2022-01-31 22:48:30
コメントありがとうございます。
田起こしは、4月から5月にかけて、田んぼの土をなるべく乾燥させ、肥料を混ぜる作業です。
ですから、行われていた作業は、正確に言うと田起こしではないかもしれません。
しかし、田圃を耕起し、肥料を混ぜ込む作業をしていたことは間違いありませんので、野鳥にとっては同じことだと思います。

田圃を耕起すると、土の中に潜んでいたミミズや昆虫類が地表に出てきます。
カラスはこれを知っていて、トラクターの後からついてくる姿をよく見ます。
セキレイたちも、餌を求めてやってきたのでしょう。
タヒバリは私も初めて観ました。本文に書きましたが、図鑑で調べてタヒバリだと分かりました。
https://www.suntory.co.jp/eco/birds/encyclopedia/detail/4644.html

水元公園へ行かれたのですね。
私もメタセコイアを観たくて、近々出かけようと思っています。
バードサンクチュアリーもあるようなので、野鳥にも出会えそうです。
さざんかさんの記事で予習して出かけます。
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ninbuさん こんばんは (shu)
2022-01-31 23:01:11
コメントありがとうございます。
私が行くところに鳥がいるのではなく、鳥がいそうなところを求めて行っています。
スズメ目の鳥って、多いですよね。
カラスやツバメまでスズメ目ですから、多いわけです。

鳥類の定義まで調べていただき、お疲れさまでした。
空を飛ぶものがすべて鳥でないことは、知っていました。
今日は、航空自衛隊小松基地所属のF15戦闘機1機が墜落したらしい、というニュースが入ってきました。
先日小松空港へ行きましたし、F15も見てきました。
搭乗員が無事であって欲しいと祈っております。
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attsu1さん こんばんは (shu)
2022-01-31 23:15:21
コメントありがとうございました。
オオタカで思い出して、その日上空を飛んでいたトビの写真を追加しました。
ありがとうございました。

nhkプラスですが、まだ登録していませんでした。
これを機に登録したいと思います。

attsu1さんもカラスが可愛いと思われたのですね。
しかも写真をお撮りになられたとのこと。
いずれ拝見出来ることを楽しみにしております。

可愛い七つの子。実際にはカラスは七つも卵を産むことはないそうです。
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なつみかんさん こんばんは (shu)
2022-01-31 23:25:03
コメントありがとうございます。
田起こしでスズメとハトが来ていますか?
私はコサギも観たことがあります。一番多いのはカラスのように思います。

タヒバリは日本野鳥の会のBIRD FANを見ると、11月から2月までの目撃が多いですね。
場所は青森県から鹿児島県まで、広い範囲で観られています。
ピッピィーまたはチッチチーなどと細い声で鳴くそうですが、この日は鳴き声を聞きませんでした。

モズは短い間だけ地面に下りて、すぐに近くの樹に向かいました。
ジョウビタキもそうですが、樹の上から餌を見つけて、捕まえたらすぐに樹に戻るのかもしれませんね。
返信する
小鳥達 (ran1005)
2022-02-01 08:10:55
田起こしに集まる小鳥達。
身近で見る鳥たちばかりでとても楽しく拝見しました。
私の方では、ハクセキレイは頭が黒い方が断然多いです。
先日、初めてコクセキレイを見ましたが、ハクセキレイより少し大型ですネ。
タヒバリはハクセキレイと同じ歩き方で・・・
湖岸の浅瀬等で見かけますが、歩き方を見ないとスズメかと勘違いして居ました。
葦原で良く、モズを目にします。
身近で観察できる小鳥で、とても楽しく拝見しました!
返信する
ran1005さん おはようございます (shu)
2022-02-01 08:24:19
コメントありがとうございます。
「ハクセキレイは頭が黒い方が断然多い」仰るとおりですね。
私もそれに気づいて、先ほど本文に付け加えました。
頭だけでなく、過眼線も白化しているハクセキレイは、珍しいのかもしれません。
ネットで「白いハクセキレイ」で検索したところ、いくつか画像と記事がありました。
中には全身が真っ白なハクセキレイもいて、それは相当珍しいようです。

コクセキレイは観たことがありません。
タヒバリも、このように観察できたのは初めてでした。
まだまだ知らない野鳥が身近にいると思うと、なんだか嬉しくなります。
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