鹿児島県の日本百名山ツアーは1勝1敗1休だった(その②)からの続きです。
(12月19日 JL644便機内から撮影した高千穂峰)
(Google map)
(国土地理院 地理院地図 3Dマップを編集)
(12月19日 鹿児島空港から観た高千穂峰)
深田久弥氏は「日本百名山」の中で紀元節に歌った「雲にそびえる高千穂の、高嶺おろしに草も木も‥‥」の歌を引用した後に、次のように書いている。「その雲にそびえる高千穂の高嶺は、霧島山の代表である。(中略)天孫降臨は神話的伝説であろうが、その伝説にふさわしい秀麗な山容を、高千穂は持っている。」
深田久弥氏が高千穂の山頂に立ったのは12月中旬であった。氏は頂上からの展望について次のように書いた。
「頂上からの展望は素晴らしかった。霧島山群は言うまでもなく、遠く桜島、開聞岳、野間岳等が見え、錦江湾の彼方遥かに海上に浮かんでいたのは、竹島か硫黄島であったろうか。」
さあ、深田久弥氏が登ったのと同じ12月中旬、はたしてどんな景色が望めるのか。山頂へ急ごう。
石畳の道は10分ほどで終わり、砂礫の道に変わった。その後岩混じりのガレ場を慎重に登る。
ガレ場を登り終わると御鉢と呼ばれる噴火口の縁に出る。馬の背と呼ばれるが、5mほどの幅があり危険なところではない。
高千穂峰。
御鉢の周りを四半周して、高千穂峰の本峰への登りにかかる。鞍部に霧島神宮本宮の遥拝所があり、登山の安全を祈った。
本峰への登りはガレた道をジグザグに登る。鞍部から20分ほど登り、12時50分に高千穂峰(標高1574m)に到着した。
さあ、お待ちかねの展望だが、その前にお詣りする。
正面が「天の逆鉾」。
いよいよ大展望。先ずは霧島連山。一番高いのが韓国岳(標高1700m)。
こちらは錦江湾。正面に桜島が見える。開聞岳は桜島の左に見えるはずだが、よく分からなかった。
帰路は慎重に下りて、途中の鞍部付近で軽食も摂った。
さて、何が1勝で何が1敗、そして1休の意味は?
高千穂峰は快晴だったので1勝、開聞岳は雨と強風で1敗、韓国岳に行けなかったので1休とした。
韓国岳という宿題を残したので、いずれまたチャレンジしたいと思う。
高千穂峰から下山し、国分市内で買い物ツアーをした。今度の正月はうまい酒が飲めそうだ。
鹿児島県の日本百名山ツアーは1勝1敗1休だった(その③、最終回) 完
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
(12月19日 JL644便機内から撮影した高千穂峰)
(Google map)
(国土地理院 地理院地図 3Dマップを編集)
(12月19日 鹿児島空港から観た高千穂峰)
深田久弥氏は「日本百名山」の中で紀元節に歌った「雲にそびえる高千穂の、高嶺おろしに草も木も‥‥」の歌を引用した後に、次のように書いている。「その雲にそびえる高千穂の高嶺は、霧島山の代表である。(中略)天孫降臨は神話的伝説であろうが、その伝説にふさわしい秀麗な山容を、高千穂は持っている。」
深田久弥氏が高千穂の山頂に立ったのは12月中旬であった。氏は頂上からの展望について次のように書いた。
「頂上からの展望は素晴らしかった。霧島山群は言うまでもなく、遠く桜島、開聞岳、野間岳等が見え、錦江湾の彼方遥かに海上に浮かんでいたのは、竹島か硫黄島であったろうか。」
さあ、深田久弥氏が登ったのと同じ12月中旬、はたしてどんな景色が望めるのか。山頂へ急ごう。
石畳の道は10分ほどで終わり、砂礫の道に変わった。その後岩混じりのガレ場を慎重に登る。
ガレ場を登り終わると御鉢と呼ばれる噴火口の縁に出る。馬の背と呼ばれるが、5mほどの幅があり危険なところではない。
高千穂峰。
御鉢の周りを四半周して、高千穂峰の本峰への登りにかかる。鞍部に霧島神宮本宮の遥拝所があり、登山の安全を祈った。
本峰への登りはガレた道をジグザグに登る。鞍部から20分ほど登り、12時50分に高千穂峰(標高1574m)に到着した。
さあ、お待ちかねの展望だが、その前にお詣りする。
正面が「天の逆鉾」。
いよいよ大展望。先ずは霧島連山。一番高いのが韓国岳(標高1700m)。
こちらは錦江湾。正面に桜島が見える。開聞岳は桜島の左に見えるはずだが、よく分からなかった。
帰路は慎重に下りて、途中の鞍部付近で軽食も摂った。
さて、何が1勝で何が1敗、そして1休の意味は?
高千穂峰は快晴だったので1勝、開聞岳は雨と強風で1敗、韓国岳に行けなかったので1休とした。
韓国岳という宿題を残したので、いずれまたチャレンジしたいと思う。
高千穂峰から下山し、国分市内で買い物ツアーをした。今度の正月はうまい酒が飲めそうだ。
鹿児島県の日本百名山ツアーは1勝1敗1休だった(その③、最終回) 完
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
飛行機で出かける場合、運よくお天気に恵まれるとは限りません。
何年か前に北海道へ出かけた際は、札幌行の飛行機が悪天候のため羽田へ引き返しました。
どうしても札幌へ行きたかったので、急遽旭川行の便に乗り、旭川から列車で札幌に入りました。
今回は初日が雨、翌日は風、最後の最後に好天に恵まれました。
終わりよければ全てよしでしょうか。
百名山を踏破するため、必登の山があるかどうか知りません。
霧島山については、例えば旅行会社が企画している百名山ツアーでは、韓国岳に行っています。
田中陽望さんの場合は、最高峰は外していないと思います。
那須岳でも、たいていの人は主峰の茶臼岳を目指しますが、陽望さんはそれに加えて最高峰の三本槍岳にも登っています。
立山でも雄山の他に大汝山にも登っていたと思います。
鹿児島だけでなく、九州には神話の世界の面影が、今でも色濃く残っています。
それと、火山が多いのも九州の特徴です。今も阿蘇山や霧島山の新燃岳は噴煙を上げています。
私たちは熱いマグマの上に浮かんだ、壊れやすい層の上で生活しているように感じてしまいます。
一旦阿蘇山が大噴火すると、大阪までが火山灰に覆われるそうです。大変なことですね。
そんな心配をしていても仕方ないですね。日々楽しく暮らしましょう。
韓国岳に卒業旅行で行かれたようですね。大浪池という火口湖があります。
レンタカーが故障して大変だったとか。携帯電話が普及する前でしたら、さぞかしお困りだったことでしょう。
登頂できたかどうかで、一勝は開聞岳、一敗は韓国岳、すると高千穂峰の一休はどういう意味かと、興味津々でしたが、天候基準で開聞岳が一敗、高千穂峰が一勝、韓国岳が一休でしたか。
韓国岳を宿題とされたのは、やはり最高峰を極めないと百名山を征服したことにならないのでしょうか、何か基準があるのでしょうか。
田中陽希さんの場合、北海道の阿寒岳は、雄阿寒岳と雌阿寒岳両方に登ったと記憶していますが、他の山、例えば立山の場合最高峰ではない雄山が主峰とされているようです。
百名山とは縁がない者が余計なことを考えていますが、阿寒岳、立山は頑張れば登れそうな気がしますし、開聞岳と韓国岳も何とかなりそうです。
百名山の登頂、来年は70座迄増やすとのこと、陰ながら応援しております。
昨日コメントを一覧に入れた‥はずなのにちゃんと送れていなかったようです(泣)
鹿児島の山は、日本神話の世界ですね。
いかにもザ・火山といった趣の山道に現れる、鳥居。
山頂からの展望も最高ですね!
韓国岳は大学卒業後、友人と2人でえびの高原から登ったことがあったように思います。
(なんせ、昔なので記憶が定かではない)
綺麗な火口湖があったような‥
帰りの山道で借りたレンタカーが故障して大変だったことの方が記憶に残っているという(笑)
今回は残念でしたが、是非、リベンジしてくださいね。
寒くなりましたが、お元気そうで何よりです。
終わりよければ全てよしの言葉通りの旅になりました。
飛行機の中から、こんなきれいに高千穂峰が見えるとは、すごいおまけつきでした。
座席を予約するとき、左側の後ろの席で、翼が邪魔にならないところを予約して、大正解でした。
1時間45分、道を間違えて時間を使いましたが、これも無駄ではなかったと思います。
お蔭さまで、無機質な山の風景とは違う一面も、観ることができました。
宿題として韓国岳が残りましたので、また鹿児島に行けそうです。
構成から素晴らしいの一言です。機内からの高千穂峰
圧巻です。皆さまが書いておられるように大展望からの写真も素晴らしい!最高でした\(^o^)/
何も見えないこともありますね。そんな時への備えでGPSを持って行きました。
まさかこれがもとで道を間違えるとは思いませんでした。
霧島山のうち、いずれ韓国岳へも登ろうと思います。
恐らく冬ではなく、春か秋がよさそうです。
今回はホテルの窓からもよい景色が観られ、ラッキーでした。
飛行機から見たときに、恐らく高千穂峰だと思いましたが、自信がありませんでした。
Googl mapで確認して自信を持ちました。
以前は窓際を予約しなかったのですが、山に出かけるようになり窓際を取るようになりました。
地上からは見られない、感動的な風景をたまに見ています。
これまでに見た中では、白山の別当尾根を流れる滝雲でした。
芋焼酎はいいものはまろやかでブランデーのようですね。
大切に飲みたいです。
確かに景色はよかったですね。錦江湾、桜島ははっきりと分かりました。
開聞岳やその先の島は分かりませんでした。
山では晴れに勝るご褒美はありません。
そうすると、1日目は休み、2日目は雨と強風だったので、やはり1勝1敗1休ですね。
天文館には私も行きました。
鹿児島の人がお酒に強いのには、驚きました。
日本百名山のうち4分の1が気象庁が監視活動を続けている活火山だそうです。
霧島山もその一つで、現在噴火中で立入禁止となっている新燃岳の他、高千穂峰の御鉢、韓国岳近くの硫黄山、大幡池が活火山です。
これまで登った中には登山道のすぐ近くで噴煙を上げている山もありました。
先週登った黒斑山でも噴煙こそ観られなかったですが、硫化水素のような匂いがしました。
怖いからといって避けていては、百名山には登れません。最新の噴火情報を確認して、登っています。
坂本龍馬が天の逆鉾を引き抜いたのは、本人が手紙に書いているので事実のようです。
今は周辺が立入禁止になっていて、手を触れることもできません。
近くへ行っても天孫降臨のオーラは感じられませんでした。
頂上には若い人がたくさんいて、はしゃいでいました。
360度、真っ白ということもありますから。
霧島が見えるホテルに泊まったことはありますが、登山したことはありません。
グーグルマップと合わせて見せていただき、
雄大さと火山なのを感じます。
久しく飛行機に乗っていないんですが、
こんな景色が見えるんですね(@_@)
錦江湾と桜島、そして開聞岳、全て火山、
大昔、ここでは、激しい噴火があったんでしょうね(@_@)
鹿児島と言うと桜島を思い浮かべていた私ですが、
そうでは無いと言うことを、勉強させていただきました。
ありがとうございます。
大魔王はじめ、美味しいお酒で、ゆっくり疲れをとてください
1勝1敗1休の鹿児島県百名山ツアーお疲れさまでした。
快晴の高千穂峰登山、最高の天気でよかったですね。深田久弥氏が書いた、高千穂峰大展望そのものの素晴らしい景色です。やはり登山は晴れた日が最高ですね。国分市内で買い物ツアーもできて2勝くらいの価値があったのではないかと思います。
私も現役時代、鹿児島市には仕事で何度も行ってますが、主に夜の天文館で飲んだ経験しかありません。(^^;
こんばんは。
やはり火山の山ですね。
噴火の後が生々しく残っている感じがします。
やはり天の逆鉾がちゃんと刺さっていますね。
坂本龍馬は妻と二人でこの逆鉾を引き抜いたと記録に残っているのですね。
高千穂峰と言うとこの話を思い出してしまいます。(笑)
お疲れさまでした。