この記事は、尾瀬・富士見下からアヤメ平 - ショウキラン、ハクサンチドリなど(前編)からの続きです。
6時50分に富士見峠に到着し、そのままアヤメ平へ向かいました。
ここからは2年前に歩いたことがある道です。
富士見田代にはイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属の多年草)やミツバオウレン(キンポウゲ科オウレン属の多年草)が咲いていました。ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)は花が終わっていました。
燧ヶ岳(標高2356m、日本百名山)が見えてきました。
いちばん観たかった花のひとつ、タテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属の多年草)が現れました。この時期の尾瀬を代表する花のひとつだと思います。
タテヤマリンドウとイワカガミの群落です。
チングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)も所々で咲いていました。
数カ所でヒメシャクナゲ(ツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木)も観られました。
7時10分にアヤメ平に到着しました。ベンチ脇にザックを降ろし、軽食を摂った後カメラだけを持って散策しました。
越後三山がきれいに見えていました。左から八海山(標高1778m)、中ノ岳(同2085m)、越後駒ヶ岳(同2003m、日本百名山)です。
大白沢山(同1942m)の奥に平ヶ岳(同2140m、日本百名山)が見えました。
平ヶ岳のアップです。
至仏山(同2228m、日本百名山)です。
再び、燧ヶ岳(同2356m、日本百名山)です。
先にも書きましたが、この日はずいぶんハイカーが多く来ていました。7時を過ぎていたので鳩待峠からのハイカーが多いようでした。
絶好の晴れの日で土曜日ですから人が多いのは仕方ないことです。この分だと尾瀬ヶ原を歩くには渋滞が出そうですし、テント場も混み合うことでしょう。
この日はこれで帰ることにしました。
帰路には富士見峠のベンチでゆっくりとお茶を飲みました。後は林道をてくてく歩いて帰るだけです。
往きにも観た南側に広がる光景です。赤城山(標高1828m、日本百名山)の姿が勇壮です。霞がかかって、富士山(同3776m、日本百名山)の姿は肉眼で何とか見えましたが写真には写っていません。
写真左の高い山は、日光白根山(同2578m、日本百名山)だと思います。
帰りの林道で観た花をご覧いただきます。
先ずはハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属の多年草)です。往きには気づきませんでした。
ショウキラン(ラン科ショウキラン属の多年草)です。これも往きには気づきませんでした。
ショウキランを観るのは平標山、常念岳に続いて3回目で、尾瀬では初めてでした。
後は珍しい花は観られませんでした。
こちらはズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草)だと思います。
こちらはハナニガナ(キク科ニガナ属の多年草)で、早朝には花が閉じていました。舌状花は8~10個ありました。
次は頭花の径が1cmほどの小さな花で、ヤマニガナ(キク科ニガナ属の二年草)かもしれません。
最後に林道を歩いていて見かけた背の高い樹木をいくつかご覧いただきます。
名前は写真の後に挙げておきます。但し樹名板が付いているわけではありませんので、間違いがあるかもしれません。
オオシラビソ(アオモリトドマツ)だと思います。
ホオノキです。
ブナです。後にダケカンバが写り込んでいます。
ミズナラだと思います。
9時48分に富士見下に無事に下山しました。
10時過ぎにに戸倉を通りましたが、第一駐車場(280台駐車可能)は満車で、第二駐車場(250台駐車可能)も9割方埋まっていました。帰ってきて正解だと思いました。
温泉に浸かり食事をして家に帰ると15時過ぎだったので、テニスができました。
翌日はさすがに筋肉痛が出ました(笑)
尾瀬・富士見下からアヤメ平 - ショウキラン、ハクサンチドリなど 完
6時50分に富士見峠に到着し、そのままアヤメ平へ向かいました。
ここからは2年前に歩いたことがある道です。
富士見田代にはイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属の多年草)やミツバオウレン(キンポウゲ科オウレン属の多年草)が咲いていました。ショウジョウバカマ(メランチウム科ショウジョウバカマ属)は花が終わっていました。
燧ヶ岳(標高2356m、日本百名山)が見えてきました。
いちばん観たかった花のひとつ、タテヤマリンドウ(リンドウ科リンドウ属の多年草)が現れました。この時期の尾瀬を代表する花のひとつだと思います。
タテヤマリンドウとイワカガミの群落です。
チングルマ(バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)も所々で咲いていました。
数カ所でヒメシャクナゲ(ツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木)も観られました。
7時10分にアヤメ平に到着しました。ベンチ脇にザックを降ろし、軽食を摂った後カメラだけを持って散策しました。
越後三山がきれいに見えていました。左から八海山(標高1778m)、中ノ岳(同2085m)、越後駒ヶ岳(同2003m、日本百名山)です。
大白沢山(同1942m)の奥に平ヶ岳(同2140m、日本百名山)が見えました。
平ヶ岳のアップです。
至仏山(同2228m、日本百名山)です。
再び、燧ヶ岳(同2356m、日本百名山)です。
先にも書きましたが、この日はずいぶんハイカーが多く来ていました。7時を過ぎていたので鳩待峠からのハイカーが多いようでした。
絶好の晴れの日で土曜日ですから人が多いのは仕方ないことです。この分だと尾瀬ヶ原を歩くには渋滞が出そうですし、テント場も混み合うことでしょう。
この日はこれで帰ることにしました。
帰路には富士見峠のベンチでゆっくりとお茶を飲みました。後は林道をてくてく歩いて帰るだけです。
往きにも観た南側に広がる光景です。赤城山(標高1828m、日本百名山)の姿が勇壮です。霞がかかって、富士山(同3776m、日本百名山)の姿は肉眼で何とか見えましたが写真には写っていません。
写真左の高い山は、日光白根山(同2578m、日本百名山)だと思います。
帰りの林道で観た花をご覧いただきます。
先ずはハクサンチドリ(ラン科ハクサンチドリ属の多年草)です。往きには気づきませんでした。
ショウキラン(ラン科ショウキラン属の多年草)です。これも往きには気づきませんでした。
ショウキランを観るのは平標山、常念岳に続いて3回目で、尾瀬では初めてでした。
後は珍しい花は観られませんでした。
こちらはズダヤクシュ(ユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草)だと思います。
こちらはハナニガナ(キク科ニガナ属の多年草)で、早朝には花が閉じていました。舌状花は8~10個ありました。
次は頭花の径が1cmほどの小さな花で、ヤマニガナ(キク科ニガナ属の二年草)かもしれません。
最後に林道を歩いていて見かけた背の高い樹木をいくつかご覧いただきます。
名前は写真の後に挙げておきます。但し樹名板が付いているわけではありませんので、間違いがあるかもしれません。
オオシラビソ(アオモリトドマツ)だと思います。
ホオノキです。
ブナです。後にダケカンバが写り込んでいます。
ミズナラだと思います。
9時48分に富士見下に無事に下山しました。
10時過ぎにに戸倉を通りましたが、第一駐車場(280台駐車可能)は満車で、第二駐車場(250台駐車可能)も9割方埋まっていました。帰ってきて正解だと思いました。
温泉に浸かり食事をして家に帰ると15時過ぎだったので、テニスができました。
翌日はさすがに筋肉痛が出ました(笑)
尾瀬・富士見下からアヤメ平 - ショウキラン、ハクサンチドリなど 完
初めて憧れの尾瀬に案内して下さった方は登山家で、
至仏岳と燧ヶ岳の両山を多分、鳩待小屋で1泊して
登山を主に案内して下さった記憶です。
私は、登山は全くの初心者で『夏の思い出』だけに憧れて参加しました。
水芭蕉は確かに見られたのですが・・・
尾瀬は、とてもきつい場所の印象が脳裏から消えません。
今、こうして写真で至仏岳や燧岳を拝見すると、懐かしく感ずるから不思議です。
当時は花の知識も全く無く、冷涼な澄んだ空気や水中でも咲いて居る水芭蕉の不思議な現象が
強く印象に残りました。
(現在見ればごく自然体ですが・・・)
尾瀬は未だ早春ですネ。
タテヤマリンドウやイワカガミ・チングルマが可愛らしい姿で咲いて居て綺麗ですネ。
ハクサンチドリやショウキランも見られたなんて・・・流石尾瀬ですネ。
ズダヤクシュは信州の高原等で良く見かけます。
『ズダ』は方言で喘息の事を意味するそうです。
現在も喘息の薬草として知る人ぞ知る漢方薬になって居ます。
早くも、夏の高山植物が咲いているんですね。
お疲れさまでした。
とても珍しい色々なショット、見せていただき、siawase気分です。
ブログ交流で、ちょっと得した気分、いいものですね。
応援ポチ(全)。
至仏山と燧ヶ岳を1泊2日で登るのは、若いとは言え登山初心者にとってはそうとうきつかったと思います。
(ちなみに、田中陽希さんは百名山一筆書きの時に、燧ヶ岳と会津駒ヶ岳を1日で登っています。)
しかもミズバショウが咲いている時期なら、山には残雪があったのではないでしょうか。
けっこう大変な思いをされたことでしょう。
尾瀬にはまだ春の気配が残っています。
尾瀬ヶ原でミズバショウやリュウキンカも観られると思います。
ズダヤクシュを漢字で書くと喘息薬種ですね。
でもズダが方言だとは知りませんでした。
ウィキペディアには富山県、福井県、長野県で喘息の咳止薬として用いられてきたと書いてありました。
なぜか石川県が入っていないのが不思議です。
後編にお花の写真をひとつ追加しました。
尾瀬には毎年何回か出かけていますが、富士見下から入山するのは初めてでした。
思いの外アクセスルートがよく、駐車場も無料なので、今後また使おうと思います。
富士山が観られるとは思っていませんでした。
後編にヒメシャクナゲの写真を追加しました。
また、全ポチもありがとうございます。
喜んでいただけて嬉しいです。
アヤメ平では尾瀬ヶ原や尾瀬沼とは違った花が観られたり、遠くの山が観られるので素敵だと思います。
また季節を変えて出かけようと思います。
後編にヒメシャクナゲの写真を追加しました。
実は今日、秋田県の森吉山に行ってきました。
登山口に三台の中型バスが待機していましたので、団体さんが入山しているのは承知の上でしたが、やはり疲れました。
スライド時のこと、山頂では記念写真の順番待ちしながらの高歌放吟。10分我慢したら静寂が訪れた山頂でした。
今回ご紹介いただいた沢山のお花、奇しくも今日私が観てきたお花と同じものが相当数ありました。高山植物が広範囲に分布していることを実感しました。
チングルマ、イワカガミ、ハクサンチドリ、ゴゼンタチバナ、などなど観てきました。
前編を読んで後でコメントしようと思ったらもう後編が・・・
こちらでまとめてコメントさせていただきますね~
混雑を避けて早く戻ってこられたのですね。
お元気で健脚なのは存じ上げていましたが、なんと帰られてからテニスまで@@
これにはびっくりです。
で、お花ですがやはり現地で見る高山植物はいいですね~
タテヤマリンドウ、可愛いです!
群生しているお写真がとっても素敵。
イワカガミも今見られるのですね。
何度も楽しませていただきました。
それに、いつもながら景色が雄大でいいですね!!
イワカガミのお写真の後に続く光景がどれもとっても素敵で見とれてしまいました。
それと今回気になった花は、ショウキランです。
今日同じ腐生植物のツチアケビの花を見てきたところでしたので・・・
今回も色々なお写真、ありがとうございました!
今日は森吉山へ行かれたのですね。
名前は知っていますが、どんなお花が観られるのかなど、詳しいことは何も知りません。
山歩きさんの記事を楽しみにしています。
人が多い以上に、団体客が来ているのは大変ですね。
記念撮影は仕方ないとしても、高歌放吟とは驚きました。
静かな山歩きを楽しむハイカーからすると、困った方たちですね。
チングルマ、イワカガミ、ハクサンチドリ、ゴゼンタチバナは、いずれも北海道でも観られる植物ですので、分布域が広いですね。
高山植物自体が、氷河時代からの生き残りと言われるものが多いようです。
もともと前後半を分けるつもりでなかったのですが、長くなったので分けました。
ですから続けて読んでいただく分には、ありがたいことです。
混雑が嫌いという方は、山屋には多いみたいです。
日本百名山の著者として知られる深田久弥氏は、晩年は避衆登山と称して静かな山を選んで登っていました。
これには日本百名山を著し山の人気を高めておきながら、山での人混みを避けるのは矛盾しているとの批判もありました。
今回は途中で引返したので、力が余ったというか歩き足りない感がありました。
そこで代わりにテニスに興じたのですが、筋肉痛が出たので情けなかったです。
筋肉痛ですが、半日経って今はもう収まっています。
ツチアケビという植物は観たことがありません。
高さが1mにもなるようですね。
それでいて腐生植物だというのが不思議です。
ラン科には不思議な植物が多いですね。