shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

北印旛沼散策

2024-10-20 05:30:05 | 
10月16日に坂田ヶ池にカモを観に行った際、北印旛沼にも立ち寄ったので、その時の様子をさくっと紹介したい。
ここ数年トモエガモの大群が来ているが、まだ飛来しておらず、沼は閑散としていた。


遠くにいたのはダイサギ(上の写真の中央より右側)で、他にはカワウ、カイツブリ、カルガモが観られた。






1羽だけマガモのエクリプスらしきがいた。


沼にあまりにも鳥の気配がなかったので、笹藪や田んぼに目を凝らしながら歩く時間が多くなった。
遠くの樹にモズが止まって鳴いていた。


笹藪からはホオジロの地鳴きが聞こえていた。


田んぼにトラクターが入っていて、その後をダイサギとアオサギが付いて歩いていた。


オニグルミの果実だろうか。


いくつか咲いていたサクラ(ソメイヨシノ)。


この日はカモを観に半袖で歩くという、サクラもヒトも錯乱しそうな、10月中旬の夏日だった。

撮影:2024/10/16
コメント (2)
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キンモクセイ

2024-10-19 05:30:04 | みんなの花図鑑
今年もキンモクセイが開花した。
玄関のドアを開けると、芳しい香りにはっとさせられる。
キンモクセイは香りで開花が分かる、数少ない花の一つだ。
毎年同じような写真を撮っているので、今年は止めようかとも思ったが、やっぱり撮ってしまった。

・キンモクセイ(金木犀・巌桂、Osmanthus fragrans var. aurantiacus、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹。
中国原産で、日本には江戸時代(17世紀ごろ)に雄株だけが渡来した。日本における栽培地は、北限は東北南部(太平洋側は岩手県紫波郡矢巾町、日本海側は秋田)、南は九州までの範囲とされる。すべて挿し木で増やされたクローンなので、同じ地域では一斉に花を咲かせる。








ここ6年間の開花時期は下記の通り。
2018年:9月29日
2019年:10月15日
2020年:10月2日
2021年:9月14日(この年は二度咲きして2度目は10月3日)
2022年:9月29日
2023年:10月13日
2024年:10月16日

撮影:2024年10月17日
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カモの季節到来(続々)

2024-10-17 05:30:03 | 
2日前に『カモの季節到来』を書いたとき、まさか(続々)まで書くとは思わなかった。
お読みいただいている皆さまも、さぞかしあきれておられることと思う。

白井市内の池を6つ観て回ったので、ついでならと隣の市にある坂田ヶ池まで足を運んだ。
そこでハシビロガモ、コガモ、マガモを観ることができた。
この池によく来られている方にお訊ねしたら、渡ってきたばかりだとのこと。

この時期、♂はエクリプスのため、♂・♀の識別が難しい。♂・♀の識別は自信がないので”?”とした。

■ハシビロガモ
Northern shoveler

カモ目カモ科ハシビロガモ属(日本鳥類目録第8版でマガモ属からハシビロガモ属に変更されました)
Spatula clypeata
嘴広鴨[/L50cm

♂エクリプス?


♂エクリプス?


♂エクリプス?


♂エクリプス?


♂エクリプス?


♂エクリプス?


♂エクリプス?


♂エクリプス?


■コガモ
Common Teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm

♂エクリプス? 嘴基部は黄色味がある。


♂エクリプス? 上の写真と同じ個体。


♀非生殖羽?


♀非生殖羽?


♀非生殖羽?


♀非生殖羽?


■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm

♂エクリプス→生殖羽。


♂生殖羽。


■種不明




撮影:2024/10/16
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カモの季節到来(続)

2024-10-16 05:30:01 | 
昨日のブログで、市内にある他の調整池についてもこれから観て回ろうと思うと書いたので、早速観てきた。
結果からいうと、5つの池を回ったが、どの池にも渡りのカモはいなかった。
最後に前日ヒドリガモがいた池に出向いたところ、12羽のヒドリガモがいた。






♂の生殖羽。


幼羽(♂・♀不明)。
♂の幼羽は、翼羽最後部の羽は灰色味を帯びた淡色。♀の幼羽は、翼羽最後部の羽は黒褐色で白い羽縁が目立つ。
判断が難しい場合もあるが、高い確率で見分けることができるという。しかし実際に観ると難しい。




新たに観て回った池で唯一カモがいたところでは、4羽のカルガモが観られた。
うち2羽は陸に上がって休んでいた。10月半ばの夏日であった。ちょっと暑くないかと心配になるほどの陽射しの強さだった。


目当てのカモはいなかったが、自転車で走って回ったので良い運動になった(疲れた)。

撮影:2024/10/15
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カモの季節到来

2024-10-15 05:30:15 | 
白井市内の調整池のひとつにヒドリガモが飛来した。
夏の間閑散としていた池だが、10羽ほどのカルガモと同じほどの数のヒドリガモが来ていて、カイツブリも2羽混じっていた。
市内にある他の調整池についても、これから観て回ろうと思う。







4~5羽の幼鳥が混じっていた。


カルガモも10羽ほど来て休んでいた。


街路樹のハナミズキに来ていたスズメ。


遠くの樹に止まっていたモズ。


この日は群れで移動していたヒヨドリを見かけた。夏の間あまり見なかったヒヨドリだが、このところよく見かける。
他にはシジュウカラの群れとメジロの群れを見た。メジロの群れには他の鳥が混じっていたが、種名は特定できなかった。

キクイモ。


エノコログサとセイタカアワダチソウ。


ヨウシュヤマゴボウ。


クヌギのドングリ。


撮影:2024/10/14

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秋の薬師岳ハイキング(後編)

2024-10-13 05:30:00 | 山行・旅行
この記事は秋の薬師岳ハイキング(前編)からの続きです。

(薬師岳山頂から見た北薬師岳と手前の金作谷カール。遠くに立山、剱岳、後立山連峰)


山行初日の夜は19時半に就寝した。宵の時間にいっとき雨が降りテントが濡れたが、夜半に小用に出たときには、空に満天の星が輝いていて、天の川もくっきり観えた。冬の星座のオリオン座が東の空に顔を出していた。小用から帰るときテン場を横切るベージュ色をした小動物を観た。ネコほどの大きさで、ネコより太めの長い尻尾があった。テンだと思った。小動物はテントを避けるようにして、ぴょこぴょこと跳ねるように去って行った。

翌朝は1時半に目覚めた。空に星はなかった。
薬師岳の山頂に向けて出発したのが2時ちょうどだった。しかし忘れ物に気づき戻ったので、2度目の出発が2時8分となった。
寒くなかったがレインウエアの上下を着用し、手袋もはめて歩いた。

(地図はクリックすると大きくなります)


S氏が先に歩いてその後を筆者が続いた。薬師峠から薬師平までは沢登りで、沢を詰めると岩が重なる急登となった。15分ほど歩いたところで暑くなり、レインウエアの上を脱いだ。テン場から40分余り歩いて薬師平に着いた。途中から筆者が先に歩いた。道は緩やかな登りが続き、周囲にハイマツの葉先が白く光って見えていた。
 

3時37分に薬師岳山荘に到着した。山荘の軒下でしばらく休ませてもらった。寒暖計が7℃を示していた。風も出てきていたのでフリースを中に着て、さらにレインウエアを着た。ここから山頂までのコースタイムが50分だ。出るには早すぎるので、4時20分まで行動食を食べながら待つことにした。
ガスがかかっていたが、時折晴れ間から富山市の街明かりが見えていた。


4時20分に薬師岳山荘を出て山頂に向かった。風が強くなってきていた。時折ガスが晴れて星空が見えた。オリオン座が天頂に来ていた。
握りこぶしほどの石で埋まった道をジグザグに登っていった。ヘッドランプの明かりを頼りに踏み跡を忠実に辿った。
4時51分に避難小屋跡(石室)があるピーク(標高2895m)に着いた。西からの強い風を避けるため、5時ちょうどまで石室の東側の壁にもたれて休んだ。

5時14分に薬師岳の山頂に到着した。この日の一番乗りだった。
お社に参拝し、強い風を避けるためお社の東側に回ると、ちょうど良い岩があり腰掛けて日の出を待った。秒速10メートルほどの風が吹いていた。
 

10月6日の富山市の日の出時刻は5時50分で、それまでに30分余りあった。ガスが強い風で流されて、時折晴れて北薬師岳や立山連峰、後立山連峰の山々が見えていた。
(S氏撮影)


5時47分に東の空が明るく輝いたが、すぐに雲に隠された。


その後数分して雲の上から陽が昇った。
(S氏撮影)


その後太陽は雲に隠れ、周辺もガスに包まれてしまった。何人かがそれを見て下山していった。私たちはガスが晴れると信じて待った。20分ほどしてガスが晴れた。
山頂にいた20人ほどの登山者の中から、「来た~!」と声が上がった。冒頭の写真はその時に撮ったものだ。
(S氏撮影)


左の山が剱岳(標高2999m)、右の高い山が立山(同3015m)のようだ。右奥に見えているのは後立山連峰の山々のようだった。




結局、山頂に1時間7分滞在して、6時21分に来た道を戻った。


下山途中に、雲の隙間から槍ヶ岳が見え隠れしていた。


6時51分に薬師岳山荘に到着し、そこでレインウエアを脱いだ。
薬師岳山荘から薬師平まではS氏と離れて、筆者が写真を撮りながら先に歩いた。紅葉したクロマメノキやチングルマがきれいだった。






7時26分に薬師平に着き、ザックを下ろして10分余り休んだ。薬師平からは逆にS氏に先に行ってもらった。


(すれ違いのハイカーと槍ヶ岳)


(イワイチョウ)
 

7時29分にテン場に戻るとS氏がテントの撤収をほぼ終えていたので、筆者は水汲みと朝食の支度をした。
9時2分までテン場で休憩し、その後太郎山(標高2373m)へ向かった。太郎山からは薬師岳だけでなく、水晶岳や三俣蓮華岳などの山々が見渡せた。




太郎山から太郎平に下り、その後数カ所で休憩を取りながら、2人がそれぞれ自分のペースで下山した。最後は一緒になって12時40分に折立登山口に着いた。
下山後クルマで立山インターに向かう途中、立山吉峰温泉で汗を流した。高速道路に乗ったときには、北アルプスの山々は皆雲に隠れてしまっていた。短い晴天であった。

S氏とともに、楽しく歩けたことに感謝したい。

(ミヤマキンポウゲの残花)


(有峰湖に向かって下りていく)


(ゴゼンタチバナ)


(ツタウルシ)


(ブナの大木)


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
秋の薬師岳ハイキング(完)
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植物クロスワード(52)『植物用語』の答え

2024-10-12 05:30:00 | クロスワードパズル


タテのカギ
1 シダ植物と種子植物にあって、篩部 (しぶ) と木部からなり、道管・仮道管・篩管などを含む組織の集まり。束状となって根・茎・葉を貫き、水や養分の通路となるほか、体を支持する。
2 植物の根はふつう――にあるが、ウキクサのように水中に生えているものもある。
3 樹木の横断面にみられるほぼ同心円状の輪。温帯林では形成層の肥大生長が気温で異なり、春から夏にかけて活発に生長し、冬に休止するので、1年の間に粗と密の輪ができる。
4 2024を――分解すると、2×2×2×11×23となる。
5 松などの根もとがふくれて、瘤(こぶ)のようになったものを根瘤(ねこぶ)という。では旧約聖書に登場するイサクとリベカの子は?
6 「色即是―― ――即是色」は、般若心経の中の言葉。――は実体として存在しないもの。色は目に見えるもの、形づくられたもの。両者は一体である。
11 マメ亜科――属の落葉高木。中国原産。日本には古くに渡来し、花蕾や莢は生薬にして役立てられた。漢字では「槐」と書く。
12 植物の花びらや萼 (がく) の付け根にある突起部分。内部に蜜腺 (みつせん) をもつ。スミレの花びら、ヒエンソウの萼などにみられる。
13 多細胞生物において、いくつかの組織が集まって一定の形・大きさおよび生理機能をもつ部分。
15 次の問いに答えよ「おもちゃを英語で言うと?」。
16 雌性生殖細胞の卵に雄性生殖細胞の精子が融合し、両者のもつ核が合体すること。
17 律令制で太政官の長官(かみ)職のひとつ。大河ドラマ「光る君へ」では、藤原顕光の役を宮川一朗太が演じている。
19 日本の切り花は海外でも人気があり、スイートピー、トルコギキョ ウ、ラナンキュラス等が、アメリカ、カナダ、中国、香港等へ――されている。
21 被子植物の雌しべの基部にあり、膨らんで袋のようになっている部分。上は花柱に、下は花托につながる。中に胚珠 (はいしゅ) があり、そこでタテ16が行われ、ヨコ21ができると熟して果実になる。
23 フォーク――、ジャズ――、――ミュージック。
25 神を祭る建物。神社。神宮。
27 ミカン科の常緑低木。また、その果実。枝にとげがあり、葉は長卵形で柄に翼がある。初夏、白い5弁花が咲き、黄色い扁球形の実を結ぶ。「桃栗三年柿八年、――の大馬鹿十八年」と言われる。

ヨコのカギ
1 種子から発芽して、開花・結実ののち1年以内に枯死する草本植物。
5 雄しべの一部で、ふつう花糸の上端にあり、花粉をつくる袋状の器官。
7 一つの花の花びら全体。
8 タテ1植物の表皮の、孔辺細胞およびその間にある小孔。狭義には、すきまだけをいう。光合成・呼吸・蒸散などの際に空気や水蒸気の通路となる。
9 すべての花びらが分離している花。桜・アブラナ・エンドウなど。⇔合弁花。
10 遠ざかって関係が薄いこと。音信や訪問が久しく途絶えていること。
14 同輩や目下の人の姓名に付けて、親しみや軽い敬意を表す。
15 キク科の植物は一般的に頭状花序(略して頭花)を形成し、中心部分に――がかたまっていて、そのまわりを舌状花が取り巻いている。
18 樹木の診断や治療を行う技術者。樹木医。
20 学芸の専門家の社会。歌――、画――、文――。
21 ――植物で、タテ16した胚珠 (はいしゅ) が成熟して休眠状態になったもの。発芽して次の植物体になる胚と、胚の養分を貯蔵している胚乳、およびそれらを包む種皮からなる。
22 平成17年(2005年)に施行された――育成支援対策推進法は、国・自治体・事業主に、――育成支援のための行動計画の策定を義務づけている。
24 バイオリン・チェロ・胡弓 (こきゅう) など、擦弦楽器の弦をこすって音を出す道具。
26 幼樹のころに日陰でも生育できる樹木。ブナ・シイ・カシなど。
28 金沢市街を一望する、標高141mの山。金沢城から見て東(卯辰の方角)に位置することから名づけられたとの説がある。一帯は公園として整備されている。
29 駿河と伊豆を合わせた呼び名。

過去のクロスワードパズルは、このページ左にあるカテゴリー◆クロスワードパズルからご覧いただけます。
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植物クロスワード(52)『植物用語』

2024-10-10 05:30:00 | クロスワードパズル
植物の名前を調べたりしていると、用語の壁に突き当たることがしばしばあります。
そんな時、皆さまはどうされていますか? 私は植物用語辞典を持っていますが、たいがいはウィキペディアなどで調べています。
さて、今回は『植物用語』をテーマに選んでみました。黄色に塗られたマスには、タテ・ヨコのいずれかで『植物用語』が入ります。用語の説明は、主にgoo辞書に依りました。
今回は聞き慣れないワードが多いかもしれません。どうぞご自身のペースでお楽しみ下さいませ。
答えは10月12日にアップします。


タテのカギ
1 シダ植物と種子植物にあって、篩部 (しぶ) と木部からなり、道管・仮道管・篩管などを含む組織の集まり。束状となって根・茎・葉を貫き、水や養分の通路となるほか、体を支持する。
2 植物の根はふつう――にあるが、ウキクサのように水中に生えているものもある。
3 樹木の横断面にみられるほぼ同心円状の輪。温帯林では形成層の肥大生長が気温で異なり、春から夏にかけて活発に生長し、冬に休止するので、1年の間に粗と密の輪ができる。
4 2024を――分解すると、2×2×2×11×23となる。
5 松などの根もとがふくれて、瘤(こぶ)のようになったものを根瘤(ねこぶ)という。では旧約聖書に登場するイサクとリベカの子は?
6 「色即是―― ――即是色」は、般若心経の中の言葉。――は実体として存在しないもの。色は目に見えるもの、形づくられたもの。両者は一体である。
11 マメ亜科――属の落葉高木。中国原産。日本には古くに渡来し、花蕾や莢は生薬にして役立てられた。漢字では「槐」と書く。
12 植物の花びらや萼 (がく) の付け根にある突起部分。内部に蜜腺 (みつせん) をもつ。スミレの花びら、ヒエンソウの萼などにみられる。
13 多細胞生物において、いくつかの組織が集まって一定の形・大きさおよび生理機能をもつ部分。
15 次の問いに答えよ「おもちゃを英語で言うと?」。
16 雌性生殖細胞の卵に雄性生殖細胞の精子が融合し、両者のもつ核が合体すること。
17 律令制で太政官の長官(かみ)職のひとつ。大河ドラマ「光る君へ」では、藤原顕光の役を宮川一朗太が演じている。
19 日本の切り花は海外でも人気があり、スイートピー、トルコギキョ ウ、ラナンキュラス等が、アメリカ、カナダ、中国、香港等へ――されている。
21 被子植物の雌しべの基部にあり、膨らんで袋のようになっている部分。上は花柱に、下は花托につながる。中に胚珠 (はいしゅ) があり、そこでタテ16が行われ、ヨコ21ができると熟して果実になる。
23 フォーク――、ジャズ――、――ミュージック。
25 神を祭る建物。神社。神宮。
27 ミカン科の常緑低木。また、その果実。枝にとげがあり、葉は長卵形で柄に翼がある。初夏、白い5弁花が咲き、黄色い扁球形の実を結ぶ。「桃栗三年柿八年、――の大馬鹿十八年」と言われる。

ヨコのカギ
1 種子から発芽して、開花・結実ののち1年以内に枯死する草本植物。
5 雄しべの一部で、ふつう花糸の上端にあり、花粉をつくる袋状の器官。
7 一つの花の花びら全体。
8 タテ1植物の表皮の、孔辺細胞およびその間にある小孔。狭義には、すきまだけをいう。光合成・呼吸・蒸散などの際に空気や水蒸気の通路となる。
9 すべての花びらが分離している花。桜・アブラナ・エンドウなど。⇔合弁花。
10 遠ざかって関係が薄いこと。音信や訪問が久しく途絶えていること。
14 同輩や目下の人の姓名に付けて、親しみや軽い敬意を表す。
15 キク科の植物は一般的に頭状花序(略して頭花)を形成し、中心部分に――がかたまっていて、そのまわりを舌状花が取り巻いている。
18 樹木の診断や治療を行う技術者。樹木医。
20 学芸の専門家の社会。歌――、画――、文――。
21 ――植物で、タテ16した胚珠 (はいしゅ) が成熟して休眠状態になったもの。発芽して次の植物体になる胚と、胚の養分を貯蔵している胚乳、およびそれらを包む種皮からなる。
22 平成17年(2005年)に施行された――育成支援対策推進法は、国・自治体・事業主に、――育成支援のための行動計画の策定を義務づけている。
24 バイオリン・チェロ・胡弓 (こきゅう) など、擦弦楽器の弦をこすって音を出す道具。
26 幼樹のころに日陰でも生育できる樹木。ブナ・シイ・カシなど。
28 金沢市街を一望する、標高141mの山。金沢城から見て東(卯辰の方角)に位置することから名づけられたとの説がある。一帯は公園として整備されている。
29 駿河と伊豆を合わせた呼び名。
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秋の薬師岳ハイキング(前編)

2024-10-08 10:23:37 | 山行・旅行
山の師匠のS氏とは、毎年どこかの山に出かけている。今年はお互いの都合から、10月初旬に北アルプスのどこかの山へ行こうと決めていた。ところが10月になると秋雨前線が掛かり、雨の日が多くなった。唯一2日続けて晴れそうなのが10月5日、6日だった。土曜・日曜だったが、ここを逃すとまた雨になるので、決行した。行き先は紅葉が期待できそうな薬師岳(標高2926m、日本百名山)とした。

下の写真は10月6日に太郎兵衛平付近の登山道から観た薬師岳である。手前に紅葉したチングルマ、中段は草紅葉と灌木(沢筋は混交樹林)、上段は緑のハイマツ帯、そして薬師岳の山頂部は白くて、背景に秋の青空が広がるという理想的な構図が得られた。CPLフィルターを用いて撮影した。


さて、それでは山行の様子を順に追っていきたい。
山行前日の10月4日は移動日で、正午にS氏が住む群馬県を出発し、登山口のある富山市の折立に17時に到着した。そしてすぐに登山口に隣接するキャンプ場にテントを張った。キャンプサイトは広々としている。一方張られたテントは我々のものだけで、炊事場もテーブルも独占できた。駐車場にはクルマがたくさん並んでいて、車中泊のハイカーが多くいた。面倒なテント泊よりも手軽な車中泊ということらしい。


その夜は日本海の海の幸をふんだんに食し、19時に就寝した。そして翌朝5時まで広いテントでぐっすり眠った。
10月5日、ヘッドランプがなくても周囲が見えるのを待って起床した。洗顔を済ませテントを撤収し、朝食を摂った。クルマに積んで置いた登山靴に履き替え、ザックを担ぐと準備完了。計画より多少早く、6時47分に出発できた。
 

今回は折立(標高1350m)を出発して薬師峠(同2294m)にあるキャンプ場で1泊し、翌日に薬師岳(同2926m)に登り、来た道を戻り折立へ下山するという計画だ。初日は1000mほどを登るが距離が7.3kmと短いので、7時出発でも12時半にはキャンプ場に着ける。
(地図をクリックすると大きくなります。)


登山道に落葉した樹木の葉が落ち重なっており、また粘土質の急登が続き、前日の雨で滑りやすく慎重に歩いた。
赤く色づいていたのはウルシ科の樹木だ。橙色に熟した果実がたわわにぶら下がっていた。恐らくヤマウルシだろうとS氏と話した。
 

針広混交林の中を歩く登山道の脇には、スギ、モミ、ゴヨウマツ、ブナ、ミズナラなどの大木が多く見られた。8時ちょうどにアラレちゃんの絵がある展望所に着いた。
 

(スギの巨木とS氏)


8時33分に三角点(標高1871m)があるベンチに着き、15分休憩した。北側に雲海が広がって見えた。


(ナナカマドの果実)


三角点ベンチを過ぎると傾斜が緩やかになり、遠望が楽しめるようになってきた。雲海は北側だけでなく、南西側にも広がっていた。


(ネバリノギランの秋姿)


(ヤマハハコの残花)


登っていくに従い空が近くなっていく感じがする。
 

雲海、青空、草紅葉。どれもに秋を感じる。
 

(歩いている筆者。S氏撮影)


(クロマメノキ)
クロマメノキはツツジ科スノキ属の落葉低木。熟した果実は甘くて美味しく、生食するほか、ジャムや果実酒に利用されている。


10時16分、五光岩ベンチ(標高2189m)を通過。太郎兵衛平(同2330m)まで2.0km。左手に薬師岳を見ながら、遊歩道のような道を歩いて行く。
 

11時9分、太郎平小屋に到着。キャンプ場の料金を支払い、ベンチで休憩した。正面に薬師岳がきれいに見えた。
(S氏撮影)


また南東側には、黒い塊の水晶岳(標高2986m、日本百名山)、尖形のワリモ岳(同2888m)、その右手前にお椀を伏したような形の祖父岳(同2825m)、その後に鷲羽山(同2924m、日本百名山)、さらに右に三俣蓮華岳(同2841m)が見えていた。槍ヶ岳はここからだと三俣蓮華岳の後に隠れていて見えないようだ。






太郎平のベンチで35分休憩し、キャンプ場へ向かった。


12時2分に薬師峠にあるキャンプ場に到着した。テントを設営し、水汲みと休憩をした後、13時にS氏は薬師岳へ向かい、筆者は周辺で写真を撮った。

(シラタマノキ)


(アカモノ)


(ゴゼンタチバナ)
 

(コミヤマカタバミ)


(紅葉したカエデの仲間)


(クレソンに似た植物)
沢の水が当たる場所に生えていた。この時期に標高が2300mを越える場所で花が咲いている植物は稀なので驚いた。オオバタネツケバナ(アブラナ科タネツケバナ属。花期は4~7月)かもしれないが自信はない。
 

(ワサビに似た植物)
やはり沢の水が当たる場所に生えていた。ワサビと異なり葉に鋭い鋸歯があった。葉を囓ってみたがワサビ独特の辛さや香りがなかった。


(?)


(ネバリノギラン)
 

(15時過ぎのテント場の様子)
その後若干テントの数が増えて、この日は20張りほどが利用していた。水場が近くトイレもきれいで、とてもよいテント場だと思った。


S氏は薬師岳まで3時間で往復して、筆者が夕食の準備を始める前の15時59分に戻ってきた。高齢者になっても健脚に陰りはない。
夕食はカロリー重視で、レトルトカレーにカレーヌードル。その後翌日の準備をして、18時半には眠りについた。

秋の薬師岳ハイキング(後編)に続く。
※秋の薬師岳ハイキング(後編)は10月13日に投稿予定です。
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トレーニングを兼ねて筑波山散策

2024-10-01 05:32:12 | 山行・旅行
1ヶ月ほど山から離れていたので、トレーニングを兼ねて筑波山を歩いて来た。
距離:7.3km 累積標高差:733m 時間:3時間36分(うち休憩17分)


11時3分、薬王院コースの登山者用駐車場にクルマを駐めて出発。


11時34分、鬼ヶ作林道に出て林道歩き。
 

11時58分、林道を離れて坊主山へ向かう。下の写真は3分後に撮影。雨がパラパラと降ってきたがすぐに止んだ。


幹回りが3m以上ありそうなモミの木。
 

針広混交林が続いた。


そしてミヤマシキミがたくさん実をつけていて、標高が高い方が赤く色づいていた。
 

12時57分、薬王院分岐に到着、数十メートル先にある四阿で休憩し、自然研究路(南ルート)へ向かった。


13時23分、男体山山頂に到着。男体山御本殿に参拝。その後御幸ヶ原に向けて下山した。


御幸ヶ原。この日は午前中から雨模様だったので人が少なかった。女体山へ向かわず、売店でコーヒーを飲んで下山。


下山時は薬王院コースをそのまま下りた。14時39分に駐車場に到着した。


■自然研究路で観た花。
・ゲンノショウコ(現の証拠、Geranium thunbergii、フウロソウ科フウロソウ属の多年草)。


・レイジンソウ(伶人草、Aconitum loczyanum、キンポウゲ科トリカブト属の多年草)。


・オクモミジハグマ(奥紅葉白熊、Ainsliaea acerifolia var. subapoda、キク科モミジハグマ属の多年草)。




・ナガバノコウヤボウキ(長葉の高野箒、Pertya glabrescens、キク科コウヤボウキ属の落葉性小低木)かもしれない。


その他、ツクバトリカブト、ミズヒキを観た。ツクバトリカブトは花が傷んでいた。

■鬼ヶ作林道~坊主山で観た花。
・ヤマハギ(山萩、Lespedeza bicolor、マメ科ハギ属の落葉低木)。


その他、ブタナ、ツユクサを観た。

■鬼ヶ作林道で観た花。
・ユウガギク(柚香菊、Aster iinumae、キク科シオン属の多年草)かもしれない。


・シラヤマギク(白山菊、Aster scaber、キク科シオン属の多年草)だと教えてただいた。


・シロヨメナ(白嫁菜、Aster ageratoides var. ageratoides、キク科シオン属の多年草)かもしれない。


・イヌトウバナ(犬塔花、Clinopodium micranthum、シソ科トウバナ属の多年草)かもしれない。




・ヤブタバコ(藪煙草、Carpesium abrotanoides 、キク科ガンクビソウ属の一年草~越年草)。




■見かけた動物
鬼ヶ作林道から坊主山へ向かう途中で、胴体の長さが6cmほどあるカエルを見かけた。


鳥は坊主山山頂付近、自然研究路などでソウシチョウの群れを見かけた。筑波山にはソウシチョウが多いらしく、よく見かける。
昆虫は甲虫類の仲間を何度か見かけた。

撮影:2024/09/30

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白山花紀行(2024年版)

2024-09-15 11:28:22 | 山行・旅行
『白山花紀行』は7~8月に白山の登山道を歩いて、観た花をまとめたものです。
高山帯・亜高山帯の分類は、実際に観た場所の標高によるものです。従ってその区別は正確ではありません。
2024年版では、新たに中宮道で観た植物を加えました。
記載内容に間違いなどがありましたら、お教えいただきますようお願い申し上げます。

1. 高山帯(およそ2100m~)の花
■ 草本
・ゴゼンタチバナ Cornus canadensis(御前橘、ミズキ科ミズキ属ゴゼンタチバナ亜属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・コイワカガミ Schizocodon soldanelloides var. soldanelloides f. alpinus(小岩鏡、イワウメ科イワカガミ属の多年草)
コイワカガミの葉には両側に鋸歯が8個あるのに対し、イワカガミの葉には両側に鋸歯が十数個あるので区別できる。
(写真 2019/07/21,26 室堂平)


・イワカガミ Shortia soldanelloides(岩鏡、イワウメ科イワカガミ属の多年草)
(写真 2022/07/24 弥陀ヶ原)


・ミヤマキンポウゲ Ranunculus acris var. nipponicus(深山金鳳花、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)




・シナノキンバイ Trollius shinanensis (信濃金梅、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミヤマキンバイ Potentilla matsumurae (深山金梅、バラ科キジムシロ属の多年草)
(写真 2018/08/07 トンビ岩コース)


・ミヤマダイコンソウ Geum calthifolium var. nipponicum (深山大根草、バラ科ダイコンソウ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)




・ハクサンイチゲ Anemone narcissiflora(白山一花、白山一華、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・カラマツソウ Thalictrum aquilegiifolium var. intermedium(落葉松草、唐松草、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)
(写真 調整中)

・モミジカラマツ Trautvetteria caroliniensis var. japonica(紅葉落葉松草、紅葉唐松、キンポウゲ科モミジカラマツ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・ハクサンコザクラ Primula cuneifolia .var. hakusanensis(白山小桜、サクラソウ科サクラソウ属の多年草)
(写真 上 2022/07/24 石徹白道、下 2019/07/26 室堂平)




・キバナノコマノツメ Viola biflora (黄花の駒の爪、スミレ科スミレ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・イワオウギ Hedysarum vicioides subsp. japonicum var. japonicum(岩黄蓍、マメ科イワオウギ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミツバオウレン Coptis trifolia(三つ葉黄連、キンポウゲ科オウレン属の多年草)
ミツバオウレンの花茎は緑色、ミツバノバイカオウレンは赤銅色をしている。
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ミツバノバイカオウレン(コシジオウレン)Coptis trifoliolata (三つ葉梅花黄連、キンポウゲ科オウレン属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ヤマガラシ Barbarea cochlearifolia (山芥子、アブラナ科ヤマガラシ族の多年草)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・ハクサンオミナエシ Patrinia triloba var. triloba(白山女郎花、スイカズラ科オミナエシ属の多年草)
(写真 2019/07/27 観光新道)


・ミヤマタンポポ Taraxacum alpicol (深山蒲公英、キク科タンポポ属の多年草)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・カンチコウゾリナ Picris hieracioides subsp. kamtschatica(寒地髪剃菜、キク科 コウゾリナ属の多年草)
カンチコウゾリナは葉先が尖り鋸歯が鋭いのに対し、ミヤマコウゾリナは葉先が丸く、下部に大きな葉が付く。頭花の径はカンチコウゾリナが3cm、ミヤマコウゾリナが2cmである。
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ミヤマコウゾリナ Hieracium japonicum(深山髪剃菜、キク科ヤナギタンポポ属の多年草)
(写真 2022/07/24 エコーライン)


・ミヤマオトコヨモギ Artemisia pedunculosa (深山男蓬、キク科ヨモギ属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)

 
・ヒトツバヨモギ Artemisia viridissima var. japonica (一葉蓬、キク科ヨモギ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


・ヒメクワガタ Veronica stelleri Pall. subsp.nipponica(姫鍬形、ゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)Hemerocallis middendorffii var. esculenta (禅庭花、ススキノキ科キスゲ亜科ワスレグサ属の多年草)
(写真 上 2019/07/21 室堂平、下 2020/08/14 加賀禅定道)




・タテヤマウツボグサ Prunella prunelliformis(立山靫草、シソ科ウツボグサ属の多年草)
(写真 上2022/07/24 石徹白道、下2023/08/08 観光新道)




・タカネナデシコ Dianthus superbus var. speciosus(高嶺撫子、ナデシコ科ナデシコ属の多年草)
(写真 2023/08/08 観光新道)


・ハクサンチドリ Dactylorhiza aristata (白山千鳥、ラン科ハクサンチドリ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・テガタチドリ Gymnadenia conopsea (手形千鳥、ラン科テガタチドリ属の多年草)
(写真 上2019/07/26 エコーライン)


・ノビネチドリ Neolindleya camtschatica(延根千鳥、ラン科ノビネチドリ属の多年草)
(写真 2020/07/06 南竜)


・タカネアオヤギソウ Veratrum maackii var. longibracteatum (高嶺青柳草、シュロソウ科シュロソウ属の多年草)
左に咲いている桃色の花はテガタチドリ。
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ヨツバシオガマ Pedicularis japonica (四葉塩釜、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草)
(写真 上:2019/07/22 平瀬道、下:2019/07/26 砂防新道)




・エゾシオガマ Pedicularis yezoensis (蝦夷塩釜、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ハクサンフウロ Geranium yesoense var. nipponicum(白山風露、フウロソウ科フウロソウ属の多年草)
(写真 上:2019/07/27 観光新道、下:2019/07/22 平瀬道)




・ミヤマクロユリ Fritillaria camtschatcensis. var. keisukei (深山黒百合、ユリ科バイモ属の多年草)
(写真 上 2019/07/21 室堂平、下 2022/07/24 室堂平)




・イワオトギリ Hypericum kamtschaticum var. hondoense (岩弟切、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草)
シナノオトギリは葉の縁に黒点が並び、イワオトギリは葉の全面に黒点が散らばる。
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・シナノオトギリ Hypericum kamtschaticum var. senanense(信濃弟切、オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 エコーライン)


・コバイケイソウ Veratrum stamineum (小梅蕙草、ユリ科シュロソウ属の多年草)
(写真 上 2019/07/26 室堂平、下 2019/07/26 弥陀ヶ原)




・ミヤマアキノキリンソウ Solidago virgaurea subsp. leiocarpa(コガネギク)(深山秋の麒麟草、キク科アキノキリンソウ属の多年草)
(写真 上2019/07/21 室堂平、下2020/08/14 加賀禅定道)




・マルバダケブキ Ligularia dentata (丸葉岳蕗、キク科メタカラコウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・ハナニガナ Ixeris dentata var. albiflora f. amplifolia (花苦菜、キク科ニガナ属の多年草
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・ヤマハハコ Anaphalis margaritacea(山母子、キク科ヤマハハコ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)




・カライトソウ Sanguisorba hakusanensis (唐糸草、バラ科バラ亜科ワレモコウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・クルマユリ Lilium medeoloides (車百合、ユリ科ユリ属の多年草)
(写真 2020/08/14 室堂平)


・オンタデ Aconogonon weyrichii var. alpinum (御蓼、タデ科オンタデ属の多年草)
雄花。(写真 2019/07/26 室堂平)


雌花。(写真 2019/08/14 加賀禅定道)


・イワツメクサ Stellaria nipponica (岩爪草、ナデシコ科ハコベ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・タカネマツムシソウ Scabiosa japonica var. alpina (高嶺松虫草、マツムシソウ科マツムシソウ属の越年草)
(写真 上 2022/07/23 観光新道、下 2017/08/01 観光新道)




・イワイチョウ Nephrophyllidium crista-galli (岩銀杏、ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・ハクサンシャジン Adenophora triphylla var.hakusanensis (白山沙参、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)
(写真 2018/07/30 観光新道)




・イワギキョウ Campanula lasiocarpa(岩桔梗、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・ネバリノギラン Aletris foliata (粘芒蘭、ソクシンラン属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


・ミヤマリンドウ Gentiana nipponica(深山竜胆、リンドウ科リンドウ属の越年草)
(写真 上 2019/07/26 室堂平、下 2020/08/14 加賀禅定道)




・オヤマリンドウ Gentiana makinoi (御山竜胆、リンドウ科リンドウ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜ヶ馬場)


・ハクサンボウフウ Peucedanum multivittatum (白山防風、セリ科カワラボウフウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 エコーライン)


・ミヤマセンキュウ Conioselinum filicinum (深山川芎、セリ科ミヤマセンキュウ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


・イブキゼリモドキ Tilingia holopetala(伊吹芹擬、セリ科シラネニンジン属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・ミヤマゼンコ Coelopleurum multisectum(深山前胡、セリ科エゾノシシウド属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミヤマトウキ Angelica acutiloba subsp.iwatensis (深山当帰、セリ科シシウド属の多年草)
(写真 2022/07/23 観光新道)


・ミヤマシシウド Angelica pubescens var. matsumurae(深山猪独活、セリ科シシウド属の多年草)
(写真 2019/07/26 エコーライン)


・ミヤマダイモンジソウ Saxifraga fortunei Hook.f. var. alpina(深山大文字草、ユキノシタ科ダイモンジソウ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・イワショウブ Triantha japonica (岩菖蒲、チシマゼキショウ科イワショウブ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・イブキトラノオ Bistorta officinalis Delarbre subsp. japonica (伊吹虎の尾、タデ科イブキトラノオ属の多年草)
(写真 2019/07/27 観光新道)


・ハクサンタイゲキ Euphorbia togakusensis (白山大戟、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草)
(写真 2019/07/27 観光新道)




・ミソガワソウ Nepeta subsessilis (味噌川草、シソ科イヌハッカ属の多年草)
(写真 2024/08/26 砂防新道)


・ハクサンアザミ Cirsium matsumurae(白山薊、キク科アザミ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・タテヤマアザミCirsium babanum var. otayae(立山薊、キク科アザミ属の多年草)
(写真 2023/08/08 南竜水平道)


■ 木本
・ハクサンシャクナゲ Rhododendron brachycarpum (白山石楠花、ツツジ属シャクナゲ亜属の常緑低木)
(写真 2019/07/26 エコーライン)


・ウラジロナナカマド Sorbus matsumurana(裏白七竃、バラ科ナナカマド属の落葉低木)
(写真 2019/07/21 室堂平)


・チングルマ Geum pentapetalum(珍車、稚児車、バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木)
黄色の花はミヤマキンポウゲ。(写真 2019/07/26 エコーライン)




・ハイマツ Pinus pumila (這松、マツ科マツ属の常緑針葉樹)
写真はハイマツの実。(写真 2019/07/26 室堂平)


・オオシラビソ(アオモリトドマツ)Abies mariesii f. hayachinensis(大白檜曽、マツ科モミ属の常緑針葉樹)
写真はオオシラビソの実。 (写真 217/0804 南縦走路)


・アオノツガザクラ Phyllodoce aleutica (青の栂桜、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木)
(写真 2019/07/26 エコーライン)


・ツガザクラ Phyllodoce nipponica (栂桜、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木)
(写真 2022/07/23 南竜)


・クロウスゴ Vaccinium ovalifolium (黒臼子、ツツジ科スノキ属の落葉低木)
(写真 2022/07/23 南竜)


・クロマメノキ Vaccinium uliginosum (黒豆の木、ツツジ科スノキ属の落葉低木)
(写真 2023/08/08 エコーライン)


2. 亜高山帯・山地帯(およそ1200m~2200m)の花
■ 草本
・マイヅルソウ Maianthemum dilatatum (舞鶴草、キジカクシ科スズラン亜科マイヅルソウ属の多年草)
(写真 2020/07/05 砂防新道)


・ヤグルマソウ Rodgersia podophylla (矢車草、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草)
(写真 2020/07/06 砂防新道)


・クロクモソウ Micranthes fusca var. kikubuki (黒雲草、ユキノシタ科チシマイワブキ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ショウジョウバカマ Heloniopsis orientalis(猩々袴、メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草)
垂直分布が広いのが特徴の一つ。雪解け直後の雪田植物に混じって咲いていた。
(写真 2020/07/06 南竜)


・オオバギボウシ Hosta sieboldiana var. sieboldiana(大葉擬宝珠、リュウゼツラン亜科ギボウシ属の多年草)
白山の登山道では山地帯~亜高山帯にかけて観られる。
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)




・ソバナ Adenophora remotiflora (岨菜、蕎麦菜、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ツルニンジン Codonopsis lanceolata (蔓人参、キキョウ科のつる性多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ササユリ Lilium japonicum (笹百合、ユリ科ユリ属の球根植物)
慶松平~観光新道の稜線上に多く観られる。
(写真 2019/07/27 観光新道)


・キヌガサソウ Paris japonica (Franch. et Sav.) Franch.(衣笠草、シュロソウ科キヌガサソウ属の多年草)
観光新道の殿ヶ池避難小屋付近でも観られる。
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・エンレイソウ Trillium smallii (延齢草、シュロソウ科エンレイソウ属の多年草)
(写真 2020/07/05)


・センジュガンピ Lychnis gracillima(千手岩菲、ナデシコ科センノウ属の多年草)
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・ヨツバヒヨドリ Eupatorium chinense var. sachalinense(四葉鵯、キク科ヒヨドリバナ属の多年草)
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・オオバミゾホオズキ Mimulus sessilifolius (大葉溝酸漿、ハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・サラシナショウマ Cimicifuga simplex (晒菜升麻、更科升麻、キンポウゲ科サラシナショウマ属 の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ヤマブキショウマ Aruncus dioicus var. kamtschaticus (山吹升麻、バラ科ヤマブキショウマ属の多年草)
(写真 2019/07/26 砂防新道)


・シモツケソウ Filipendula multijuga (下野草、バラ科シモツケソウ属の多年草)
(写真 2022/07/24 石徹白道)


・オニシモツケ Filipendula camtschatica (鬼下野、バラ科シモツケソウ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・タカネニガナ Ixeris dentata var. alpicola(高嶺苦菜、キク科ニガナ属の多年草)
(写真 2019/07/21 平瀬道)


・ノギラン Metanarthecium luteoviride (芒蘭、キンコウカ科ノギラン属の多年草)
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)


・ツルアリドオシ Mitchella undulata (蔓蟻通し、アカネ科ツルアリドオシ属の多年草)
(写真 2018/08/13 加賀禅定道)


・エゾノヨツバムグラ Galium kamtschaticum var. kamtschaticum(蝦夷の四葉葎、アカネ科アカネ亜科ヤエムグラ属の多年草)
(写真 2024/08/25 中宮道)


・ミヤマコゴメグサ Euphrasia insignis subsp. insignis var. insignis(深山小米草、ハマウツボ科コゴメグサ属の一年草 )
(写真 2020/08/13 加賀禅定道)


・トモエシオガマ Pedicularis resupinata var. caespitosa(巴塩竃、ハマウツボ科シオガマギク属の多年草)
(写真 2024/08/24 中宮道)


・ウメバチソウ Parnassia palustris(梅鉢草、ニシキギ科ウメバチソウ属の多年草)
(写真 2020/08/14 加賀禅定道)


・カニコウモリ Parasenecio adenostyloides(蟹蝙蝠、キク科コウモリソウ属の多年草)
(写真 上 2020/08/13 加賀禅定道、下 2024/08/24 中宮道)




・オオカニコウモリ Parasenecio nikomontanus(大蟹蝙蝠、キク科コウモリソウ属の多年草)
カニコウモリの花は長い総状に、オオカニコウモリの花は頂上に集まって咲く。オオカニコウモリの葉は五角形状で、茎はジグザグである。
(写真 2024/08/24 中宮道)


・アキノキリンソウ Solidago virga-aurea var. asiatica(秋の麒麟草、キク科アキノキリンソウ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・キオン Senecio nemorensis (黄苑、キク科キオン属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・タマガワホトトギス Tricyrtis latifolia (玉川杜鵑・玉川杜鵑草、ユリ科ホトトギス属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・オオヤマサギソウ Platanthera sachalinensis(大山鷺草、ラン科ツレサギソウ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)




・キツリフネ Impatiens noli-tangere (黄釣船一年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)




・ミヤマトウバナ Clinopodium micranthum var. sachalinense (深山塔花、シソ科トウバナ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・アキギリ Salvia glabrescens (秋桐、シソ科アキギリ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・オオアキギリSalvia glabrescens f. robusta (大秋桐、シソ科アキギリ属の多年草)
オオアキギリはアキギリより全体に大型で葉の形が丸みをおび幅が広い。 アキギリの葉の鋸歯は比較的揃っているが、オオアキギリの鋸歯は不揃いである。
(写真 2024/08/24 中宮道)


・ハクサンカメバヒキオコシ Isodon umbrosus var. hakusanensis (白山亀葉引き起こし、シソ科ヒキオコシ属の多年草)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


・ジャコウソウ Chelonopsis moschata (麝香草、シソ科ジャコウソウ属の多年草)
(写真 2024/08/24 中宮道)


・ギンリョウソウモドキ Monotropa uniflora(銀竜草擬、ツツジ科シャクジョウソウ属の多年草)
(写真 2024/08/24 中宮道)


■ 木本
・ミズキ Cornus controversa var. controversa(水木、ミズキ科ミズキ属の落葉高木)
(写真 2020/07/05 砂防新道 )


・シモツケ Spiraea japonica (下野、バラ科シモツケ属の落葉低木)
観光新道を代表する花の一つ。シモツケソウと並んで咲いているところもある。
(写真 2019/07/27 観光新道)


・ミヤマホツツジ Elliottia bracteata (深山穂躑躅、ツツジ科ホツツジ属の落葉小低木)
(写真 2020/08/13 加賀禅定道)


・ノリウツギ Hydrangea paniculata (糊空木、アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)


・エゾアジサイ Hydrangea serrata var. yesoensis (蝦夷紫陽花、アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
(写真 2022/07/25 別山市ノ瀬道)


・クサボタン Clematis stans (草牡丹キンポウゲ科センニンソウ属の半低木)
(写真 2023/08/07 砂防新道)


この他に草本ではオタカラコウ、マルバダケブキ、サンカヨウなどを、木本ではムシカリ、ウラジロヨウラク、コケモモなどを観ましたが、適当な写真がなく載せていません。

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妙義神社

2024-09-14 14:09:49 | 山行・旅行
山岳信仰の中心となり、山に抱かれるように建っている神社は、日本中に数多ある。妙義神社もその一つである。
妙義神社は妙義山信仰と一体であり、今もなお修行の場となっている。妙義山への登山道もここから始まっている。

9月11日に群馬県富岡市にある妙義神社を訪ねた。
クルマを道の駅みょうぎに駐めた。ここから妙義山が眺められた。


県道に面した一の鳥居をくぐり、妙義山へ向けて真っ直ぐな坂道を登っていく。


左右に旅館が建ち並んでいた。途中で4名の山伏とすれ違った。


坂を登ると十数段の石段があり、その上に妙義神社と刻された石柱があった。その奥に立派な枝垂れ桜が見えていた。


さらに先へ進むと総門に至った。朱に塗られた総門は安永2年(1773年)の建立で、国の重要文化財の指定を受けている。


総門の先に札所があり、その先にさらに石段が続く。石段を上がった右手側に社務所と御殿が置かれているが、こちらは帰路に寄ることにして先へ進む。


銅鳥居をくぐる。この鳥居は享保4年(1719年)に建立されている。右手奥には旧御本社の波己曾社(はこそしゃ)が鎮座するが、やはり帰路に寄ることにする。


石造の太鼓橋を渡ると、上部神域へと一直線に延びる165段の石段がある。休まずにいっきに登ったら、汗がにじみ出てきた。


登り切った神域の入り口に随神門があり、左大臣・右大臣が向き合っておられた。
 
さて、いよいよ御本社である。宝暦6年(1756年)に建てられた御本社は、国の重要文化財となっている。各所に金の装飾が施されていてとても立派だ。
御本社は拝殿、幣殿、本殿からなり、御本社拝殿北側に神餞所(しんせんじょ)が附属する。神餞所も国の重要文化財となっている。


参拝を済ませ振り返ると、空には入道雲が、そして旧松井田町(現安中市)付近の街並みが見えていた。


帰路は北門から下った。門を出るとすぐに石灯籠が並んでいた。


その側にシュウカイドウ(シュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草)が咲いていた。中国大陸、マレー半島が原産で、日本には江戸時代に園芸用として渡来している。


北へ向かって真っ直ぐに進む。樹齢数百年と思われる大きなスギが立ち並んでいた。


山側から清らかな水が流れてきていた。小さな祠があり水神社の立て札があった。


スギの樹を見上げる。高さは30メートルを優に超えているように見えた。




北に突き当たる所に2本の柱が建っていて、しめ縄が架けられていた。


近寄って見ると、ここが登山道の起点だった。
柱に「神者依人之敬増威」「人者依神之徳添運」と記されている。神は人の敬によって威を増し、人は神の徳によって運を添うということらしい。
側に置かれた看板に「上級者コース」と赤字で書かれていた。いずれにしても、花を眺めながらのんびり歩く私のスタイルには合わなさそうだ。


振り返って御本社を見た。そして登山口を正面にして右に曲がり、今度は緩やかな石段を下りた。


石段を半分ほど下りたところに、清流が流れていた。触ると冷たかった。付近にミズヒキ(タデ科イヌタデ属の多年草)が咲いていた。


途中に句碑が建っていた。雲に嶮し妙義ひぐらし青の陣は、大正11年生まれで今年102歳となる河野多希女の句である。


石段を下りきると、先ほど登った165段の上り口に出てきた。


ここにも立派なスギの樹が立っていた。


ここから左へ折れて、旧御本社の波己曾社へ向かった。「波己曽」の由来は「いわこそ」であり、大岩信仰が起源と言われている。
社殿は本殿、幣殿、拝殿からなり、旧御本社といい伝えられている。明暦2年(1656年)の建造と考えられており、群馬県指定の重要文化財となっている。


詳しいことは分からないが、拝殿内部はとても豪華だった。


波己曾社を後にして次に御殿に向かった。
途中に見えた御神木の樹齢は400年、幹回りが4メートル、高さは50メートルあるそうだ。御神木にはしめ縄が巻かれていた。


境内はどこを歩いても樹木が多かった。


下界は35℃にもなろうとしていたが、お陰様で境内は涼しく感じた。


御殿に向かう。


御殿は寛永6年(1629年)の建立で、富岡市指定の重要文化財となっている。俗に宮様御殿といわれ、寛永13年から江戸東叡山寛永寺の座主輪王寺宮の隠居所となっていた。


戻る途中に波己曾社の背後が見えていた。


30分余りをかけて妙義神社の境内を歩いてきた。境内を出ると灼熱の太陽に照らされ、いっきに汗が出てきた。


撮影:2024/09/11

妙義神社(完)
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植物クロスワード(51)『晩夏から秋の季語』の答え

2024-09-12 05:30:00 | クロスワードパズル


タテのカギ
1 表皮がまだ緑色のミカン。三秋の季語。芭蕉の句に、『行く秋のなお頼もしや――』がある。
2 つる性の果実野菜。からみつく性質を利用し、支柱を立てて栽培する。晩夏の季語。大江丸に句に、『――いでて市四五日のみどりかな』がある。大江丸は江戸時代中期の俳人。
3 筆者のポリシーの一つに、『――者は追わず来る者は拒まず』がある。
4 日本三名瀑は、和歌山県の『那智の滝』、茨城県の『袋田の滝』と、栃木県の『――』と言われている。
5 周囲が進化している中では、現状――は衰退に等しい。
6 親方の家に住みこんで商工業の技術を見習う少年。
7 学校行事としては、一般的には秋に行う事が多い。春に行う学校もある。三秋の季語。
10 ――の花は初秋の季語。今年は令和の米騒動のなか、台風による長雨の影響が心配。一茶の句に、『――の花大の男の隠れけり』がある。
15 一つのメロディを、複数のパートが追いかけるように演奏していく演奏様式。パッヘルベルの――が有名。
17 野球で無死か一死の時に、打者がアウトになりながら攻撃に貢献する打撃。犠牲フライと犠牲バントがある。
18 明治時代に日本に来た西洋人が住んだ洋風の住宅や商館。神戸市北野町に建ち並ぶものが有名。
19 東京の北の玄関口とも言われる、東北本線や常磐線などの始発駅がある地名。
20 百人一首でお馴染みの山部赤人の歌。『――ゆうち出でてみれば真白にぞ 富士の高嶺に雪は降りける』。
21 「むしご」「むしこ」とも読む。三秋の季語。原石鼎の句に、『――に朱の二筋や昼の窓』がある。原石鼎は高浜虚子に師事した俳人。
23 機器に定格負荷以上の負荷がかかっている状態で、故障の原因になる。
24 ――は1000年、八千代は8000年。
26 試合の前の予備的な演技。トライアル。同じ発音の鳥がいる。
27 小型の銃や銃砲のこと。同じ発音の鳥がいる。

ヨコのカギ
1 山野に自生する秋の草の総称。三秋の季語。中村汀女の句に、『朝早や誰ぞ――をとりもどる』がある。 中村汀女は高浜虚子に師事した俳人。
4 ヒユ科の一年草で、ニワトリのとさかのような真っ赤な細かい花をつける。三秋の季語。芭蕉の句に、『――や雁の来る時尚あかし』がある。
8 HOT WATER。
9 筆者がブログを書く際にお世話になっている辞典の一つ。筆者はこれで語彙力不足を補っている。
11 マグロの水揚げで有名な三崎漁港は――半島の南端にある。
12 地球が太陽の周囲を1周する時間。
13 赤道と平行に南北に地球を横に切る線の目盛り。0度から90度まである。
14 冬の渡り鳥の一つ。体は肥っていて灰褐色。頚が長く尾は短い。晩秋の季語。芭蕉の句に、『雲とへだつ友かや――のいきわかれ』がある。
16 稲や麦などイネ科植物で、花の外側の穎 (えい) の先端にある針状の突起。
18 江戸中期の地理学者・測量家。上総(かずさ)の人。日本最初の実測地図を作製した。
21 JRの合理化に伴い、利用者置き去りで毎年増えてきているもの。
22 ヨコ9の利用により、筆者はこれの不足を補っている。
23 家に仕える臣下。家来 (けらい) 。家人 (けにん) 。
24 長野県南信地方の――市は、八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山など観光資源を多く抱える諏訪地方中部の市である。
25 最近の――なことの一つが、国民に人気のある正論を唱える議員が、自民党内では人気がないということ。自民党総裁選は12日告示、27日投開票だが、さてどうなる?
26 「この寿司にガリが付いてないよ」「――ないねぇ~」。
28 言いすぎ。「――でない」と否定文で使うことが多い。
29 「紫色の花が咲くと秋」と言われるように、秋を代表する花。初秋の季語。芭蕉が越中市振の宿で詠んだ句に、『一家に遊女もねたり――と月』がある。
30 トライアスロンの最終パート。

過去のクロスワードパズルは、このページ左にあるカテゴリー◆クロスワードパズルからご覧いただけます。
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植物クロスワード(51)『晩夏から秋の季語』

2024-09-10 05:30:00 | クロスワードパズル
前回好評をいただいたことより、今回もテーマを『季語』としました。
晩夏から秋にかけての季語をクロスの中に散りばめました。季節を感じながらお楽しみ下さい。
(俳句の旧仮名づかいは、現代仮名づかいにあらためています。)

答えは9月12日にアップします。


タテのカギ
1 表皮がまだ緑色のミカン。三秋の季語。芭蕉の句に、『行く秋のなお頼もしや――』がある。
2 つる性の果実野菜。からみつく性質を利用し、支柱を立てて栽培する。晩夏の季語。大江丸に句に、『――いでて市四五日のみどりかな』がある。大江丸は江戸時代中期の俳人。
3 筆者のポリシーの一つに、『――者は追わず来る者は拒まず』がある。
4 日本三名瀑は、和歌山県の『那智の滝』、茨城県の『袋田の滝』と、栃木県の『――』と言われている。
5 周囲が進化している中では、現状――は衰退に等しい。
6 親方の家に住みこんで商工業の技術を見習う少年。
7 学校行事としては、一般的には秋に行う事が多い。春に行う学校もある。三秋の季語。
10 ――の花は初秋の季語。今年は令和の米騒動のなか、台風による長雨の影響が心配。一茶の句に、『――の花大の男の隠れけり』がある。
15 一つのメロディを、複数のパートが追いかけるように演奏していく演奏様式。パッヘルベルの――が有名。
17 野球で無死か一死の時に、打者がアウトになりながら攻撃に貢献する打撃。犠牲フライと犠牲バントがある。
18 明治時代に日本に来た西洋人が住んだ洋風の住宅や商館。神戸市北野町に建ち並ぶものが有名。
19 東京の北の玄関口とも言われる、東北本線や常磐線などの始発駅がある地名。
20 百人一首でお馴染みの山部赤人の歌。『――ゆうち出でてみれば真白にぞ 富士の高嶺に雪は降りける』。
21 「むしご」「むしこ」とも読む。三秋の季語。原石鼎の句に、『――に朱の二筋や昼の窓』がある。原石鼎は高浜虚子に師事した俳人。
23 機器に定格負荷以上の負荷がかかっている状態で、故障の原因になる。
24 ――は1000年、八千代は8000年。
26 試合の前の予備的な演技。トライアル。同じ発音の鳥がいる。
27 小型の銃や銃砲のこと。同じ発音の鳥がいる。

ヨコのカギ
1 山野に自生する秋の草の総称。三秋の季語。中村汀女の句に、『朝早や誰ぞ――をとりもどる』がある。 中村汀女は高浜虚子に師事した俳人。
4 ヒユ科の一年草で、ニワトリのとさかのような真っ赤な細かい花をつける。三秋の季語。芭蕉の句に、『――や雁の来る時尚あかし』がある。
8 HOT WATER。
9 筆者がブログを書く際にお世話になっている辞典の一つ。筆者はこれで語彙力不足を補っている。
11 マグロの水揚げで有名な三崎漁港は――半島の南端にある。
12 地球が太陽の周囲を1周する時間。
13 赤道と平行に南北に地球を横に切る線の目盛り。0度から90度まである。
14 冬の渡り鳥の一つ。体は肥っていて灰褐色。頚が長く尾は短い。晩秋の季語。芭蕉の句に、『雲とへだつ友かや――のいきわかれ』がある。
16 稲や麦などイネ科植物で、花の外側の穎 (えい) の先端にある針状の突起。
18 江戸中期の地理学者・測量家。上総(かずさ)の人。日本最初の実測地図を作製した。
21 JRの合理化に伴い、利用者置き去りで毎年増えてきているもの。
22 ヨコ9の利用により、筆者はこれの不足を補っている。
23 家に仕える臣下。家来 (けらい) 。家人 (けにん) 。
24 長野県南信地方の――市は、八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山など観光資源を多く抱える諏訪地方中部の市である。
25 最近の――なことの一つが、国民に人気のある正論を唱える議員が、自民党内では人気がないということ。自民党総裁選は12日告示、27日投開票だが、さてどうなる?
26 「この寿司にガリが付いてないよ」「――ないねぇ~」。
28 言いすぎ。「――でない」と否定文で使うことが多い。
29 「紫色の花が咲くと秋」と言われるように、秋を代表する花。初秋の季語。芭蕉が越中市振の宿で詠んだ句に、『一家に遊女もねたり――と月』がある。
30 トライアスロンの最終パート。

(参考)秋を1ヶ月ずつに分けると順に初秋、仲秋、晩秋といい、秋の3ヶ月を三秋という。
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白山 初秋の中宮道を歩く(その⑥ 下山 室堂~別当出合)

2024-09-07 06:25:44 | 山行・旅行
この記事は白山 初秋の中宮道を歩く(その⑤ 北弥陀ヶ原~室堂)の続きです。
植物の名前は分かった時点で書き加えています。


(左が全体地図。続いて歩いた順の詳細地図。地図をクリックすると大きくなります。)
          

室堂に宿泊するのは1年ぶりだった。
近づいてくる台風と雨の予報のため、日曜だというのに泊まり客が少なかった。夕食の時間まで濡れた衣類を乾かしたりして過ごした。
夕食でご飯と味噌汁をおかわりした。食欲旺盛だ。食後は特にすることがないので、歯磨きをして消灯時間の前に眠りについた。

翌朝暗いうちに山頂まで登る団体客の喧噪で目覚めた。雨は降っていなかったが天気予報は曇りで、実際曇っていた。お日の出(白山ではご来光のことをそう呼ぶ)は期待できそうになかった。
結局5時過ぎまで横になって過ごした。

食事は6時からなので、その前に室堂周辺を散策した。
曇ってはいたが山頂がよく見えた。今からでも登れるがお日の出には間に合わない。それに山頂に着いた時に晴れているとは限らない。
 

後から聞いたところでは、お日の出は雲に隠れて観られなかったそうだ。また北アルプス方面はずっと観られなかったらしい。
いずれにしても6時に食事を食べて、すぐに下山するつもりだったので、散策を6時前に切り上げることにした。
(写真は白山比咩神社奥宮と室堂ビジターセンター)
 

宿泊棟を出ると目の前にミヤマアキノキリンソウ、ヤマハハコなどが咲いていた。


ミヤマアキノキリンソウ(キク科アキノキリンソウ属)。


ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)。


ゴマナ(キク科シオン属)。


ハクサンフウロ(フウロソウ科フウロソウ属)の残花。
 

タテヤマアザミ(キク科アザミ属)。


オンタデ(タデ科オンタデ属)の雌株。


ミヤマセンキュウ(セリ科ミヤマセンキュウ属)。
 

ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草)。
 

ウラジロナナカマド(バラ科ナナカマド属)。


イブキトラノオ(タデ科イブキトラノオ属)。
 



ハクサンイチゴツナギ(イネ科イチゴツナギ属)かもしれないが、よく分からなかった。
 

20分ほど散策して室堂センターに戻ってきた。御前峰にガスがかかり始めていた。


朝食を終え、身支度を調えて6時30分に室堂センターを出た。センターの前にトリカブトの仲間が咲いていた。空はどんより曇っていた。
 

五葉坂を下っていくと眼下に雨雲が漂って見えた。いずれ雨が降りそうだった。


弥陀ヶ原を足速に通り過ぎた。
 

そして黒ボコ岩の所でザックから雨具を出し、ザックにレインカバーを着けた。
 

十二曲りを下り始めると程なくして雨が降ってきた。雨に濡れている石段は滑りやすい。足元に気をつけて下りた。延命水は一口だけ飲んで先を急いだ。

シモツケソウ(バラ科シモツケソウ属)。


ミヤマダイモンジソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属)。


ミソガワソウ(シソ科イヌハッカ属)。


ミヤマセンキュウ(セリ科ミヤマセンキュウ属)。


カライトソウ(バラ科バラ亜科ワレモコウ属)。


サラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)。


7時28分、南竜分岐まで下りてきた。眼下に甚ノ助避難小屋が見えていた。


7時45分、甚ノ助避難小屋に到着。中を覗いたら人がいっぱいだった。


この辺りから山地帯に入っていく。次々と登ってくるハイカーとすれ違った。地元ではマイカー規制のない平日に日帰りで登る人が多い。
8時過ぎに雨が上がった。眼下に虹が見えた。


8時21分、別当覗まで下りてきた。観光新道の尾根がくっきり見えていた。


ハクサンカメバヒキオコシ(シソ科ヤマハッカ属)。


ノコンギク(キク科シオン属)の仲間。


ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)のように思えた。


キツリフネ(キク科キオン属)。


ツルニンジン(キキョウ科ツルニンジン属)のように思えたが、自信がない。
 

ソバナ(キキョウ科ツリガネニンジン属)のように思えたが、自信がない。


キオン(キク科キオン属)。


9時に中飯場に到着し、ザックを下ろして休憩した。ここからは概ね歩きやすい道が続いている。
 

アキギリ(シソ科アキギリ属)の仲間。


この階段で転びそうになった。何でもないところでも油断できない。


再びキツリフネ。
 

吊り橋が見えてきた。最後まで慎重に歩こう。


その吊り橋を渡ってゴールだ。


深く一礼して鳥居をくぐった。


9時47分、別当出合に到着した。
その後、10時発のバスで市ノ瀬まで移動。市ノ瀬では陽射しが出ていて暑かった。市ノ瀬ビジターセンターに立ち寄り、レンジャーの方に中宮道の情報を伝えた。
11時20分、白山温泉永井旅館で3日ぶりにお風呂をいただいた。市ノ瀬休憩所でカップ麺を食べて、再びビジターセンターに入り時間を潰した。
13時30分、金沢駅行きのバスに乗車。東京から来ていた高校の登山部の一行と一緒だった。金沢駅でIRいしかわ鉄道に乗り換え小松で下車。17時前に予約していた駅前のホテルにチェックインした。

(小松空港から観た白山)


翌朝ネットで配信されたニュースを見て驚いた。
下山した同じ日に、白山から下山中の64歳の男性が滑落して死亡したとのこと。場所は平瀬道の標高2200m付近というから、カンクラ雪渓をトラバースする辺りだと思った。今の時期に雪はないが傾斜が急な斜面を渡ることに変わりはない。8人パーティーだったとのこと。
ご冥福をお祈り申し上げる。

白山 初秋の中宮道を歩く(完)
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