いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

部品

2004年11月07日 | 考える
オールマイティという人はいない。
人はどこかが偏っている。
どこかにこだわりがある。
それこそが、その人の個性を決定付けるし、
それを失ってしまえば、
拠り所がなくなる。

だから、自分自身は巨大な世界を構成する一つの部品なのだ。

自分自身にしか出来ないことがあるし、
興味のないことは興味がない。

だけど、いつもないものを欲しがってしまう。
もっと、こうだったら、ああだったらと。

自分を育てるということも有効だけれども、
きっと根本は変わらない。

できないことはできないのだし、
理想の人になりたくても、
そう簡単にはなれないのだ。

歳を重ねていくと、
かつては無限大であったはずの自分の可能性が
どんどん狭まってくるのを感じる。
だけど、過去に戻ったとしても
きっと僕はまたこの道を歩んでいくのだろう。

きっと一人で存在していても意味はなくて、
この世界の部品であることに意味があって、
その中で毎日を喜び、悲しみ、楽しむことに意味があって、

きっとなぜだかわからないけど、
続けていくことに意味があるような気がする。

この場所だけが自分の居場所で、
もっとよい場所があるような気がして
右往左往するのだけれど、
自分という部品がぴったりはまる場所はなくて、
結局はここにいる。
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