陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

父のズボン、しまむらで新調

2022-07-04 06:24:31 | 日記

実家にさくらんぼの木があります。6月中旬から実がたわわになり、近所の子供たちが「取ってもいい?」と遊びに来るそうです。

先日、実家へ行き、わたしもさくらんぼを食べてきました。
このところ暑くなってきて薄着です。さくらんぼを食べながら、ふと父のズボンのウエストがきつそうなことに気がつきました。
「お父さん、ズボンきつくない?」「あ、これかー?そうだなー。きついわー。」
いや、お父さん、それならそのズボン、もうやめようよ^^;

父の言うことには、ちょうどいいサイズのズボンは持ってはいるけれど、もったいなくて(父の言葉を借りれば、「いたましくて」)しまってあるということです。
もう、父あるあるです。これまでいくら父にカーディガンなどプレゼントしても、すぐに着てくれたことはなく、数年経ってからやっと…ということがよくありましたから。

でも、父も高齢になってきました。体を締め付けるような服を着続けていると、予期せず体の不調に結びついてしまうかもしれません。第一、見た目がよくない。身だしなみのレベルですから!

…というわけで、しぶる父を車に乗せ、隣町のしまむらへGOです。
店内を見てみると、圧倒的にレディースものが多く、メンズは店内1/6くらい?
一瞬、なかったらどうしようと不安になりましたが、父の体に合うものを見つけるのだ!というミッションを遂行すべく、品定めをはじめました。

ウエストにゴムが入っていて、少し余裕のあるもの。ジーンズなんてもってのほか。生地が柔らかくて軽いもの。あ~これはウエストを紐で結ぶんだ…これは毎回結ぶのが面倒だろうな・・。

しまむらは若者向けの服の方が多く、父が好むような服は少なかったのですが、とにかく体に合うものをみつけなくちゃということで、ごくありふれた紺色のズボンを試着してもらいました。
「Mだとキツイ?じゃLを着てみて」
父が着たり脱いだりしている間に夫に試着室の前にいてもらい、小走りにジャージのLサイズを持って来て、それも試着してもらいました。
何でももったいないとあるもので済まそうとする父のこと。次、こんな風に買い物するのはいつのことやら。
本当はシャツも買い替えてほしかったのですが、「お父さん、これどう?」とチェックのシャツを見せたところ「いや、これ(今着ているシャツ)があるからいい」とキッパリ…。
無理強いしてもしまい込むだけなので、紺色のズボンとジャージのみを購入しました。

父は「金使わせたなー」と申し訳なさそうな顔をしていましたが、ふだん雑事にかまけてなかなか顔を見せに行けないでいるので、このくらいなんでもない。むしろ、させて欲しい。

父にちょうどいい買い物をしてあげられたことが、とってもうれしかった。

父は、試着を待っているとき「〇さん(夫の名前)のもう履かないズボン、ないのか?」と聞いてきました。
「うーん、あるかな~?」と返事をしつつ、父にとっては新品は気後れするのかもと思いました。たしかに、夫のほうがサイズが大きいので、丈を直せば着られます。夫の父が亡くなった後で、整理した洋服を持って行った時も喜んで受け取って着ていました。

実家から自宅へ帰る車の中で、夫にその話をして「服、整理してみよう」と言ってみました。
父ほどではないにせよ、夫もなかなかものを手放すことができない人なので、物が増える一方です。でも、喜んでもらってくれる人がいれば、手放すきっかけになりそうです。

 

Comment    この記事についてブログを書く
« 朝散歩して考えごと | TOP | なんでこんな世界になってし... »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 日記