素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

ここしばらくの暗殺教室で思うところ

2015年04月15日 21時07分48秒 | 日記
暗殺教室ですけどさ。

今週の話を見る限り、シロが浅野理事長の最初の教え子ってルートは無いですね。
いくらなんでもさ、あそこまで人格の破綻した人間に育つわけないし。

あの私塾で学んだ人間が。


まぁ、色々と明らかになってきたわけですけど。
以前戦った「死神」が、元殺せんせーの弟子だったとか。

殺せんせーは反物質を生み出すための生きたエネルギー炉に改造された人間だったとか。

面白かったのはさ。

殺し屋だった殺せんせー、弟子を育てたわけですけど。
あくまで「自分の仕事をし易くするため」に育てたんですよな。

他人の能力を伸ばすことに、喜びを覚えての結果じゃない。

当時の殺せんせー、知識と能力はあっても、精神性が全然ダメだった人だったんだね。

まぁ、仕方ないですけど。

誰も信じないで生きてきた人がさ、突然そんな精神性を持つことができるようになったりするわけないし。

で、弟子に裏切られ、人体実験要員として「売られた」

そのことについて「俺は完璧にやったはずなのに、何故こんなことになってしまったんだろう?」と本気で不思議がっている。
この頃の殺せんせーの頭の中には「信頼」やら「絆」やら、そういうノーマルな人間関係を形作るには不可欠な要素がスッポリ抜け落ちてしまってたんでしょうな。

そういう言葉の意味は知ってはいても「しかしそんなのは、頭の悪い愚かな連中の自己満足みたいなものでしょ?劣った自分を直視したくないから、そんな美しいものを仮定して、現実逃避するための」くらいにしか思ってなかったんでしょうね。

多分、茅野さんの姉の雪村あぐりとの交流で、人生で初めて「信頼」やら「絆」、優しさの意味を知ることになって、教育者、師匠としての自分に、一体何が足りなかったのかを理解する流れになると思うんですけど。
そのシーンが楽しみですねぇ。


んでさ。

ついでに言うと、昔の殺せんせー、浅野理事長と同じく、何でも出来る人間であったわけですけど。
決定的に違うのはさ。

昔の殺せんせーは、教え子個人のことなんか、まるで興味も愛着も持ってなかった。

しかし理事長は、教え子個人に深い愛情を持っていた。

で、片方は教育者として絶対に欠くべきではないものを取得して、完全な教育者になって。

もう片方は、それを失ったわけではないけど、方向性を誤ってしまった。

この構図、面白いよねぇ。
人間としての機能はさ、おそらく大差ないと思うんですよ。
でも、初期のスタンスが違ってて。

その後起きたことで、最初の状態と、後の状態の立ち位置が逆転しているって。

ここのところ、物語的に大きな爆弾の導火線にしてくれると、嬉しいんですけどね。
いや、例えば?って言われると、言葉に詰まるんですがw

構図が面白いですからさ、ただの物語の背景で終わってしまうと、あまりにも勿体無いと思うんですが。