『火星の人』で私を空前のワトロスに突き落とした
アンディ・ウィアーの二作目です。
ワトニー!
火星から帰っちゃいやだ!!!
ってことで、デビュー作が名作すぎて
ちょっと厳しい目で見ちゃうかなあ……と思いましたが、
そんなこともなく、きちんとおもしろかったです。
『アルテミス』は、月面都市アルテミスで
主人公のジャズ(26歳・女性)がミッション・インポッシブル的なことに
取り組むお話しです。
と、身もふたもない説明ですが。
キャラの性格や会話が相変わらずテンポ良く、
どんなシリアスな場面でもくだらない冗談を忘れない。
読んでいると、アルテミスの仲間になりたいなと思えます。
月面都市としてのアルテミスの成り立ちや
科学的なあれこれの設定や細かい描写
(アルテミスのコーヒーはぬるくて不味い、の理由が
科学的にわかりやすく説明されていたりする)
さらに経済の仕組みまでがきっちり考えられています。
主人公はジャズですが、主人公の物語だけではない
舞台の緻密さが、何よりの魅力。
タイトルが『アルテミス』なのも納得です。
作者はアルテミスを舞台にした他の作品も構想しているようで、
ぜひとも!読みたい!です。
アンディ・ウィアーの二作目です。
ワトニー!
火星から帰っちゃいやだ!!!
ってことで、デビュー作が名作すぎて
ちょっと厳しい目で見ちゃうかなあ……と思いましたが、
そんなこともなく、きちんとおもしろかったです。
『アルテミス』は、月面都市アルテミスで
主人公のジャズ(26歳・女性)がミッション・インポッシブル的なことに
取り組むお話しです。
と、身もふたもない説明ですが。
キャラの性格や会話が相変わらずテンポ良く、
どんなシリアスな場面でもくだらない冗談を忘れない。
読んでいると、アルテミスの仲間になりたいなと思えます。
月面都市としてのアルテミスの成り立ちや
科学的なあれこれの設定や細かい描写
(アルテミスのコーヒーはぬるくて不味い、の理由が
科学的にわかりやすく説明されていたりする)
さらに経済の仕組みまでがきっちり考えられています。
主人公はジャズですが、主人公の物語だけではない
舞台の緻密さが、何よりの魅力。
タイトルが『アルテミス』なのも納得です。
作者はアルテミスを舞台にした他の作品も構想しているようで、
ぜひとも!読みたい!です。