<読書メモ 2009年6月~7月 ①>
カッコ内は、2018年現在の補足コメントです。
『ネクロポリス』恩田陸
相変わらず謎が謎のままだったりするけど
「ヒガン」の世界観が楽しかった。
ジミーはみんなに忘れ去られてかわいそうだなあ。
『女王の百年密室』森博嗣
表紙の写真はクリスティーナ・ガルシア=ロデロの作品。
スペインの女性写真家でマグナムフォトにも参加している様子。
表紙が良かったから読んだようなものだけど、
内容も想像以上に面白かった。
作者にありがちな哲学ポエム(意味不明)が
犀川シリーズほどではなかったのも良かった。
『逃亡くそたわけ』絲山 秋子
方言がうまい、とどこかで評されていました。
群馬に住んでるらしいですが、博多弁の表現がホントにうまい。
こってりした方言なのに、ぎりぎりしゃべってる内容がわかる。
『オリエント急行殺人事件』アガサ・クリスティ
ネタバレを昔どこかで読んだのを途中で思い出してしまって、
残念なことに。
『婚礼、葬礼、その他』津村記久子
表現の端々が笑えて、この人好きだなーと思う。
ちょっと軽く読めちゃったのが残念かもですが。
『街の灯』北村薫
(メモなし。「ベッキーさんシリーズ」の第1作。
昭和7年の東京が舞台。旧士族である花村家の箱入り娘・英子と
女性ながら専属運転手をつとめる別宮(べっく)みつ子、
通称ベッキーさんが登場する短編シリーズ。
日常の謎(殺人も出るけど)系短編シリーズなのに、
表紙が高野文子じゃないという一点に於いて
私の興味がイマイチそそられないシリーズでもあります)
『間宮兄弟』江國香織
(メモなし。
2004年刊行、2006年映画化。
東京のマンションに兄弟で暮らす30代独身男×2の日常。
映画は観てないですが、小説はおもしろかったです。
『女性セブン』に連載されていたらしい。なんか意外です。
なんというか、マガハっぽい)
『冷血』トルーマン・カポーティ
実際の事件を扱ったノンフィクション・ノベル
(というジャンルはカポーティが作ったそうです)。
マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』(村上春樹訳)は
読んでいたけど、こちらは作者(編者?)の影を一切出していなくて、
ノベル的読みやすさがあった。
けど、重い。
心臓と胃の真ん中辺りがズッシリ重くなる。
(補足というか蛇足かもしれませんが、
ノンフィクションというジャンルを切り開いたのが
カポーティ『冷血』(1965年)。こちらは取材がベース。
合わせて語られることが多いマイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』は
1976年に起きた殺人事件の、犯人の弟という立場から書かれたノンフィクション。
邦訳は村上春樹で、日本での出版は1996年)
カッコ内は、2018年現在の補足コメントです。
『ネクロポリス』恩田陸
相変わらず謎が謎のままだったりするけど
「ヒガン」の世界観が楽しかった。
ジミーはみんなに忘れ去られてかわいそうだなあ。
『女王の百年密室』森博嗣
表紙の写真はクリスティーナ・ガルシア=ロデロの作品。
スペインの女性写真家でマグナムフォトにも参加している様子。
表紙が良かったから読んだようなものだけど、
内容も想像以上に面白かった。
作者にありがちな哲学ポエム(意味不明)が
犀川シリーズほどではなかったのも良かった。
『逃亡くそたわけ』絲山 秋子
方言がうまい、とどこかで評されていました。
群馬に住んでるらしいですが、博多弁の表現がホントにうまい。
こってりした方言なのに、ぎりぎりしゃべってる内容がわかる。
『オリエント急行殺人事件』アガサ・クリスティ
ネタバレを昔どこかで読んだのを途中で思い出してしまって、
残念なことに。
『婚礼、葬礼、その他』津村記久子
表現の端々が笑えて、この人好きだなーと思う。
ちょっと軽く読めちゃったのが残念かもですが。
『街の灯』北村薫
(メモなし。「ベッキーさんシリーズ」の第1作。
昭和7年の東京が舞台。旧士族である花村家の箱入り娘・英子と
女性ながら専属運転手をつとめる別宮(べっく)みつ子、
通称ベッキーさんが登場する短編シリーズ。
日常の謎(殺人も出るけど)系短編シリーズなのに、
表紙が高野文子じゃないという一点に於いて
私の興味がイマイチそそられないシリーズでもあります)
『間宮兄弟』江國香織
(メモなし。
2004年刊行、2006年映画化。
東京のマンションに兄弟で暮らす30代独身男×2の日常。
映画は観てないですが、小説はおもしろかったです。
『女性セブン』に連載されていたらしい。なんか意外です。
なんというか、マガハっぽい)
『冷血』トルーマン・カポーティ
実際の事件を扱ったノンフィクション・ノベル
(というジャンルはカポーティが作ったそうです)。
マイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』(村上春樹訳)は
読んでいたけど、こちらは作者(編者?)の影を一切出していなくて、
ノベル的読みやすさがあった。
けど、重い。
心臓と胃の真ん中辺りがズッシリ重くなる。
(補足というか蛇足かもしれませんが、
ノンフィクションというジャンルを切り開いたのが
カポーティ『冷血』(1965年)。こちらは取材がベース。
合わせて語られることが多いマイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』は
1976年に起きた殺人事件の、犯人の弟という立場から書かれたノンフィクション。
邦訳は村上春樹で、日本での出版は1996年)