おもむろに読み始めてどっぷり浸かってしまった
“ジーヴス”シリーズ。
おもしろいですよ!未読の人は、まず
文春文庫の『ジーヴズの事件簿-才智縦横の巻-』だ!
と言いつつ、私は読み始める前に
「何をどんな順番で読んだらいいのかわからん…」
と、困惑したので備忘録も兼ねてメモメモしておきます。
とにかくぜんぶ読む!ということなら、
「完訳版」と言われている国書刊行会の全14冊で良いのですが。
ちょっと紛らわしいことがあるので補足すると。
こちらのシリーズ1冊目『比類なきジーヴス』は
本国イギリスではシリーズ2作目となる短編集
『The Inimitable Jeeves』(1923)の邦訳です。
本国のシリーズ1作目は『My Man Jeeves』(1919)ですが、
この本そのものは邦訳されていません。
(という事実を知り「完訳じゃないのか…、完訳はどこだ…?」と戸惑った)
が、この『My Man Jeeves』に収められた作品の一部はリライトされて
3作目の短編集『Carry On, Jeeves』(1925)に収録されているようで。
これの邦訳が、国書刊行会シリーズ3冊目の『それゆけ、ジーヴス』。
という事実から推察するに、1作目の『My Man Jeeves』は
完訳シリーズに必須とは言えない内容というか、
設定とかシリーズ感がふんわりしていたのかな。
そんなこんなで、時系列的に見ると最初のお話しである
ジーヴスとバーティーの出会いが描かれた「ジーヴス登場」は
『それゆけ、ジーヴス』に収録されております。
そういうアレコレが気になる方のために!ということでしょう、
文春文庫版『ジーヴズの事件簿』(全2冊)は
「ジーヴズの初仕事」(「ジーヴス登場」の改題。訳者が違うから…)
から始まるありがたい構成になっております。
というわけで入門とか味見とかの観点では
文春文庫の『ジーヴズの事件簿-才智縦横の巻-』がお薦めですが、
こちらは全ての短編が収録されているわけではありません。
いわゆる「よりぬき傑作選」ですね。
しかしだね。
国書刊行会の全14冊中、短編集は3冊だけである。
2冊読むのも3冊読むのも変わらんな。
じゃあ、さっさと国書刊行会全14冊を読んだら良いじゃないか!
と自分に言い聞かせて、私は文春版から国書版へ路線変更しました。
以下、タイトルメモ。
国書刊行会
1.『比類なきジーヴス』(短編集)
2.『よしきた、ジーヴス』
3.『それゆけ、ジーヴス』(短編集)
4.『ウースター家の掟』
5.『でかした、ジーヴス』(短編集)
6.『サンキュー、ジーヴス』
7.『ジーヴスと朝のよろこび』
8.『ジーヴスと恋の季節』
9.『ジーヴスと封建精神』
10.『ジーヴスの帰還』
11.『がんばれ、ジーヴス』
12.『お呼びだ、ジーヴス』
13.『感謝だ、ジーヴス』
14.『ジーヴスとねこさらい』
文春文庫(短編選集)
1.『ジーヴズの事件簿-才知縦横の巻-』
2.『ジーヴズの事件簿-大胆不敵の巻-』
“ジーヴス”シリーズ。
おもしろいですよ!未読の人は、まず
文春文庫の『ジーヴズの事件簿-才智縦横の巻-』だ!
と言いつつ、私は読み始める前に
「何をどんな順番で読んだらいいのかわからん…」
と、困惑したので備忘録も兼ねてメモメモしておきます。
とにかくぜんぶ読む!ということなら、
「完訳版」と言われている国書刊行会の全14冊で良いのですが。
ちょっと紛らわしいことがあるので補足すると。
こちらのシリーズ1冊目『比類なきジーヴス』は
本国イギリスではシリーズ2作目となる短編集
『The Inimitable Jeeves』(1923)の邦訳です。
本国のシリーズ1作目は『My Man Jeeves』(1919)ですが、
この本そのものは邦訳されていません。
(という事実を知り「完訳じゃないのか…、完訳はどこだ…?」と戸惑った)
が、この『My Man Jeeves』に収められた作品の一部はリライトされて
3作目の短編集『Carry On, Jeeves』(1925)に収録されているようで。
これの邦訳が、国書刊行会シリーズ3冊目の『それゆけ、ジーヴス』。
という事実から推察するに、1作目の『My Man Jeeves』は
完訳シリーズに必須とは言えない内容というか、
設定とかシリーズ感がふんわりしていたのかな。
そんなこんなで、時系列的に見ると最初のお話しである
ジーヴスとバーティーの出会いが描かれた「ジーヴス登場」は
『それゆけ、ジーヴス』に収録されております。
そういうアレコレが気になる方のために!ということでしょう、
文春文庫版『ジーヴズの事件簿』(全2冊)は
「ジーヴズの初仕事」(「ジーヴス登場」の改題。訳者が違うから…)
から始まるありがたい構成になっております。
というわけで入門とか味見とかの観点では
文春文庫の『ジーヴズの事件簿-才智縦横の巻-』がお薦めですが、
こちらは全ての短編が収録されているわけではありません。
いわゆる「よりぬき傑作選」ですね。
しかしだね。
国書刊行会の全14冊中、短編集は3冊だけである。
2冊読むのも3冊読むのも変わらんな。
じゃあ、さっさと国書刊行会全14冊を読んだら良いじゃないか!
と自分に言い聞かせて、私は文春版から国書版へ路線変更しました。
以下、タイトルメモ。
国書刊行会
1.『比類なきジーヴス』(短編集)
2.『よしきた、ジーヴス』
3.『それゆけ、ジーヴス』(短編集)
4.『ウースター家の掟』
5.『でかした、ジーヴス』(短編集)
6.『サンキュー、ジーヴス』
7.『ジーヴスと朝のよろこび』
8.『ジーヴスと恋の季節』
9.『ジーヴスと封建精神』
10.『ジーヴスの帰還』
11.『がんばれ、ジーヴス』
12.『お呼びだ、ジーヴス』
13.『感謝だ、ジーヴス』
14.『ジーヴスとねこさらい』
文春文庫(短編選集)
1.『ジーヴズの事件簿-才知縦横の巻-』
2.『ジーヴズの事件簿-大胆不敵の巻-』