『物語 ヴェトナムの歴史』
小倉貞男
中公新書の<物語歴史>シリーズのヴェトナム篇。
正直、ヴェトナムの歴史?自分には関係ないかな〜?
などと思っていました。
が、「安南」「大越」と書かれると、
途端に「中国史でよく見るやつ〜!!」となる。
勉強不足ですみませんでした。
そんなヴェトナム。
なんとな〜く、ず〜っと、中華帝国の一部だったり
朝貢関係にあったり、というイメージではある。
(あながち間違ってはいない)
が、面従腹背というか、意外としたたかに生き、
独自の文化を紡いでいる。
いいですね!
ヴェトナム人の始祖伝説をたぐっていくと、
中国でおなじみ「神農」と言われるらしいです。
その子孫が仙人やら龍やらと結婚して
100人子供が産まれて(百越)
(って、どういうことかよくわからん。百人兄弟なの?
「百越」という紀元前の国(群れ)の名前なの?)
第一子の「雄王(フンヴォン)」がつくった「文郎(ヴァンラン)国」が
ヴェトナム最初の国家だそうです。
そんな文郎国を西甌(たいおう)が滅ぼし甌貉(おうらく)国をつくり、
秦の始皇帝から派遣された趙佗(ちょうた)が甌貉を陥落させて
南越国を創建。
秦の後の漢は「南越ってうちの国の一部だよね!」と考える。
なるほど、もうわからん。
漢字のふりがながヴェトナム読みなので、
固有名詞がまったく覚えられない笑
貉(むじな)の音読みってなんだっけ〜!?と。
(音読みは「カク」だが、ヴェトナム語だと「ラク」と読むっぽい。
領主は貉侯(ラクハウ)、将軍は貉将(ラクトゥン)。
うむ、覚えられん)
えっと、なんだっけ。
ヴェトナム(ハノイ近郊)は、
西暦43年あたりから漢の直接支配下になって。
唐の時代には安南都護府ができた、と。それはわかる。
8世紀には中国留学中の阿倍仲麻呂も赴任しているそうです。
へえ。
939年、とうとうゴ・クエンが中国軍を破って独立(ゴ王朝)。
おお。おめでとう。
1009年にリ・コウ・アンから始まるリ王朝は初の長期政権。
一応、宋に朝貢したりして上手くやっている。
リ朝時代に孔子廟を建てたり、ヴェトナム最古の大学ができたり。
1225年にはチャン(陳)王朝スタート。
モンゴル(元)が3回も攻めてきてぼこぼこにされるが、
なんとか撃退する。すごいぞ!
チャン氏は元々は漁民で、艦隊が強かったようです。
元は日本でも船が沈んじゃったからなあ。
騎馬民族と水は相性が悪いんだな。
15世紀のレ朝時代、中国は明の時代。
相変わらず面従腹背。
南進して領土を拡げ、「ヴェトナムが最も発展した時代」だそうです。
16世紀はヴェトナム南北200年戦争。長い!
ケンカしてる場合じゃ無いぞ、世界は大航海時代で
帝国ムーブかましにあいつらがやってくるぞ!
というわけで1847年、フランス軍がダナン砲撃。
フランスの植民地支配時代が1世紀つづき、
1945年にホ・チ・ミンがヴェトナム民主共和国の独立宣言。
知ってる名前きた!
まあ、すぐには独立も統一もできず。
南部にヴェトナム共和国(サイゴン政府)ができ、南北ヴェトナム戦争、
1975年のサイゴン陥落によりようやく
現在も続く「ヴェトナム社会主義共和国」へと統一されます。
長かった…。
いあや、前半、漢字が読めなくてへこたれそうでしたが、
おもしろかったな。
そして大変勉強になりました。
小倉貞男
中公新書の<物語歴史>シリーズのヴェトナム篇。
正直、ヴェトナムの歴史?自分には関係ないかな〜?
などと思っていました。
が、「安南」「大越」と書かれると、
途端に「中国史でよく見るやつ〜!!」となる。
勉強不足ですみませんでした。
そんなヴェトナム。
なんとな〜く、ず〜っと、中華帝国の一部だったり
朝貢関係にあったり、というイメージではある。
(あながち間違ってはいない)
が、面従腹背というか、意外としたたかに生き、
独自の文化を紡いでいる。
いいですね!
ヴェトナム人の始祖伝説をたぐっていくと、
中国でおなじみ「神農」と言われるらしいです。
その子孫が仙人やら龍やらと結婚して
100人子供が産まれて(百越)
(って、どういうことかよくわからん。百人兄弟なの?
「百越」という紀元前の国(群れ)の名前なの?)
第一子の「雄王(フンヴォン)」がつくった「文郎(ヴァンラン)国」が
ヴェトナム最初の国家だそうです。
そんな文郎国を西甌(たいおう)が滅ぼし甌貉(おうらく)国をつくり、
秦の始皇帝から派遣された趙佗(ちょうた)が甌貉を陥落させて
南越国を創建。
秦の後の漢は「南越ってうちの国の一部だよね!」と考える。
なるほど、もうわからん。
漢字のふりがながヴェトナム読みなので、
固有名詞がまったく覚えられない笑
貉(むじな)の音読みってなんだっけ〜!?と。
(音読みは「カク」だが、ヴェトナム語だと「ラク」と読むっぽい。
領主は貉侯(ラクハウ)、将軍は貉将(ラクトゥン)。
うむ、覚えられん)
えっと、なんだっけ。
ヴェトナム(ハノイ近郊)は、
西暦43年あたりから漢の直接支配下になって。
唐の時代には安南都護府ができた、と。それはわかる。
8世紀には中国留学中の阿倍仲麻呂も赴任しているそうです。
へえ。
939年、とうとうゴ・クエンが中国軍を破って独立(ゴ王朝)。
おお。おめでとう。
1009年にリ・コウ・アンから始まるリ王朝は初の長期政権。
一応、宋に朝貢したりして上手くやっている。
リ朝時代に孔子廟を建てたり、ヴェトナム最古の大学ができたり。
1225年にはチャン(陳)王朝スタート。
モンゴル(元)が3回も攻めてきてぼこぼこにされるが、
なんとか撃退する。すごいぞ!
チャン氏は元々は漁民で、艦隊が強かったようです。
元は日本でも船が沈んじゃったからなあ。
騎馬民族と水は相性が悪いんだな。
15世紀のレ朝時代、中国は明の時代。
相変わらず面従腹背。
南進して領土を拡げ、「ヴェトナムが最も発展した時代」だそうです。
16世紀はヴェトナム南北200年戦争。長い!
ケンカしてる場合じゃ無いぞ、世界は大航海時代で
帝国ムーブかましにあいつらがやってくるぞ!
というわけで1847年、フランス軍がダナン砲撃。
フランスの植民地支配時代が1世紀つづき、
1945年にホ・チ・ミンがヴェトナム民主共和国の独立宣言。
知ってる名前きた!
まあ、すぐには独立も統一もできず。
南部にヴェトナム共和国(サイゴン政府)ができ、南北ヴェトナム戦争、
1975年のサイゴン陥落によりようやく
現在も続く「ヴェトナム社会主義共和国」へと統一されます。
長かった…。
いあや、前半、漢字が読めなくてへこたれそうでしたが、
おもしろかったな。
そして大変勉強になりました。
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