<読書メモ 2011年6月 ①>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。
『すゞしろ日記』山口晃
「大根」を「すゞしろ」と言うとカッコいいように、
何もない日常をちょっとかっこよく描いてみようかと、
という前段がステキ。
(日本画の手法をつかう現代画家・山口晃のエッセイ漫画です。
ものすごい画力を持った作家さんの、ゆる~いイラストと語り。
逆にすごいな!と圧倒されます)
『Xの悲劇』エラリー・クイーン
うーん、『Yの悲劇』の方が良かった…。
「Y」は、被害者の一族がおもしろかったからだろうか。
「X」は誰が何人死のうがはらはらしないというか、
犯人誰でもいいやって感じがするというか…。
(ドルリー・レーンが主役の<悲劇4部作>の第一作です。
『Yの悲劇』の評判が良いからねえ…。しょうがない)
『ミレニアム2 火と戯れる女』スティーグ・ラーソン
スウェーデンは未だにこんな男尊女卑思想のおっさんが
多い国なのかしらと思ってしまう。大丈夫か…?
(スウェーデンにドン引きしすぎて本筋が記憶に残ってないな。
第二作は、第一作に比べるとミステリ要素が減って、
代わりに壮大な陰謀やらアクションやら気合い(穴に埋められても
這い出すよ!)やらが増えました。
一気に映画的になったというか…。
リスベットが、無敵キャラゲシュタルト崩壊(『グラーグ57』のレオだな)
起こしてないか…という感想)
『スイス時計の謎』有栖川有栖
短編集。電車で読むのにちょうどいいお手頃さ。
(<作家アリスシリーズ>の中の、
<国名シリーズ>の7作目です。
表題作は「この5人の容疑者の証言を聞いて、
犯人を当てるぞ!」という直球ロジカル推理モノ。
お約束の「動機がそれか…っ!?」感もありますが、
まあ、そこはそれ。ってことで楽しめれば楽しいです)
『妄想炸裂』三浦しをん
作者20歳から22歳にかけてのエッセイ集。
まだ文章が雑なとこもあるけど、いや、自分の20代に比べたら
全然語彙数とか違うけど、若かったなという印象。
『風が強く吹いている』の構想がBLものとしてメモされてた。
意外とそのまんま書いたんだな、という印象…。
(2001年初版。作者にとっては第2エッセイ。
『格闘する者に○』(2000)のデビューと同時に
第1エッセイ『極め道』が出版されています。
早いな!)
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。
『すゞしろ日記』山口晃
「大根」を「すゞしろ」と言うとカッコいいように、
何もない日常をちょっとかっこよく描いてみようかと、
という前段がステキ。
(日本画の手法をつかう現代画家・山口晃のエッセイ漫画です。
ものすごい画力を持った作家さんの、ゆる~いイラストと語り。
逆にすごいな!と圧倒されます)
『Xの悲劇』エラリー・クイーン
うーん、『Yの悲劇』の方が良かった…。
「Y」は、被害者の一族がおもしろかったからだろうか。
「X」は誰が何人死のうがはらはらしないというか、
犯人誰でもいいやって感じがするというか…。
(ドルリー・レーンが主役の<悲劇4部作>の第一作です。
『Yの悲劇』の評判が良いからねえ…。しょうがない)
『ミレニアム2 火と戯れる女』スティーグ・ラーソン
スウェーデンは未だにこんな男尊女卑思想のおっさんが
多い国なのかしらと思ってしまう。大丈夫か…?
(スウェーデンにドン引きしすぎて本筋が記憶に残ってないな。
第二作は、第一作に比べるとミステリ要素が減って、
代わりに壮大な陰謀やらアクションやら気合い(穴に埋められても
這い出すよ!)やらが増えました。
一気に映画的になったというか…。
リスベットが、無敵キャラゲシュタルト崩壊(『グラーグ57』のレオだな)
起こしてないか…という感想)
『スイス時計の謎』有栖川有栖
短編集。電車で読むのにちょうどいいお手頃さ。
(<作家アリスシリーズ>の中の、
<国名シリーズ>の7作目です。
表題作は「この5人の容疑者の証言を聞いて、
犯人を当てるぞ!」という直球ロジカル推理モノ。
お約束の「動機がそれか…っ!?」感もありますが、
まあ、そこはそれ。ってことで楽しめれば楽しいです)
『妄想炸裂』三浦しをん
作者20歳から22歳にかけてのエッセイ集。
まだ文章が雑なとこもあるけど、いや、自分の20代に比べたら
全然語彙数とか違うけど、若かったなという印象。
『風が強く吹いている』の構想がBLものとしてメモされてた。
意外とそのまんま書いたんだな、という印象…。
(2001年初版。作者にとっては第2エッセイ。
『格闘する者に○』(2000)のデビューと同時に
第1エッセイ『極め道』が出版されています。
早いな!)